「真実の口」304 その住宅で大丈夫?26

今週いっぱい韓国出張である。

そのために、今週分のブログを書きためておき、家内にUPしてもらうことにする。

とりあえず、3月11日の東日本大震災の前に、 “その住宅で大丈夫?” というテーマで書いていたものが中途になっていたので、再開して寄稿する。

“その住宅で大丈夫?25″では、有害化学物質の分解の実験方法を寄稿した。

今回は、生活悪臭の分解の実験方法を紹介したい。

えみなシリーズを霧吹きに極々少量(耳かき程度)入れて、吹き付けるだけで、市販の消臭剤には適わないほどの、消臭効果がある。

消臭剤と言えば、すぐに出てくるのが、ファ●リーズではなかろうか?

ファ●リーズの商品解説では、『水をベースに、「トウモロコシ由来の消臭成分」、化粧品や薬用石けんに使われているものと同じタイプ「有機系の除菌成分」、野菜や果物に含まれる酸と同じ成分が配合されています。』という事になっている。

自然の物を使えば安全・安心とでも言いたいのだろうか?

このブログを読んでいる方なら、既に、お気づきだと思うが、除菌、殺菌、滅菌、抗菌等は非常に危険である。

生活空間のバクテリアのバランスを崩したりすると、当然、自身の体内のバクテリアバランスを崩してしまうことになるので、CM等に騙されないようにして欲しい。

その他にも、何度も書いたと思うが、住宅の消臭効果で、珪藻土、貝殻、備長炭、木炭、竹炭、ゼオライト、シラス(火山噴出物)、セラミック系、etc・・・の多孔質の素材が自然由来と言うことで、もてはやされている。

しかし、残念ながら、多孔質の吸着にはいずれ限界が訪れる。

多孔質の孔が満タンになったら、今まで、散々吸着し続けた有害物質、ウィルス、カビ、ハウスダスト、バクテリア、etc・・・これらが、混じりにあって、部屋の中に良いハーモニーを奏でてくれるかも知れない。

光触媒、空気触媒、等々も消臭効果は謳っているが、こちらの方が多孔質よりもっと危険である。

これらに関しては、当ブログの検索窓でチェックしていただければ、以前、書いた物が読めると思う。

えみなシリーズでさえ、お金を出すのがもったいないと言う人には、私の話の中で良く出てくるリーフレットでも良い。

リーフレットを市販のビニール袋に入れて、空気の出入りがしないようにセロテープで密着させて、冷蔵庫や下駄箱に入れてみよう。

冷蔵庫や下駄箱は色んな物が入っているため、その家独特の複合臭がある。

その臭いが、一日も経たないうちに消えているはずである。

ここで解るのは、キ●コとかで使われている活性炭の吸着と違い分解しているということである。

キ●コ等であれば、3ヶ月程度で活性炭が吸着しきれずに、取り替えの時期と言うことになるのだろうが、このリーフレットは半永久的に臭いを分解し続けてくれる。

子供がいる家庭では、子供にせがまれて、家庭で焼き肉をする機会が多いのではないだろうか?

焼き肉翌日の何とも言えない臭いは、多くの人が経験していると思う。

ただ、抗酸化工法の家であれば、焼き肉をしても、その翌日に臭いが残るということがない。

随分前になるのだが、以前紹介した会田氏の従兄弟にあたる本間さんの家を新築しているときのことである。

http://www.aida-soken.co.jp/pdf/experience.pdf

丁度、毛蟹の解禁と言うこともあり、会田氏が例のごとく、大量に毛蟹を準備してくれていた。

夕刻、施工途中のリビングになる場所に、皆で車座になって、その毛蟹に舌鼓を打った。

毛蟹を茹でたり、その毛蟹の残骸をそのままにしていたにもかかわらず、翌日、現場に行くと、全く臭いがしないのである。

蟹で有名な地方の旅館に行き、朝食を取ろうとすると、前日の蟹の臭いが残っていて食欲が減退したという経験はないだろうか?

前述の本間さんは、入居後は、焼き肉をするときはガレージでするらしいのだが、ガレージはコンクリートの打ちっ放しのみであるが(もちろん抗酸化溶液入り)、翌日には臭いは消えているという。

また、通常では消せない臭いにも効果がある。

例えば、独居老人が孤独死 し長期間放置された際の部屋全体に染みついた死臭、あるいは、火災時の煤の臭い・・・。

如何だろう?

リーフレットによる実験・・・これらの効果を試すのに50円で済んでしまう。