「真実の口」493 解れば面白い元素周期表・・・?⑫

前回の続き・・・。

鉄(Fe)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)等の人体で果たす重要な役割を紐解いてきたわけだが・・・。

中には、これから積極的に、鉄(Fe)、ナトリウム(Na)、カリウム(K)を食事に取りいれようと考えている方もいるのではないだろうか?

ただ、ナトリウム(Na)は取りすぎると、大変なことになるので注意した方が良さそうである。

ナトリウム(Na)を取りすぎると、ナトリウム(Na)の濃度を一定に保つには、水分の量を増やして、薄めるしか術がないらしい・・・。

しかし、その結果、血液が増えて、血管を内側から凄い力で押し広げようとするので、血圧があがるという仕組みになるらしいのだ。

更に、水分を取って、排尿しても、ナトリウム(Na)は簡単に捨てられないらしい。

一日に、尿と一緒に捨てられるナトリウム(Na)の量は決まっているらしいのだ。

それは、そうか・・・。

神経や筋肉にとって、鍵となるナトリウム(Na)が簡単に尿と一緒に排泄されるようでは、身体の維持ができなくなる・・・(゚ー゚)(。_。)ウンウン

つまり、摂取量を超えたナトリウム(Na)は体内に蓄積されていき、結局、高血圧の原因になる。

ただし、ひとつだけ、ナトリウム(Na)の排泄量を増やす方法があるらしいのだ。

カリウム(K)を豊富に取れば良いらしい・・・?

また、ここでも、ナトリウム(Na)とカリウム(K)はセットらしい・・・(・0・。) ホホ-ッ

我々の体内では、腎臓で血液を濾して、一旦、尿の元になる原尿が作られている。

この原尿の中から、ナトリウム(Na)やカリウム(K)、さらに糖分などの人体に必要な成分を再吸収して血液に戻し、残った物を尿として排泄するらしい・・・。

この際、ナトリウム(Na)とカリウム(K)はペアで移動する仕組みがあるらしく、カリウム(K)を豊富に取っていれば、ナトリウム(Na)の再吸収が抑えられ、結果として、尿と一緒に捨てられるナトリウム(Na)の量が多くなるらしいのだ。

こんなことを受けてか、1日辺りのカリウム(K)の推奨摂取目標が、2005年、200gから350gに引き上げられている。

一挙に、1.75倍である・・・Σ(゚Д゚;エーッ!

しかし、カリウム(K)単体で考えると、200g程度で十分で、日本人の平均摂取量も240gを越えているらしい・・・。

では、何故、標準の1.75倍に引き上げられたのだろうか???

答えは簡単である。

我々、日本人はナトリウム(Na)の取りすぎらしい。

ナトリウム(Na)の摂取量は、男性で3,500mgが上限とされているものが4,600mg、女性で3,000mgが上限とされているものが3,900mgと大幅に越えているらしい・・・( ̄□ ̄;)アセアセ…..

まず、ナトリウム(Na)の摂取量の調整から、健康を考えた方が良いのかも知れない。

ただ、カリウム(K)に関しても、腎臓の機能が低下している人は、カリウム(K)が排泄されず、体内に蓄積される恐れがあるので、気をつけた方が良いということである。

今回、12回に渡り、元素周期表に絡めて、話を進めてきた。

「余り、抗酸化との接点がなかったのでは・・・?」と訝しがる人もいるかも知れない。

実は、これからのまとめの方が重要なのである。

前段、元素は、原子核の周りを電子が飛んでいるという話をした。

多くの人は、電子はいくつかの丸い軌道上を飛んでいると思っていると思うが、現実的には、電子が何処に存在しているかということを算出するのは不可能な話で、実際は、原子核の周りを雲のように電子が広がっている。

電子の軌道は、それぞれエネルギーを持ち、内側から外側へと、段々弱くなっている。

会田氏と私は、常日頃、“抗酸化の世界は、振動と共鳴である”という話をしている。

体内で起こる化学反応は、元素同士の“振動と共鳴”である。

もし、元素自体が抗酸化の“振動と共鳴”を受け、それを保ちうるとしたら如何だろう???

鉄(Fe)は血液の中で体中を駆けめぐり、ナトリウム(Na)とカリウム(K)は神経と筋肉のために必要とされている。

いきいきペールで作った水を飲んだだけで、様々な症状が改善したという話は枚挙に暇がない・・・。

もし、環境回復農法(抗酸化農法)で栽培された作物や家畜を口にしたら、様々な症状の改善に繋がるかも知れないのでは・・・?

病気とは無縁の生活が待っているかも知れない・・・( ̄ー ̄)ニヤリ