「真実の口」1,533 PLU コード

新型コロナウィルスに関しての寄稿ばっかっりだったので、新しいネタを仕込まなければいけないなあと思いつつ、ネットでネタを探してみた・・・(笑)

動画でこんなものを見つけた・・・(@・Д・@)??

文字を起こしてみた・・・(笑)

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バナナやアボカド

キイウイ、グレープフルーツなど、

輸入の果物一つ一つに

付けられているシール、

記載している内容を

よーく見たことがありますか?

よく見ると、

番号が書かれているのが

わかると思います。

これは流通のために

商品のサイズや種類を

示しています。

私:「o(‘ー’o)ウン♪」

このシールは

“ PLU コード”
( Price Look-Up Code)

と呼ばれるものですが、

実はこの番号の意味を知っておくと、

良いことがあると

話題になっています。

PLUコードは通常 4 桁で、

それは一般的な栽培方法で

生産されたことを示しています。

私:「(/◎\)ゴクゴクッ・・・知っているよ」

しかし、一部の作物には

5 桁の数字が書かれた

シールが貼られています。

その場合、

8 か 9 で始まるのですが、

それぞれ以下のような

意味になります・・・

8 で始まる 5 桁のコード:遺伝子組み換え作物

9 で始まる 5 桁のコード:オーガニック作物(有機農法)

5 桁のものは

8 で始まるか 9 で始まるかで大違い!

日本の店頭に

遺伝子組み換え食品が

並ぶことはまずないと思いますが、

もし PLU シールが貼られている

果物を見かけたら

チエックしてみてください。

私:「Σ(・ω・ノ)ノ」

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同様の動画や同様のことを謳っている Website が数多あるようだ・・・

こんな解説がされているものもあった。

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・ 4 桁で「 3 」か「 4 」で始まるコード=化学肥料使用。
➡遺伝子組み換えでこそないものの、生産過程で化学肥料や農薬などを大量に使用していることが考えられます。

・ 5 桁で「 8 」で始まるコード=遺伝子組み換え作物。
➡健康への悪影響が懸念される・・・遺伝子組み換え食物( GMO )には注意が必要です。

・ 5 桁で「 9 」で始まるコード=有機栽培。
➡殺虫剤、化学肥料無しのオーガニック。

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さてさて、解説である・・・。

多くの人が気付いていると思うが、食品であろうが、雑貨であろうが、一般的に流通して、販売されている商品には、そのひとつひとつに“バーコード”が付けられている。

例えば、私たちが作っている「ボディクリーム」痛快 Extra のバーコードは以下のようになっている。

「ボディクリーム」痛快ExtraのJAN コード

4580450480059

これをスマートフォンのバーコードリーダーで読み込むと・・・。

このように商品が分かる仕組みになっている・

このバーコードは、 JAN コードと呼ばれるものである。

JANコードとは、 Japanese Article Number コードの略称で、「一般財団法人 流通システム開発センター」が管理し、バーコードを商品に表示することにより、 POS システムをはじめ、受発注システム、棚卸、在庫管理システムなどに利用されているものである。

JAN コードには、登録された国の情報、メーカーの情報、商品ごとに割り当てられた番号の情報が書かれている。

つまり、 JAN コードは、数字だけで、どの国の、どの事業者の、どの商品か、を表す世界共通の商品識別番号というわけだ。

JAN コードには、標準タイプ( 13 桁)と短縮タイプ( 8 桁)の2つの種類があり、標準タイプ( 13 桁)は GTIN-13 、短縮タイプ( 8 桁)はGTIN-8と呼ばれている。

「ボディクリーム」痛快 Extraの場合は、標準タイプ( 13 桁)で表示されている

数字の表す意味は、以下のようになる・・・。

458045048 005 9
  ①     ② ③
① GS1 事業者コード( 9 桁または 7 桁)
②商品アイテムコード( 3 桁または 5 桁)
③チェックデジット(※ 1 )( 1 桁)

(※注 1 ) 符号の入力誤りなどを検出するために、元の符号に付加される数字のこと。CD、C/Dと略される。

ただ、この JAN コードには、商品の価格についての情報は含んでいない。

これに商品価格の情報を紐づけしたものが PLU コードである。

レジで商品のバーコードを読み取ることにより、店側のデータベースの中にある商品価格の情報にアクセスして、その商品の価格を調べに行くというシステムである。

PLU コードで何が分かるかと言うと・・・。

“Category”・・・種類(例:果物、野菜)
“Commodity”・・・商品(例:バナナ、タマネギ)
“Variety”・・・多様性(例:色、形)
“Size”・・・大きさ(例:大、小)

これらを組み込んで価格をつけていくと言うことになるわけだ。

以下のサイトを見れば、イメージが分かるかな?

PLU(Price Look Up)コードを調べる

ではでは、最初に紹介した動画は真実なのか?

正直、どうでも良いものである・・・(笑)

5 桁で「 8 」で始まるコードが、遺伝子組み換え作物だという情報は(現在は)嘘だし・・・。

この情報は、全く嘘と言う訳でもないんだが、 PLU コードを管理する国際生産基準連盟( International Federation for Produce Standards :IFPS )が、 8 のついた 5 桁のものは遺伝子組換え作物であることを表すように制度を設けたのだが、 2015 年 7 月、この制度をやめることを発表したというオチがあるからだ。

しかもその理由は、「使われなかったから(笑)。」というもので、世の中には 8 のついた 5 桁の作物は全く存在しかったということなのだ。

ではでは、 3 だの、 4 だの、 9 だのの農薬使用かオーガニックかということへの判別に役立つかと言えば、これもどうでも良い・・・(笑)。

果物や野菜の輸入に関しては、「植物防疫法」と「食品衛生法」は絡んでくるので、薬品処理されたり(?)、燻蒸処理されたり(?)、“ソレ”なりの“ソレ”である・・・。

情報は正しく受取ろう・・・(笑)。