「真実の口」608 危険な白砂糖(爆笑)・・・その③

前回の続き・・・。

【仮説6】砂糖は食品ではなく、自然界には絶対存在しない~。

【検証6】仮説1でこのブロガー自身が書いているように、砂糖はサトウキビや甜菜を原料とし、検証1で記述したように、これらの植物は、空気中の二酸化炭素と根から吸い上げた水を原料に、光エネルギーを利用して糖と酸素を生成し、生成された糖はでん粉または蔗糖となって、植物体内に蓄えられる。

砂糖は、この蔗糖を精製して作られる天然甘味料である。

当然だが、自然界に存在するものである。

∴ この説は間違っている。

Q.E.D.

【仮説7】有害な食品添加物である~。

【検証7】食品添加物とは、食品衛生法では、「食品の製造の過程や食品の加工、保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するもの」とあり、また、「酢や砂糖、塩、しょうゆなどを食品の調理に使っても、その食品は食品添加物とみなさない。」と定義されている。

ただし、色の調整の目的でカラメルを添加する場合は少し異なってくる。

カラメルは天然色素だが、着色目的で使用場合に限り、天然添加物となり、表示の義務が生じてくる。

その場合は「着色料(カラメル)」または「カラメル色素」と表示される。

つまり、一般的な砂糖の使用法に限れば、砂糖は食品であり、食品添加物ではない。

∴ この説は間違っている。

Q.E.D.

【仮説8】白砂糖を人工的に造るには、サトウキビの茎を砕き、圧縮して甘い汁を搾り取り、さらにそれを何度も加工して純粋な白い結晶になるまで精製します。

【検証8】ん???

その通りなのだが・・・?

何故、これで仮説7のようなことが書けるのだろうか・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

∴ この説は正しい。

Q.E.D

【仮説9】最初の精製で汁が不純物を取り除くために濾過され~。

【検証9】まず、砂糖を精製するにあたり、さとうきびや甜菜の栽培地にある工場で、原料糖(粗糖)を製造するのだが・・・。

先に、とりあえず、サトウキビからの精製法についてだけ追っていきたいと思う。

第一工程は、仮説8で書かれているように、産地で収穫したさとうきびを細かく切り砕いて汁を搾る。

第二工程は、これに石灰乳を加えて加熱し、タンパク質、無機質、着色物質などの不純物を凝集・凝固させ、沈殿させる。

第三工程は、上澄み液を煮詰め、真空結晶缶といわれる装置の中で結晶を作る。

第四工程は、遠心分離器にかけて、結晶を取り出す。

ここまでが、粗糖を作る初期の工程である・・・。

濾過とは、液体または気体に固体が混ざっている混合物を、多孔質等の濾材に通して、穴よりも大きな固体の粒子を、液体または気体から分離する操作のこと言う。

つまり、最初の精製では、濾過などはされていない。

∴ この説は間違っている。

Q.E.D.

次回へ・・・。