「真実の口」1,683 新型コロナウィルス・・・186

前回(新型コロナウィルス・・・ 183 )の続き・・・。

19 例のワクチン接種後の死亡症例を取り上げたのだが・・・。

前回の合同部会( 4 月 30 日)以降、副反応疑い報告において、医療機関又は製造販売業者から死亡として報告された事例が新たに 20 件あり、令和 3 年 2 月 17 日から令和 3 年 5 月 7 日までに報告された死亡事例は計 39 件となったようだ。

新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要

分かりやすいよう、年齢、性別、接種日、発生日、基礎疾患の有無、死因を表にしてみた。

 

No. 年齢 性別 接種日 発生日 基礎疾患 死因
1 61 2月26日 3月1日 くも膜下出血
2 26 3月19日 3月23日 脳出血(小脳)、
くも膜下出血
3 72 3月24日 3月27日 脳出血
4 65 3月9日 3月28日 不明 急性心不全
5 62 4月1日 4月2日 不明 溺死
6 69 3月17日 3月26日 脳出血
7 51 3月25日 4月8日 心室細動
8 73 4月5日 4月13日 肺出血、
可能性脊椎炎
9 37 4月5日 4月8日 心肺停止
10 102 4月12日 4月16日 誤嚥性肺炎、
気管支喘息、
心不全
11 46 3月19日 3月20日 急性大動脈解離、
心タンポナーデ
12 90 4月20日 4月22日 急性心不全、
心筋梗塞等
13 77 4月19日 4月24日 脳幹出血
14 91 4月21日 4月26日 脳出血
15 85 4月21日 4月24日 急性心臓死
16 90 4月22日 4月24日 肺血栓塞栓症
17 93 4月22日 4月25日 老衰
18 88 4月23日 4月23日 嘔吐後の誤飲、
窒息
19 101 4月23日 4月26日 心肺停止
20 87 4月16日 4月17日 心不全、
心肺停止
21 55 4月17日 4月19日 急性心筋梗塞
22 90代 4月19日 4月20日 不明 老衰
23 45 4月21日 4月26日 不明
24 44 4月21日 4月25日 くも膜下出血
25 70 4月22日 4月25日 不明
26 92 4月26日 4月28日 老衰
27 91 4月27日 4月27日 心肺停止
28 40 不明 4月26日 不明 心肺停止
29 26 4月28日 5月3日 心肺停止
30 93 4月22日 4月26日 性心筋梗塞、
急性心不全
31 51 4月23日 5月7日 心不全の増悪、
心筋梗塞
32 82 4月26日 4月27日 虚血性心疾患疑い
33 76 4月28日 5月7日 脳梗塞(脳底動脈閉塞による脳梗塞)
34 97 4月29日 5月1日 不明
35 69 4月29日 5月7日 胸部大動脈解離
36 63 4月30日 5月3日 脳底動脈瘤破裂、
くも膜下出血
37 70 4月30日 5月1日 心肺停止
38 95 4月30日 5月5日 狭心症の疑い
39 90 5月6日 5月6日 嘔吐による
気道閉塞

表にして並べると、色々、気付くことがあるのではないだろうか?

男女比は・・・。

男性: 17 人
女性: 22 人

若干、女性の方が多いようだ。

これは、アナフィラキシー・ショックの症例とも重なる

年齢構成は・・・。

20 代・・・ 2 人
30 代・・・ 1 人
40 代・・・ 4 人
50 代・・・ 3 人
60 代・・・ 6 人
70 代・・・ 6 人
80 代・・・ 4 人
90 代・・・ 11 人
100 代・・・ 2 人

60 代以上が多いのは否めないが、 20 代~ 50 代という比較的若い世代でも死亡報告があるということが分かると思う。

特に、亡くなられた 20 代の例をピックアップしよう。

【 症例 2 :26 歳・女性】

・ 3 月 19 日、ワクチン接種( 1 回目)。接種後、アナフィラキシー等なし。体調変化なし。
・ 3 月 22 日、 通常勤務。
・ 3 月 23 日、 夜勤だが出勤されず、家族へ連絡し、当院職員も自宅へ。
・午後 5 時 15 分ごろ、家族、警察、救急隊が先に到着し、死亡確認された。
・検死により午前 11 時頃の死亡と推定された。
・午後 7 時 48 分、 AI (Autopsy imaging :死亡時画像診断)のため当院へ到着。
・全身 CT の結果、頭部 CT 、小脳左半球 CP Angle にかけ、直径 3.5cm の血腫あり、石灰化(+)で形態より血管腫や髄膜腫などの血管性腫瘍からの出血が疑われる。
・脳動脈瘤の可能性もあり。
・脳幹への圧排が左背側からあり、周囲にくも膜下出血のひろがりあり、側脳室内に血液流入あり。
・肺野では両側肺に中枢側を中心に肺水腫の所見あり。
・よって、小脳出血の脳幹部圧排、くも膜下出血等、脳出血を直接死因とした。

「女性セブン」によると、女性は看護師で、リビングで食事を取っている時、体調が急変した可能性が高いという・・・。

【 症例 29 :26 歳・男性】

・ 4 月 28 日、優先接種により 1 回目接種。
・ 5 月 3 日午後 21 時 30 分頃、自宅で心肺停止状態で家族に発見された。
・同日午後 22 時 6 分、報告医療機関へ救急搬送。搬送時、すでに死後硬直を認め、心肺蘇生を行った。
・同日午後 22 時 23 分、死亡確認。
・検視、死亡 CT では死因は不明。
・警察による死亡推定時刻は、 5 月 3 日昼頃。
・事件性に乏しいため、司法解剖は対象外との判断。
・病理解剖は、家族の希望なく未実施。
・家族の話では 5 月 2 日よりダイエットを開始。
・不眠のため、ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を内服。
・基礎疾患は、片頭痛程度とのこと。

