「真実の口」523 5度目の被災地入り①

去る3月27日に福島県へ行ってきた。

目的は、抗酸化による放射線低減である。

当日、朝8時の特急で、いわき市まで行き、そこからレンタカーを借りて、目的地の双葉郡楢葉町へと向かう予定になっていた。

そのため、私は同行者である有限会社斉藤塗装アーティの斉藤社長とJR上野駅前のホテルに前泊した。

別件の品川でのミーティングを終えたところに、斉藤社長から、チェックインした旨の電話が掛かってきた。

私も今からホテルに向かう旨を伝え、打ち合わせがてら、一緒に食事をしましょうと電話を切った。

実は、前回、上野に宿泊した際に、近くの店にブラッと入ったのだが、その時に心残りがあったのである。

鳥の丸焼き・・・。

鳥の丸焼き① 鳥の丸焼き②

前回、一人だったので、注文すら出来なかったためというのもあるが、斉藤社長に福島で馬車馬のごとく働いてもらうための、体の良い賄賂である・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

翌朝、7時半にチェックアウトして、オフィス内藤の内藤社長と合流するため駅へ向かう。

駅について、“みどりの窓口”を探すのだが、見つからない・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

上野駅の複雑な構造の中を、ウロウロするのだが、結局、“みどりの窓口”は見つからなかった。

券売機で買うしか方法がないという結論に達して、2人でチャレンジすることにした。

2人とも、券売機で買ったことがないので、2人で一行程ずつ、確認しながら、四苦八苦して購入しているところに、内藤社長から電話が掛かってきた。

声:「タイミング悪いなあ~」

私:「今、チケットを買っているんで、すぐにホームに行きます。」

内藤社長:「17番線の8号車付近にいますので・・・。」

私:「了解しました!」

やっとの思いで、往復の乗車券と片道の特急券を購入し、改札を通ろうとするのだが、改札に拒否される・・・。

声:「ん?どうなってんだ?」

斉藤社長:「チケットが違うんじゃないですか?何枚も出てきたでしょう?」

私:「上野→いわきだから、合っていると思うんですが・・・?」

仕方がないので、駅員に確認すると、これ(乗車券)とこれ(特急券)を一緒に入れないと駄目と言うことらしい・・・。

声:「ああ、そういうことか・・・。思わぬところで田舎者を露呈してしまった・・・。」

改札をくぐって、ホームへ向かうのだが、上野駅は何層にもなっていて、田舎者には非常に分かりづらい・・・。

そこへ、なかなか現れない我々を、心配したためか、再度、内藤社長から電話が・・・。

私:「今、向かっていますんで、待っていて下さい!」

内:「・・・。」

内藤社長が何か言ってきたのだが、駅の喧噪の中で、何と言っているのか判らず、取りあえず、電話を切ってしまった。

乗車時間もせまっており、両手が塞がっていたので、電話に出られなかったのだが、何度も携帯電話のコール音が鳴り響く。

ホテルの朝食より、駅弁にしましょうと前日から決めていたので、売店で弁当とお茶を購入する。

ここでも、斉藤社長に貸しを作っておいた・・・(。-∀-) ニヒ

電話のコールは、後ほど、確認すると内藤社長からの絨毯爆撃だった。

ようやく、内藤社長と合流し、車内へ・・・。

今日の日程など、軽く打ち合わせを済ませる。

そして、私だけ、車両を移動した・・・。

実は、目的地のいわきまで2時間半以上時間が掛かり、その間、腰を固定したままだと、ヘルニア再発の不安があるため、事前の打ち合わせの元、私だけ、グリーン車へ移動させてもらったのである・・・(-▽-)…アハハ…

電車は、一路、福島へ・・・。

次回へ・・・。