月: 2010年6月
「真実の口」116 我々は何をすべきか?⑭

「真実の口」116 我々は何をすべきか?⑭

前回につづき水産業について寄稿する。 数年前に、私の出身地でもある長崎でフクの養殖にホルマリンを使用していたというニュースが新聞報道され話題になったことを覚えているだろうか? 2003年4月23日の日本経済新聞である。

「真実の口」115 我々は何をすべきか?⑬

「真実の口」115 我々は何をすべきか?⑬

水産業を憂う。 平成15年12月、徳島の海苔養殖業者から、抗酸化の技術を養殖に活かせないだろうかという依頼を受けた。 現地主義の私は、すぐに話を聞きに行った。 私の地元の有明海と瀬戸内海では海苔の養殖方法が違っていた。

「真実の口」114 我々は何をすべきか?⑫

「真実の口」114 我々は何をすべきか?⑫

前回、木材自給率が、平成20年度で24%という事を書いた。つまり、76%とは輸入木材ということになる。 この輸入木材は安全なのだろうか? 輸入木材が安全であればそれにこしたことがないのだが・・・ 皆は、植物検疫という言葉

「真実の口」113 我々は何をすべきか?⑪

「真実の口」113 我々は何をすべきか?⑪

前回に引き続き林業について書こうと思う。食糧自給率という言葉は聞いたことがあると思う。 平成18年には、40%を割れ込んで39%となり大騒ぎをしていた。 その後、どうかというと平成20年度で41%と言うことらしい。 しか

「真実の口」112 我々は何をすべきか?⑩

「真実の口」112 我々は何をすべきか?⑩

林業を憂う。 鎌倉市の鶴岡八幡宮境内にある大銀杏が3月10日に倒壊したのはニュースで随分取り上げられたので、記憶に残っている方も多いと思う。 県天然記念物にも指定されているご神木の倒壊に、近所に住む人々は随分と落胆の声を

「真実の口」111 我々は何をすべきか?⑨

「真実の口」111 我々は何をすべきか?⑨

このブログは、韓国からの帰国の飛行機の中で書いている。 火曜日から、3泊4日の予定で、前回農業指導をしたリンゴ園や唐辛子畑の途中経過を確認するための訪韓である。 詳しい内容は、再度、訪韓記として寄稿する。 とりあえず、私

「真実の口」110 我々は何をすべきか?⑧

「真実の口」110 我々は何をすべきか?⑧

原生林を歩き回って気がついたことが他にもある。 まず、我々が普段見るような雑草が無いと言うことである。 大方は、倒木や枯葉等で覆われている。 これは一つの仮説にしか過ぎないが、長い時間をかけて、その土地での優位性が取れた

「真実の口」109 我々は何をすべきか?⑦

「真実の口」109 我々は何をすべきか?⑦

ブログを読んで頂いている方から、「有機肥料なら良いのでしょうか?」という質問が来た。 答えはNoである。 化学肥料だろうが、有機肥料だろうが、肥料はNoである。 大自然に肥料という考えはない。 私の考では、有機肥料の方が

「真実の口」108 我々は何をすべきか?⑥

「真実の口」108 我々は何をすべきか?⑥

前回、土を自然に戻すということを書いた。 では、そもそも土とは何だろう? 多くの人が、自分の周りに当然の如く存在しているため、余り考えたことはないと思う。 地球が誕生して45億年。 その頃の地球にはまだ土はなく、表面は岩

「真実の口」107 我々は何をすべきか?⑤

「真実の口」107 我々は何をすべきか?⑤

農地と原生林では何が違うか? 原生林の木の根は、土の中のバクテリア、養分、水分を求めて、力一杯根を張ろうとする。 そのためには、適度に軟らかく、適度に水はけが良く、適度に保水できる土が必要である。 では、人間が作った農地