「真実の口」1,786 2021年 年の瀬に寄せて・・・

昨年に続き、コロナに明け、コロナに暮れた年となった。

12 月 30 日 23:59 時点・・・。

日本国内の感染者数は、 1,733,054 人、死亡者数は、 18,392 人という状況だ。

全世界では・・・。

12 月 31 日 09:00 時点・・・。

感染者数が、 286,841,142 人、死亡者数が、 5,447,412 人と感染拡大は続いている。

大阪事務所がある寝屋川市で、“オミクロン株”の『市中感染』が報告されて以降、各地で感染が拡大している。

29 日(水)には、全国で 501 人の感染が確認され、 10 月 16 日以来、一日の感染者の数が 500 人超えとなった。

感染爆発の瀬戸際の中、岸田首相は、国民へ向け、動画を配信した。

「こんにちは。

内閣総理大臣の岸田文雄です。

2021 年もあとわずかです。

皆様が心穏やかに師走を迎えられていることを願っています。

昨年に引き続き、今年も、コロナとの戦いにより、皆様には不自由な生活をお願いすることとなりました。

医療従事者の皆様には、昼夜を問わず、大変なご尽力をいただきました。

介護や教育、保育などの現場の皆様にも、感染拡大防止にご協力をいただきました。

飲食、宿泊業、文化芸術、運輸業などの皆様には、大変なご負担をおかけしたことと思います。

官庁や自治体の職員の皆さんも寝食を惜しんで務めてくれました。

何より、国民の皆様には、ワクチン接種にご協力いただき、先進国で最も高いワクチン接種率を達成しました。

さらに日々の感染対策にもご協力頂いていることで、我が国は、世界で感染が最も少ない国の一つになっています。

皆さんのご協力に改めて感謝します。

コロナ対応に明け暮れた 1 年ではありましたが、明るい未来への兆しもありました。

夏の東京オリンピック、パラリンピックをはじめ、野球、テニス、ゴルフなど、日本の選手が世界の舞台で最高の活躍を見せてくれました。

また、科学技術、文化芸能をはじめ、多くの分野で日本人が世界的な評価を受け、若い才能も開花しました。

そんな明るい未来への兆しを確かなものにしていくために、この年末年始、国民の皆様にお願いです。

現在、オミクロン株が世界的な感染拡大をもたらしています。

我が国としては、万全の水際措置を取るとともに、国内での感染拡大という最悪の事態も想定しながら、 3 回目のワクチン接種の前倒し、無料の PCR 検査の拡大、飲める治療薬の普及、そして医療提供体制の確保に万全を尽くしています。

年末年始は、忘年会や新年会、帰省、旅行など、友達や家族との楽しみがたくさんあると思います。

その際には、今一度、手洗い、マスクの着用、三密の回避など、基本的な感染防止対策を徹底していただきますよう、お願いします。

そして、岸田政権は、来年も、国民の皆様の思いに応えられるよう、国民の声を聞く丁寧で寛容な政治を進めます。

「国民の声を聞く」とは、多様な意見に丁寧に耳を傾け、より良い方法やアイディアがあれば、躊躇なく取り入れ、政策を常に見直し・改善していくことです。
大切なことは、国民にとって何がベストかを徹底して追い求め続けることです。

ともにより良い未来を築いていきましょう。

それでは、皆さん、よい新年をお迎えください。」

さて、今年一年を振り返ってみる・・・。

1 月 7 日 – 新型コロナウィルス感染拡大に伴い、首都圏の 1 都 3 県(東京・神奈川・千葉・埼玉)に対し、 2 度目の緊急事態宣言の発出。

1 月 16 日 – 2020 年までの「大学入試センター試験」の後継となる 1 回目の「大学入学共通テスト」が開始。

2 月 3 日 – 改正新型インフルエンザ対策特別措置法が参院本会議で可決・成立。

2 月 11 日 – 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長が不適切発言を理由に辞任。

2 月 15 日 – 日経平均株価が 30 年半ぶりに一時 30,000 円台を回復。

2 月 17 日 – 日本国内で COVID-19 ワクチンの接種開始。

2 月 18 日 – 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の会長人事で前国務大臣の橋本聖子氏が就任。

2 月 20 日 – テニスの四大大会の一つ、全豪オープンで、女子シングルス決勝が行われ、大坂なおみ選手が 2 年ぶり 2 度目の優勝。

3 月 19 日 – 第 93 回選抜高校野球大会が、甲子園球場で 2 年ぶりに開幕。

4 月 11 日 – 男子ゴルフの松山英樹選手が、四大メジャー大会の一つ、マスターズ・トーナメントで初優勝を飾り、日本男子初のメジャー制覇。

4 月 22 日 – 菅首相が、オンライン形式で開かれた気候変動問題に関する首脳会議で演説し、 2030 年度までに温室効果ガスを 13 年度比で 46% 削減するとの新たな目標を表明。

