「真実の口」449 驚きのアレルギー・・・①

先週の10/17(水)、日本テレビ系で放送された「ザ・世界仰天ニュース」を出張先のホテルの部屋で見た。

今回は、『アレルギー・スペシャル』ということで、2種の珍しいアレルギーについて取り上げていた。

この番組で、アレルギーが取り上げられるのも、Part12ということで、もう、12回にものぼるようである・・・。

この番組は、タイトルが気になるときだけ見るのだが、いつもは、アルコールタイムの心地よい時間帯なので、詳細までは覚えていないのだが、今月は私的な禁酒月間にあたり、アルコール無しでこの番組を見ていた。

再現VTRの一本目は、イギリス・ロンドンに住むパワフルに仕事をこなす46歳のキャリア・ウーマンが取り上げられていた。

女性の名は、マルティ・スタンレー・・・。

最近、体にできるジンマシンに悩まされているという。

マルティは、たいしたことはないだろうと、市販の塗り薬を塗って、痒みを抑えていた。

しかし、たまたま遊びに来ていた妹ニコルが、ジンマシンに気付き、仕事が忙しすぎて、生活が不規則なのではないかという指摘を受けた。

確かに、マルティは、残業続きで、外食ばかりであると思い当たる節があった。

そこで、マルティは、一念発起して、夕食を家で作り、揚げ物を控え、野菜とフルーツたっぷりの食事を摂るようにした。

朝も早起きして、朝食もしっかり摂り、メニューも玄米パンやオーガニック食品というヘルシーな食事に徹底した。

更に、休日には、ジョギングするような健康的な生活を送っていた。

しかし、痒みは一向に収まらず、それどころか、全身が真っ赤になっていった・・・。

マルティは、堪らず、病院へと行くことにした。

医師の診断では、アレルギー反応が出ているという。

医師の「昨日、特別なことをしていないか?」の問いに、マルティは「歯医者に行った」と答える。

中には、歯科医の使うゴム手袋にアレルギー反応が出る“ラテックスアレルギー”を持つ人もいるので、パッチテストをしてみようということになった。

マルティは、ラテックスに加え、その他12種類のアレルギーテストをしてみた。

しかし、検査した12種類のアレルギーテストには、アレルギー反応は出なかった。

医師は、疲れやストレスが原因かも知れないと言う判断で、取りあえず薬を処方して、痒みを抑えることを提案した。

病院に行っても答えが見つからない症状に、不安を抱えていたマルティだったが、またまた、遊びに来ていた妹ニコルが原因を見つける。

ディナーを一緒に食べていたマルティの首筋が、ネックレスに沿って、真っ赤になっていたのである。

「もしかすると、金属アレルギーではないか」という妹ニコルの指摘に、マルティは、確かに貴金属をつけている時に痒みが酷くなっているということを思い出す。

そこで、マルティは、家からありとあらゆる金属を一掃した。

持っているアクセサリーを惜しげもなく、ゴミ袋に入れて、捨ててしまうマルティを見て、思わず、「男前~!」と溢れてしまった。

笑えるのは、極力、金属が触れないようにと、台所の流しのステンレス部にテープを貼り、金属の露出を避けていたことである。

更に、歯医者に行き、銀歯を抜いてしまった・・・( ̄□ ̄;)!!

いやいや、笑っちゃいけないとこだった・・・ (^^;)

マルティは、徹底的に金属を排除し、規則正しい生活を送っていた・・・。

しかし、ある朝、目が覚めると、顔や首筋が真っ赤に腫れ上がっていた。

マルティは、急いで病院へ行った。

診断の結果は、予想通り、金属アレルギーで、特に、ニッケルに強い反応が出ているということだった。

本来、ニッケルは耐食性に強く、金属の表面処理に使われ、安価なアクセサリー類に多く用いられている。

しかし、まれに、アレルギー体質を有している場合、汗などで微量に溶け出した金属イオンが皮膚を通じて、吸収されることによってニッケルアレルギーとして反応が起こるのである。

だが、マルティは、金属を極力避ける生活を送っていた・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

何故、レルギー反応が出たのか???

それは、マルティが送っていた健康志向の食生活が原因だったのである。

以下の食品群は、他の食品より、ニッケルが豊富に含まれているらしい・・・。

ブロッコリー、ほうれん草、カボチャ、ココナッツ、チョコレート、きなこ、大豆、青のり、くるみ、キビ、落花生、カシューナッツ、グリンピース、タケノコ、しそ、ナメコ、昆布、干しひじき、お茶類etc・・・。

ニッケルアレルギーの自覚のある人は、注意した方が良さそうである・・・。

マルティの場合は、健康志向を高めたために、これらの食品を極端に摂りすぎたために、症状が酷く出たものと思われる・・・。

現在、マルティは、医師に禁止された食品は避け、アクセサリーもニッケル以外のものを使用しながら、通常の生活を送っている。

次回へ・・・。