「真実の口」831 東日本大震災慰霊の旅⑪

前回の続き・・・。

翌、3月24日。

朝起きて窓から外を見てみる・・・。

なんとか雪は積もらずに済んだようだ・・・(^▽^)=3 ホッ

簡単な朝食を済ませ、8時には、ホテルを後にした・・・。

今回の目的は、タイトルにあるように、慰霊の旅である。

震災後、被災地各地に、犠牲者の鎮魂の意味を込めた慰霊碑や津波記憶碑等のモニュメントが建立されている。

事前にインターネットで調べて、拾うことが出来た慰霊碑にお経を唱えながら、久慈市から南下していくことにしていた。

ホテルから車を走らせること10数分・・・。

久慈港JC講演にあるモニュメント・ケルン『鎮魂の鐘と光』に到着。

モニュメント・ケルン『鎮魂の鐘と光』

東日本大震災の記憶を、永遠に忘れることのない、心に残る「かたち」とするために、「久慈市に“明日への光”を照らすモニュメントを建てよう」と平成25年からNPO法人久慈ケルンの会を中心に、ホームページなどを通して1口500円の寄付を全国から募集し、寄付していただいた方々の想いを書いた石を積み重ねる『ワンコイン・ケルン募金』を呼びかけ、震災から丸3年を経た平成26年3月の建立を目指してたが、募金が目標額の7割にしか満たなかったらしい・・・。

しかし、久慈市のために少しでも早く完成させようとメンバーや地元企業などがお金を出し合い、平成26年8月12日に「ケルン(石積み)」が完成。

モニュメント・ケルン『鎮魂の鐘と光』は、市内に到達した津波と同じ高さの14.5mで作られている・・・。

モニュメント脇には、鐘が設置されていたので、鐘を鳴らして、お経を唱えた・・・。

久慈港は、海抜8mの堤防が作られている最中だった。

堤防工事① 堤防工事②

久慈港を海岸線沿いに車を走らせてみた・・・。

久慈湾

反対側か納めた写真である。

穏やかな海が、再び、牙をむかないことを願うばかりである・・・。

久慈市を後にして、宮古市に向かう・・・。

距離にして、約100kmだが、海岸線をゆっくりと南下する・・・。

車を走らせて、数分・・・。

通行止めの看板が・・・(@・Д・@)??

通行止め① 通行止め②

地震の復旧工事かと思ったが、どうやら、道路の改修工事と老朽化したトンネルの補修工事らしい・・・。

http://www.pref.iwate.jp/kenpoku/doboku/18160/031031.html

「北限の海女」がモデルとなったNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のロケ地となった小袖海岸がこの先にあるはずだったのだが・・・。

ガイドでも、久慈市でNo.1の景勝地として紹介されていたのだが・・・(T_T)

仕方なく、迂回していく・・・。

山道を抜けて、再び、海岸線へと出る・・・。

しばらく車を走らせると、こんな標識が・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

標識①

津波浸水区域、前方2,660m、後方800m・・・。

単純に距離だけ考えれば、後方に逃げるのが得策なのだろうが、皆がそう考えると言うことは、後方は渋滞が出来るということではないのか・・・?

それほど車がいないのであれば問題ないだろうが・・・???

先ほど通行止めになっていた小袖海岸は、あまちゃん人気も手伝い、マイカー規制が入るくらい、人が集まるようなのだが・・・

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マイカー規制期間
平成26年4月26日~11月3日までの土・日・祝日
平成26年8月11日~8月15日(お盆期間中)

マイカー規制時間
午前9時~午後4時まで

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車が無い状態であれば、間違いなく、距離が短い方に走るのだろうが、それでも800mの全力疾走は自身がない・・・。

もし、前方2,000m・後方2,000mだったとしたら・・・。

あなたはどちらに逃げるだろうか・・・?

運命の分かれ道となるかもしれない判断を瞬時にしなければいけないのである・・・。

次回へ・・・。