「真実の口」1,046 不思議な大国SeasonⅡ・・・③

前回の続き・・・。

抗酸化溶液の発見から幾度となく繰り返されるこの問答・・・┐( -_-)┌ ヤレヤレ

今でこそ、量子物理学の進展により、物理学的アプローチから説明しやすくなったものの・・・。

どう答えて良いか戸惑う栗崎さんに助け船を一言・・・。

私:「科学的には、原理を説明するのは無理。」

陳:「どうしてですか?」

私:「今まで、日本の北海道大学、東北大学、千葉大学、海外では、マレーシア大学、シンガポール大学、ハノイ大学、北京大学の教授等が研究しても、その現象の糸口さえ掴めていないんだから・・・。」

陳:「全然判らないんですか?」

私:「いやいや、会田と私は判っているよ。」

陳:「じゃあ、教えてください。」

私:「いやいや、無理だってば・・・。」

陳:「調べて勉強すれば何とかなります。」

私:「じゃあ、現代の科学で解明できている現象ってどの位あると思う?」

陳:「・・・???」

私:「宇宙から見たら4~5%程度なんだよ。その4~5%の範囲で解明しようと思っても無理なことは幾らでもあるって事。」

陳:「・・・。」

私:「目の前に起きた現象を信じるか信じないかはその人次第なんじゃない。」

陳:「それでは販売しにくいです。」

私:「じゃあ、素粒子って判る?」

一同:「・・・。」

声:「えっ!大の大人が4人も雁首並べて誰も知らないの?」

思わず、栗崎さんと目を合わせて苦笑・・・。

私:「最近、量子力学の分野でノーベル物理学賞を受賞しているでしょう?」

一同:「・・・。」

私:「えっ!?ノーベル賞を知らんの?」

再び、栗崎さんと目を合わせて失笑・・・。

栗崎さんが耳打ちしてくれた・・・。

栗:「中国人はノーベル賞受賞者がいないから興味がないんだと思います。」

私:「えっ!そうなんですか?」

栗:「だから、独自の賞を作っているじゃないですか?」

私:「ああ。そういうことなんですか?」

栗:「はい・・・。」

二人の会話は、陳さんに聞こえないようにボソボソと話している・・・ボソ(*´・д・)(・д・`*)ボソ

帰国してインターネットで調べてみた・・・_((ヾ(・ω・*)カタカタ

中華人民共和国国籍を持つノーベル賞受賞者は3人のみだった・・・工エエェェ(´ロ`ノ)ノェェエエ工

2010年 劉曉波(平和賞)・・・中国の基本的人権確立に貢献
2012年 莫言(文学賞・・・民話、歴史、現代を融合させた
2015年 屠呦呦(医学・生理学賞)・・・マラリアの治療に関する発見

1901年に設立されたノーベル賞は、2016年現在、各分野でこれまで900人の個人に贈られている・・・。

http://factboxglobal.com/nobelprize-country

中華人民共和国国籍だけでなく、もう少し広めて華僑を含めた中国人あるいは他国籍をもつ中国人を含めても10人・・・。

僅か1.37%らしい・・・。

よっぽど屈辱を感じているのだろうか・・・?

独自の賞を設立した・・・。

2002年・・・邵逸夫賞
2010年・・・孔子平和賞
2016年・・・世界文明賞、未来科学大賞

しかも、その報償額が凄い・・・。

中国版ノーベル賞(?)

どれだけノーベル賞に対抗意識を燃やしてんだ・・・。

確かに、本国及び華僑・華人の数の10分の1にも満たない日本が25人も排出しているのだから、その悔しさは判らないでもない・・・(´゚ω゚):;*.’:;ブッ

次回へ・・・。