前回の続き・・・。
長々と万能細胞のこれまでの変遷を辿ってきたが、いよいよ、本題のSTAP細胞についてである・・・。
STAP細胞とは、独立行政法人理化学研究所の小保方晴子博士により、1月29日、英誌｢Nature｣に発表された、これまでの万能細胞とは作り方を異にした、全く新しい万能細胞である。
どのような細胞かは、既に、アチコチで書かれているので、今更感があるかもしれないが、発表から10日以上が経過して、騒動も収まってきたようなので、少しだけお復習いを・・・。
STAP細胞は、体細胞に刺激（ストレス）を与えることで、細胞を初期化できるという、画期的な発見である・・・。
発想の切欠は、「植物のほか、動物の中でもイモリは傷つけるなど外からの刺激を与えれば、万能細胞化して再生する。ヒトを含めた哺乳類でも同様のことが考えられないか？」という、生物学の常識を覆すような視点からだったらしい・・・。
前回、山中教授がイモリの再生について、コメントしていることを思い出して欲しい・・・。
視点もかなり違うような気がするのだが・・・。
小保方博士は、米ハーバード大学留学時代の2008年に、別の細胞に変化できる幹細胞を体の細胞の中からより分ける実験をしていた時に、偶然、最初のSTAP細胞を見つけたという・・・。
山中教授のiPS細胞発表の前年である・・・Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!
幹細胞は体の細胞より一回り小さいので、ガラスの細い管に細胞を通せば、大きな細胞は壊れ、幹細胞だけを取り出せるのではないかと考えたのが発端らしい・・・。
実際に、ガラス管に細胞を通してみると、幹細胞が現れ、しかも、不思議なことに、通す前の細胞には、幹細胞がまったく見当たらず、それどころか、ガラス管を通せば通すほど幹細胞が増えていったというのである・・・(￣へ￣|||) ｳｰﾑ
小保方博士は、｢ガラス管に通すことは、細胞にとってストレスになる。細胞に強いストレスがかかると、どうにか生き延びようという仕組みが働くのではないか」と考え、思いつくストレスをどんどん細胞に試したらしい・・・(；`・д・`）ウンウン
毒素を使って細胞に穴を開ける・・・。
栄養を与えずに培養する・・・。
熱を加える・・・。
物理的な圧力をかける・・・。
さまざまな実験の結果、弱酸性の液に30分程度浸すという実験が、一番効率が良かったらしい・・・…..〆(･ω･)ﾒﾓﾒﾓ
更に、驚くのはその効率である・・・。
IPS細胞は作るのに2～3週間(発表当初)かかるのに対して、STAP細胞は2～3日でできるというのでる・・・Σ(ﾟДﾟ；ｴｰｯ!
しかも、IPS細胞の成功率1%未満(発表当初)に対して、STAP細胞は成功率7～8%というのだから、驚異的である・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ～
もちろん、前述したように、山中教授も、成功率20％まであげているし、昨年には、海外のグループが、7日でほぼ完全に分化させることに成功しているので、誤解の無きように・・・m(_ _)m
その上、新聞各紙、テレビ、週刊誌等では、安全性までSTAP細胞の優位性を主張している・・・。
これが、本当であれば、万々歳である・・・ヾ(*´∀｀*)ﾉ゛ｷｬｯｷｬｯ
ただ、開発した小保方博士が、30歳という若い女性だったため、マスコミも“リケジョ”などともてはやし、本来の研究に関すること以外の所にスポットをあてる報道の未熟さに、呆れて物が言えない・・・┐( -_-)┌ ﾔﾚﾔﾚ
STAP細胞は、ヒトでの実験にまで至っていない・・・。
これから先、まだまだ、研究の余地が残っている・・・。
前述した、山中教授のコメントを再度紹介しよう・・・。
「iPS細胞作る過程でも、やはりがんが起こる過程、プロセスと本当に重複している。よく似ている、本当に紙一重、強く感じていますから。だから両極端の細胞のように思われるんですが、実際は本当によく似ている。同じものの表と裏をみているんじゃないかと思えるくらいですから・・・」
私は、このコメントが全てを物語っているようにしか思えないのだが・・・。
がん細胞は、通常細胞と何ら変わらない・・・（^o^)/
何らかの刺激(ストレス)によって、がん化するだけ・・・ε=┏(;￣▽￣)┛
STAP細胞は、ガン化しないと言うのだが・・・(@・Д・＠）??
それで、大丈夫なのだろうか・・・(*-゛-) う゛～ん
私は研究者じゃないが、大いに疑問が残る・・・？
まあ、これらの万能細胞が実用化されるのは、先のことなので、我々は、通常細胞ががん化しないように、生活するしかない・・・(￣ー￣)ﾆﾔﾘ
抗酸化を如何に生活に取りいれるかによって、変わってくるのでは無いだろうか・・・ヾ(*´∀｀)ノ
ES細胞、iPS細胞、STAP細胞・・・。
必要としている人もいるので、悪く言うつもりはないのだが、神への冒涜にならなければ良いのだが・・・(￣へ￣|||) ｳｰﾑ