どちらの例も急変で対処のしようがなかったようだ。

もう一つ、接種時から発生時までで時間を見てみると・・・。

驚くことに、 39 症例中、 31 例が 5 日以内に亡くなっている。

内 22 例は 3 日以内に亡くなっている。

次に、基礎疾患の有無を見てみると・・・。

基礎疾患あり: 20 人
基礎疾患なし: 15 人
不明: 4 人

基礎疾患の有無は、左程、関係ないようだ・・・。

特に、20 代、 30 代(花粉症)、40 代の方たちは、基礎疾患は無いのである。

もう一つ、死因を見てみると、ある特徴的なことに気づかないだろうか?

男性は心臓系の死因、女性はくも膜下出血あるいは脳内出血という出血性脳卒中、そして血液に関する死因が多いということだ。

首相官邸からの発表によると、令和 3 年 5 月11 日までのワクチン総接種回数は・・・。

・医療従事者等: 4,487,420 回
・高齢者等: 506,608 回
・合計: 4,994,028回

100 万回接種あたり 7.8 件の死亡が確認されたということになる。

厚労省から接種人数が広報されている 2021 年 2 月 17 日~ 2021 年 5 月 2 日の期間で見ると・・・。

28 件/ 2,780,388 人接種
28件 / 3,823,386 回接種(※注 1 )

(※注 1 ) 1 回目: 2,780,388 接種、 2 回目: 1,042,998 接種(うち、高齢者等接種 1 回目: 200,466 接種)

換算すると・・・。

10.0 件/ 100 万人接種あたり
7.3 件/ 100 万回接種あたり

これを接種が進んでいる米英と比較すると・・・。

【米国】

・ 2020 年 12 月 14 日~ 2021 年 1 月 13 日
・ 113件/ 13,794,904 回接種(※注 1 )
(※注 2 ) 2/3 が長期ケア施設の住人

8.2 件/ 100 万回接種あたり

・ 2020 年 12 月 14 日~ 2021 年 2 月 16 日
・ 510 件/ 28,374,410 人接種

18.0 件/ 100 万人接種あたり

【イギリス】

・ 2020 年 12 月 9 日~ 2021 年 4 月 28 日
・ 364 件/約 1,950 万回接種(※注 3 )
(※注 3 ) 1 回目約: 1,140 万回、 2 回目:約 810 万回接種

18.7 件/ 100 万回接種あたり

このように比較すると、米英よりも、若干、死亡報告が少ないのだろうか?

これを多いと捉えるか、少ないと捉えるかはあなた次第である・・・……シタタタッ ヘ(*¨)ノ

ついでにお隣の国も紹介しよう・・・。

【韓国】

・ 2 月 26 日~ 5 月 9 日
・ 417 6221 回接種
・副反応:19,631 件( 0.47% )
・死亡報告:95 件(※注 4 )
(※注 3 ) 副反応の報告時に死亡と報告されたケースで、軽症などとして報告された後に容体が悪化し死亡したケースは含まれない。

22.8 件/ 100 万回接種あたり

因みに、100 万人という大きい単位で考えるとぼやけてしまうので、もう少し小さく考えてみよう。

10.0 件/ 100 万人接種あたり( 2021 年 2 月 17 日~ 2021 年 5 月 2 日 )

10 万人で 1 人という風に考えると・・・。

事務所のある寝屋川市の人口が、 229,521 人(令和 3 年 5 月 1 日現在)なので、 2 人程度・・・。

自宅のある茨木市の人口が、 283,078 人(令和 3 年 3 月 1 日現在)なので、3人弱・・・。

寝屋川、茨木で 5 人程度・・・。

う~ん・・・。

多いかなぁ・・・?

あくまで、私見だが・・・。

ファイザーのワクチンは、 mRNA ワクチンという、これまで人類が接種したことのない新しいタイプのワクチンである。

mRNA ワクチンは、スパイクタンパク質(ウィルスがヒトの細胞へ侵入するために必要なタンパク質)の設計図となる mRNA を脂質の膜に包み、接種後、 mRNA がヒトの細胞内に取り込まれると、この mRNA を基に細胞内でウィルスのスパイクタンパク質が産生され、スパイクタンパク質に対する中和抗体産生及び細胞性免疫応答が誘導されることで、感染症の予防ができるものである。

ファイザー社は、『ワクチンが DNA 影響することはない。」と公表している。

しかし、ワクチン接種後、数年経過してからの、体内での変化は何も考慮されていないのである。

遺伝子組み換え作物でさえ、驚異に感じる貴方であれば、改めて、どんなリスクがあるのか自分で考えた方が良いと思う。

一応、危険を煽るばかりでは、一方的になので・・・。

新型コロナ変異株に対するワクチン接種者の約9割が 流行中の変異株に対する中和抗体を保有することが明らかに

これは、横浜市立大学学術院医学群 臨床統計学・山中竹春教授、同微生物学・梁明秀教授、 宮川敬准教授、附属病院 感染制御部・加藤英明部長らの研究チームが、現在接種が進められている新型コロナウイルスワクチンが、従来株のほか、様々な変異株に対しても中和抗体の産生を誘導し、液性免疫の観点から効果が期待できることを明らかにし、5 月 11 日、プレプリントサーバーの medRxiv 2 に投稿公開されたものである。

変異株に対する中和抗体の測定

朗報ではある・・・。

次回へ・・・。