「真実の口」1,096 平成28年熊本地震から1年・・・⑯

前回の続き・・・。

どうも地震等の被災地へ行くと、奇妙なことが起きてしまうようで・・・。

東日本大震災でも、度々、奇妙な現象にあった。

しかし、南阿蘇村で撮った同じ場所の画像が94枚目とは・・・。

9・・・苦・・・。

4・・・死・・・。

いやいや、単なる気のせいだ・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

崩落した阿蘇大橋の現場である。

2016年5月13日 金曜日

阿蘇大橋2016年5月① 阿蘇大橋2016年5月②

2016年6月16日 木曜日

阿蘇大橋2016年6月① 阿蘇大橋2016年6月②

2016年10月14日 金曜日

阿蘇大橋2016年10月① 阿蘇大橋2016年10月②

2017年4月15日 土曜日

阿蘇大橋2017年4月① 阿蘇大橋2017年4月②

幅200m、長さ700mの斜面崩壊は、日本の技術をしても容易に復旧できるものではないらしい・・・。

見てわかる通り、急傾斜地の上、地盤が非常に軟弱で、さらに、継続的に発生する余震や豪雨、「黒ボク土層」と呼ばれる阿蘇地域特有の軟弱な火山灰の土砂などが、工事を難しくしているという。

画像をアップすると、重機が見える・・・。

熊〇組

これらの重機は、2次災害を避けるべく、すべて遠隔操作で無人で動かされているというのだから、やはり日本って凄い・・・。

阿蘇大橋付近を離れて、被害の大きかった集落方面へと歩いてみる・・・。

シーンと静まり返った集落に、どこからか笑い声が聞こえてきた。

通り過ぎながら覗いてみると、10人近くの方がご家族でBBQをしていたようだ。

地震から1年・・・。

人々も戻り、心から笑える日はいつになるのだろう・・・?

しばらく歩くと、東海大学に通う学生のアパート跡地が見えてくる・・・。

4月16日の本震で、1階が崩れ、2階部分に押しつぶされ、学生一人が犠牲になったアパートである。

南阿蘇村東海大学学生アパート

地震直後に行った際に、倒壊した学生アパートも写真に収めたのだが、ご遺族あるいは被災された方の心情を考慮して、テレビで使われた引きの映像を使わせていただく。

このアパートも、昨年7月27日、公費によって解体されている。

ここ以外にも、学生アパートの倒壊により、合計3人の学生が犠牲になっている。

この日は、地震から一年だからか、花やお供え物が飾られていた。

南阿蘇村東海大学学生アパート跡地

東海大学阿蘇キャンパスには、農学部と大学院農学研究科があり、地震前には約1、000人が学んでいたらしく・・・。

この地域では68の下宿やアパートに約800人の学生が暮らしていたらしい・・・。

地震の被害を受け、大学は16年7月から2年間は、暫定的に、講義を熊本キャンパスで、実習を熊本県合志市の県施設などで実施するとしていた・・・。

そのため、村で暮らしていた学生の多くは、熊本市のみなし仮設住宅などに移り、熊本キャンパスに通っている。

しかし、今年1月24日、大学が阿蘇キャンパスの地盤を調べた結果、建物の直下をはじめ各所に断層が走っており、少なくとも断層の上には建物を新たに建てることができず、全面的再建は不可能と発表した。

学生たちが、この村に戻って来ることはないようだ・・・。

歩を進めると、多くの被害家屋は解体が進んでいた・・・。

静まり返っていた村に、突然、音楽が聞こえてきた。

音楽の聞こえる方へ歩いていくと・・・。

以前は、瓦礫の収集所になっていた長陽西部小学校でイベントが行われていた。

SONG OF THE EARTH-KUMAMOTO-

『SONG OF THE EARTH -KUMAMOTO-』

日時:2017年4月15日(土)11:00~20:00 *雨天決行、荒天中止
会場:南阿蘇村立長陽西部小学校跡地 熊本県南阿蘇村長陽地区
料金:入場無料
内容:
■日蓮宗による被災者慰霊・復興祈願祭
■ライブ・パフォーマンス
若旦那/渡辺俊美/ホリエアツシ/小久保淳平/Candle JUNE
■ワークショップ
阿蘇復興への道(東海大学生による語り部ツアー)/宮城県山元町のお母さんたちによる手仕事コミュニティ、「山元TIME」によるミサンガワークショップ/新潟のNPO法人「にいがたからみんなえがおに」による、みんなで繋ぐイエローフラッグの制作ワークショップ
■東海大学生による語り部ツアー
■メッセージキャンドル の点灯(from 福島)
■メッセージフラッグ掲揚(from 新潟)
■フード販売、物販
■フード出店
LFN CAFÉ

開催にあたり、以下のようなメッセージが・・・。

『一年前の2016年4月16日、熊本県と大分県一帯を襲った大地震「平成28年 熊本地震」は、この2県に大きな損害をもたらしただけでなく、それまであまり地震に無縁であった九州全域の人々に未曾有の恐怖をもたらしました。

震源地近く、最も被害が甚大であった南阿蘇山間部では未だ復旧は進んでおらず、倒壊した家屋やそこに暮らす人々は、一年たってなお、復興の手を待ち望んでいます。

「東京からできる支援はなんだろう?」我々、ラブフォーニッポンは、新潟中越地震、東日本大地震での経験を存分に活かし、昨年一年間を通して幾度となく熊本を訪れ、熊本の人々と触れ合いながら地域に即した支援活動を続けて参りました。発災直後の緊急支援に始まり、全国のフェスやイベントでの広報活動、復旧活動に勤しむボランティアへの慰労、今も続く仮設住宅への訪問支援。

こうした活動の一連が熊本の地と結びつき、現地の方々からの呼びかけにより、4月14日〜16日の3日間、追悼と復興のためのイベントを熊本県内の各地で開催する運びとなりました。同じ震災経験を持つ”先輩”の新潟や福島、宮城などからも多くの仲間もイベントを盛り上げるために来熊します。自然災害は起こってほしくはないけれど、経験したからこそ分かり合える、繋がり合える絆をラブフォーニッポンは紡いでいきます。

どうぞ、この日は皆様も心をひとつに、熊本に思いを傾けてください。

次回へ・・・。