前回の続き・・・ 前回、前兆現象の数々を紹介した。 眉唾ものばかりのようだったが、地震予知学者が未だに縋りつく学説がある。 それは、“スロースリップ”という現象だ。 地震学の用語で、普通の地震によるプレートのすべり(スリ…
前回の続き・・・ 前回、前兆現象の数々を紹介した。 眉唾ものばかりのようだったが、地震予知学者が未だに縋りつく学説がある。 それは、“スロースリップ”という現象だ。 地震学の用語で、普通の地震によるプレートのすべり(スリ…
前回の続き・・・ 告知通り、東日本大震災後にまことしやかに語られた前兆現象の数々を紹介する。 【 短期的な前震 】 ・ 2 日前の 3 月 9 日 11 時 45 分、宮城県はるか沖の深さ 8km を震源とした M7.2…
前回の前兆現象の続き・・・。 5. 井戸水や温泉の混濁,枯渇,異常湧出,温度変化,化学組成変化など 地震の前にプレート境界付近で人間には感じられないほど地殻がゆっくりすべる「ゆっくりすべり」と呼ばれる現象が原因で地下水位…
前回の続き・・・。 前回、‟地震学ムラ”が作られる過程を寄稿した。 実際、どの規模の予算が当てられたのかを見てみよう。 上のグラフは、文部科学省から出されているものなのだが、昭和 40 年 ~ 平成 20 年までのもので…
前回の続き・・・。 『地震予知研究計画・第 1 次計画( 1965 ~ 1968 )』について寄稿した。 ゲラー氏によると、地震予知研究計画の中にある‟研究”という文字がキーワードになるらしい。 文部科学省の中に以下のよ…
前回の続き・・・。 前回、過去の大地震の地震前の発生確率と実際に起きた際の規模や被害を紹介した。 本当に地震の予知・予測は出来るのだろうか? ゲラー氏の著書には、地震予知研究にとって、発端となった文書が紹介されている。 …
前回の続き・・・。 「日本は地震予知ができないことを認めるべきだ。」 東京大学大学院理学系研究科:ロバート・ジェームズ・ゲラー客員共同研究員の言葉である。 ロバート・ジェームズ・ゲラー氏とはどんな人物なのだろうか? 19…
前回の続き・・・。 小沢慧一氏著『南海トラフ地震の真実』から、科学をベースにするため発生確率を引き下げたい「地震学」側 vs 予算確保のために現状維持を諮る「防災学」側という対立構造の果てに、南海トラフ地震の 30 年発…
前回の続き・・・。 小沢慧一氏著『南海トラフ地震の真実』によると・・・。 南海トラフ地震 30 年内発生確率 70 ~ 80% の予測をはじき出す『時間予測モデル』の提唱者は島崎邦彦東大名誉教授が元とされている。 島崎氏…
前回の続き・・・。 前回、出張前に台湾で地震があり、沖縄県に津波警報が発令された話を寄稿した。 3 日午前 7 時 58 分(日本時間午前 8 時 58 分)に発しした台湾東部沖地震は、 M7.4 という規模で、台湾で起…