前回の続き・・・。

4 月 25 日から 4 都府県にしたいして、3 度目となる緊急事態宣言が出されたのだが・・・。

残念ながら、政府、首町の思惑通りには人流は止められていないようだ。

流石に、医療緊急事態宣言下の大阪は他地域よりも減ってはいるようだが、吉村知事が思い描いているほどではなさそうだ。

そして、先週、私が危機感を持ってお伝えしたインド変異株だが・・・。

26 日(月)、加藤勝信官房長官が記者会見で、インド変異株が日本国内で 21 件確認されたことを明らかにした。

内訳は空港検疫が 20 件、国内事例が 1 件。

この 1 件は海外渡航歴の無い東京都在住者である。

空港の水際対策は万全なのか・・・？

空港で行われているのは抗原検査である(笑)。

厚生労働省が公開している動画を見てみよう・・・。

漏斗に唾液を出して検体を採取する方法のようだ。

日刊ゲンダイの 4 月 26 日の記事によれば、「 PCR 検査は検体中に 5 個以上のウィルスがあれば、陽性を感知するが、抗原検査では 100 個以上必要だ。その分、精度が劣る。」という。

加藤官房長官が記者会見した日の厚生労働省から発表された報道資料『新型コロナウィルス感染症の患者等の発生について(空港検疫)』を見てみよう！

新型コロナウィルス感染者 2 人、無症状病原体保有者 14 人、計 16 人。

ご覧の通り、圧倒的に「無症状」が多い。

更に、16 人中 10 人の行動歴が「インド」である。

ほとんどが 20 代～ 30 代で無症状ということを見れば、ざるのように市中に溶け込んでいったということだ・・・(笑)

残念ながら、インドは、今日現在、厚生労働省が指定する新型コロナウィルス変異株流行国及び地域には入っていない・・・┐(ﾟ～ﾟ)┌

対象国及び地域
➡イギリス、南アフリカ、アイルランド、イスラエル、ブラジル、アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、フランス、ベルギー、エストニア、チェコ、パキスタン、ハンガリー、ポーランド、ルクセンブルク、レバノン

上記の国及び地域は以下のような措置が取られている。

( 1 ) 出国前に検査し陰性証明
( 2 ) 入国時に空港で抗原検査
( 3 ) 指定場所で 3 日間待機
( 4 ) PCR 検査実施

インドからの入国は、現状、以下のような扱いだ。

( 1 ) 出国前に検査し陰性証明
( 2 ) 入国時に空港で抗原検査
( 3 )陰性なら(自宅などで) 14 日間待機要請

（　（　( ( ( ヾ( ﾟдﾟ)ﾉ゛ ) ) ）　）　） ﾊﾞﾘﾔｰ

効かなそうだ・・・(笑)。

さあ、我が国はインドのようになってしまうのか？

先週後半の感染動向を追ってみる。

4 月 23 日(金曜日)

4 月 24 日(土曜日)

4 月 25 日(日曜日)

次回へ・・・。