「真実の口」457 韓国代理店 BTNG社金明春氏来日①

今週、11/5(月)~11/8(木)にかけて、韓国代理店でもある株式会社BTNGの金明春社長が、日本の抗酸化を勉強するために来日していた。

当ブログを読んでいただいている人ならばお判りのことと思うが、今年7月に急逝した前社長金栄春氏の実弟である。

明春氏は、今年5月に韓国でも著名な財閥企業を退社し、栄春氏と一緒に抗酸化ビジネスに取り組もうとしていた矢先の兄の急逝だった。

私がお通夜のために訪韓して、その翌日には葬儀・納骨が執り行われたのだが、その翌々日には、気丈に仕事に取り組み始めていた。

分からないことがあれば、私宛に英語で質問のメールを送り、私の回答に対して、不明な点があれば、改めて、質問のメールを送ってくるという状況だった。

メールの数を見てみたのだが、7月以降で、実に81件にものぼる。

時間を見ても、本当にマチマチである。

その彼が、是非、一度、日本を訪れて勉強したいというのだから、一も二もなく承諾した。

会田氏と私のスケジュールの都合で、11/5(月)札幌千歳空港から入国してもらうことにした。

もちろん、私もそれに合わせて、大阪から朝の便で、北海道入りした。

4ヶ月ぶりの再開になるのだが、挨拶も程々に、車に乗り込み移動した。

会田氏には、事前に、望月製麺所と抗酸化陶板浴&髪工房三春の見学の段取りをしてもらっていた。

望月製麺所では、明春氏と通訳の朴さん2人には、工場見学をしてもらい、泉田会長のご厚意により、新製品の担々麺を事務所でご馳走にまでなった。

その後、抗酸化陶板浴&髪工房三春に移動し、会田総研の前体制時代の抗酸化陶板浴及び理容室を見学させてもらった。

毎度毎度の事ながら、快くご協力を頂いている望月製麺所の泉田会長、奥様、望月社長、そしてスタッフの皆さんには感謝の念に堪えない。

また、抗酸化陶板浴&髪工房三春のご夫婦には、普段から、会田総研の登別事務所であるかのように、勝手気ままにミーティングに使わせていただき、非常に申し訳なく思うと共に、感謝の念に堪えない。

二軒の見学を済ませて、研究所へ移り、ミーティングを行った。

その中で、韓国のビジネススタイルと日本のビジネススタイルの違いが浮き彫りとなった。

韓国では、数多くのアイテムを取りそろえ、その中の一点で興味を持ってもらうことにより、次に繋げていくというスタイルが一般的らしい・・・。

そこで、サンプル的に提供した土壌改良材を枕の中に入れた物が好評だったので、抗酸化枕を開発したいと言う・・・。

また、最近、韓国で流行っているらしいのだが、一人用サウナを抗酸化処理して欲しいという要望が顧客からあるので、開発してみたいと言う・・・。

もちろん、この打診も、日本国内に限らず、海外においても、私の許可無く、勝手な抗酸化溶液を利用した製品の開発は厳禁しているからである。

そこで、明春氏にどれくらいの数の要望があるのか聞いてみたら、枕に関しては数件、サウナに関しては2件というのである。

その程度で、製品を開発していては、在庫を抱えるだけで、会社が機能しなくなってしまう。

会田総研に対しても、こんな製品が欲しいという要望があり、それから製品化したものも少なくない。

しかし、基本的に、現状で私が不要と判断したものは、製品化されることはない。

多くの理由は、現状の製品で代替がきく物は、まず、製品化しない・・・。

それ以外にも、抗酸化溶液のもたらす効果が逆効果になる場合も製品化しない・・・。

例えば、タッパーウェアのような密閉容器等がそうである。

これは、本当に数多くの方から、作って欲しいという声が、以前からある。

しかし、残念ながら、密閉容器の中に入れる物を制限しなければいけなくなるのである。

生肉や生魚だと発酵が進みすぎて、強烈な発酵臭を発してしまう。

その他にも、水分を多く含んだ物は、発酵が進みやすく、容器の中で発酵ガスが充満して、破裂してしまう可能性もある。

とてもじゃないが、使用制限や使用方法が難解な製品の開発はするつもりはない・・・。

結局、私が許可しないという風に私を悪者にして、韓国のユーザーの要望は撥ね付けるようにと言うことで、納得してもらった。

その後、栄春氏らが訪日した際、非常に喜んでいただいた炭火焼きで有名な北のランプ亭で食事をして1日目が無事に終わった。