5 月 21 日 – 改正少年法が成立。 2022 年 4 月から、 18 歳と 19 歳の少年を「特定少年」と定め、起訴後の実名報道が可能となった。

6 月 6 日 – 陸上の山県亮太氏が、布勢スプリント(鳥取市)の男子 100m で 9 秒 95 (追い風 2.0m )の日本新記録を樹立。

7 月 3 日 – 記録的な大雨に見舞われた静岡県熱海市伊豆山地区で大規模な土石流が発生し、 20 人以上が巻き込まれ多数の安否が不明となった。

7 月 4 日 – 東京都議選(定数 127 )の投開票が行われ、自民党は 33 議席で第 1 党を奪還したが、公明党と合わせても過半数( 64 議席)には届かなかった。

7 月 9 日 – 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会が、東京など 1 都 3 県で五輪競技を無観客で開催すると発表。

7 月 23 日 – 東京オリンピック開幕。 205 ヶ国・地域と難民選手団を合わせて約 11,000 人の選手が参加。

8 月 6 日 – 国内の新型コロナの感染者数が累計 100 万人を突破。

同日 – 小田急小田原線の成城学園前駅 – 祖師ヶ谷大蔵駅間を走行中の上り快速急行電車にて 36 歳の男が刃物を振り回し、逃げた際に転んだ乗客を含め 10 人が重軽傷を負った無差別刺傷事件が発生。

8 月 8 日 – 2020 年東京オリンピック閉幕。日本は金メダル 27 個で歴代最多。銀 14 個と銅 17 個を加えた総数 58 個も夏冬を通じて最多を獲得。

8 月 24 日 – 東京パラリンピック開幕。

8 月 26 ・27 日 – 国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は、 26 日に「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」を世界自然遺産に、 27 日には「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産にそれぞれ登録することを決定。

9 月 1 日 – デジタル庁が正式に設置。

9 月 3 日 – 菅首相が退陣表明。

9 月 5 日 – 東京パラリンピック閉幕。日本のメダルは金 13 個、銀 15 個、銅 23 個の計 51 個で、 2004 年アテネ大会に次ぐ史上 2 番目のメダルを獲得。

9 月 27 日 – 大相撲の横綱白鵬が現役引退表明。歴代最多の 45 回優勝。

9 月 29 日 – 自民党総裁選が投開票され、岸田文雄・前政調会長が河野太郎行政・規制改革相らを破り、第 27 代総裁に選出。

10 月 4 日 – 菅義偉内閣が総辞職。第 205 臨時国会が召集され、内閣総理大臣指名選挙を実施。自民党総裁の岸田文雄が第 100 代内閣総理大臣に選ばれ、岸田内閣が発足。

10 月 5 日 – アメリカ・プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎(アメリカ国籍)が気候変動モデルの研究で評価され、ノーベル物理学賞を受賞。

10 月 28 日 – 沖縄県沿岸などに今年 8 月に噴火した海底火山福徳岡ノ場の軽石が帯状で大量に漂流漂着し、漁業などに深刻な被害が発生。

10 月 31 日 – 第 49 回衆院選が 31 日投開票され、自民党が追加公認を含めて単独過半数( 233 議席)を超える 261 議席を獲得。

同日 – 東京都調布市京王線を走行中の特急の車内で男が乗客を刃物で刺傷するなどし、 17 人が負傷。男はハロウィーン特有の仮装を身につけ、犯行に及んだ。

11 月 1 日 – 3 代目新 500 円硬貨発行。

11 月 13 日 – 将棋の竜王戦七番勝負で、藤井聡太三冠が豊島将之竜王にシリーズ 4 連勝し、初の竜王を獲得。王位、叡王、棋聖と合わせた四冠を史上最年少の 19 歳 3 ヶ月で達成。

11 月 18 日 – 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が、今季のア・リーグ最優秀選手( MVP )を獲得。日本人選手の受賞は 2001 年のイチロー氏(マリナーズ)以来、 20 年ぶり 2 人目。

11 月 27 日 -プロ野球の日本シリーズは、東京ヤクルトスワローズがオリックス・バファローズを破って、 20 年ぶり 6 度目の日本一に輝いた。

11 月 29 日 – 東京地検特捜部は日、日本大学の田中英寿理事長を所得税法違反容疑で逮捕。

11 月 30 日 – 新型コロナの新たな変異株「オミクロン株」の各国での感染拡大を受け、政府は、外国人の新規入国を原則停止。

12 月 17 日 – 大阪市北区曽根崎新地の堂島北ビル 4 階で火災が発生。 25 人が死亡、 3 人が負傷。大阪府警はクリニックの元患者で、現場から心肺停止の状態で搬送された男が事件に関与した疑いがあると特定。男は蘇生したものの重篤な状態で、府警は逮捕状の請求を見送っているが、事案の重大性を鑑みたとして異例の判断で男の氏名を公表。

貴方にとっては、どんな年だっただろうか?

残念ながら、新型コロナウィルスの感染状況は、全ての展開で、私の推察通りに動いている・・・。

年末年始にかけて、“オミクロン株”が感染爆発を起こさないことを祈る。

2022 年が、この星の生きとし生けるものにとって、より良き年になることを祈念して、今年のブログを終える。

今年もおつきあいいただき感謝の意に耐えない・・・。