「真実の口」480 ノロウイルス①

12月31日、1月1日と連続で寄稿しているのに、今日で、3日連続での寄稿となる。

正月3が日にも関わらず、仕事をしている自分に、つくずく働くのが好きなのか(?)、はたまた、単なる貧乏性なのか(?)と我ながら呆れてしまう。

新年一発目のネタに、昨年末から猛威を振るっているノロウイルスを取り上げてみたいと思う。

12月のノロウイルスのニュースだけでも事欠かない・・・。

12月3日、宮城県柴田郡内の小学校の児童54人が集団感染。

同日、広島市中区大手町の飲食店「かき船かなわ」を利用した会社員6人が、集団感染し、後日、同店を当面の間、営業禁止処分。

12月4日、大阪府大東市内の病院で、入院患者と職員計82人が集団感染し、80代の女性と70代の男性が死亡。

12月6日、愛媛県松山市文京町の松山赤十字病院で、12月初旬、入院患者8人がノロウイルスに院内感染し、市内の88歳の男性が感染による多臓器不全で6日に死亡。

12月12日、神奈川県横須賀市立公郷小学校の2年1組の児童29人のうち、14人が嘔吐(おうと)や発熱、下痢の症状を訴え欠席したことから、13日から16日まで、学級閉鎖。

12月18日、大阪市保健所は、今月10~17日にかけて、市内の老人ホームや保育所など7施設で、入所者や職員など計200人が下痢や嘔吐(おうと)の症状を訴え、うち4人が入院したと発表。

12月19日、大分県別府市の特別養護老人ホームで、調理従事者が突然嘔吐(おうと)したのに、そのまま短期利用者に昼食を出し、調理者のほか利用者10人が下痢や嘔吐などを発症。

12月20日、京都府京都市左京区の私立比叡病院で、入院患者10人が下痢や発熱などの症状を訴え、うち80代と90代の男性が死亡。

同日、岐阜県岐阜市民病院で、入院患者に給食を提供している委託業者の調理員8人が感染。

12月21日、福岡県大牟田市内の中学校で、部活動のクリスマス会に参加した中学生のうち33人が、吐き気や発熱を訴える集団食中毒が発生。

12月22日、宮崎県日南市南郷町の医療法人春光会東病院で、44人の集団感染が起き、78~88歳の男性入院患者6人が死亡。その後、29日に新たに、82歳の女性が死亡。

12月23日、山梨県山梨市の弁当製造業「まもかーる」が運営する弁当店「るんるんランチ」の仕出し弁当を食べ、嘔吐や下痢などの症状を訴えた患者が1,184人に上ったと発表。

12月25日、静岡県磐田市中泉の特別養護老人ホーム「中泉の里」で、入所者ら14人が下痢や嘔吐(おうと)などの食中毒症状を訴え、ノロウイルスが検出。

同日、北海道内4施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団発生があったと発表。倶知安保健所管内の高校(生徒、職員計22人)▽苫小牧保健所管内の介護保険施設(入所者、職員計18人)▽紋別保健所管内の介護保険施設(同27人)▽釧路保健所管内の宿泊施設(従業員11人)の計78人。

同日、大阪府高石市の社会福祉施設で、ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染が発生し、利用者の88歳の女性が症状の改善後に死亡。

12月28日、大阪府東大阪市内の介護付き有料老人ホームで、入所者18人と職員6人の計24人が感染性胃腸炎になり、うち80代と90代の入所者の女性2人が死亡。

同日、秋田県秋田市の飲食店「山王の庭」で飲食した男女16人が下痢や腹痛などの症状を訴え、うち8人からノロウイルスが検出、また、大仙市の県立リハビリテーション・精神医療センターで、入院患者6人と職員4人の累計10人がノロウイルスに感染。

同日、福岡県福岡市東区と城南区の高齢者施設で、入所者を含む各17人の計34人が、ノロウイルスによる感染性胃腸炎を発症。

12月29日、神奈川県横浜市緑区長津田町の横浜田園都市病院で、入院患者ら120人が感染性胃腸炎に集団感染し、うち患者4人が死亡。

12月31日、群馬県前橋市内の高齢者福祉施設で、入所者ら18人が下痢や嘔吐の症状を訴え、このうち90歳代の女性1人が死亡。

1月1日、新潟県佐渡市が運営する養護老人ホーム「待鶴(たいかく)荘」で、入所する90歳代の女性がノロウイルスに感染し、死亡。

海外でも、12月29日、米疾病対策センター(CDC)当局者によると、米疾病対策センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)は29日、クリスマスクルーズでカリブ海を航行中だった豪華客船2隻(クイーン・メリー2号とエメラルド・プリンセス)で、乗客と乗組員合わせて400人以上が下痢や嘔吐の症状を訴え、感染力が非常に強いノロウイルスに集団感染したとみられることを明らかにした。

ネットで拾い上げただけで、これだけの記事がでてきてしまった・・・。

余りにも長くなったので、2回に分けて寄稿することにする。

次回へ・・・。