「真実の口」1,318 知らなければ気にならないのに、知ってしまうと気になる話④

前回の続き・・・。

【食品添加物編】

今から 6 年前の平成 24 年、ある添加物により、急性アレルギー(アナフィラキシー(※注 1))を引き起こす可能性があるとして、消費者庁から注意喚起が行われた。

(※注 1 ) 急激な血圧低下、呼吸困難または意識障害などを引き起こす、アレルギー 症状の中でも、最も激烈なタイプの症状。

その添加物の名前は、コチニール色素である。

「コチニール色素に関する注意喚起」

コチニール色素とは、サボテン等に寄生するエンジムシ(中南米原産の昆虫)から得られた、カルミン酸を主成分とする赤色の着色料のことである・・・(@・Д・@)??

声:「ん・・・?寄生虫・・・??アレルギー・・・???

こんな虫らしい・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

エンジムシ

アメリカでは、コチニール色素およびコチニールレーキの使用は規制されておらず、表示義務もない。

EU では、コチニール色素およびコチニールレーキは E120 として食品ごとに使用が認可されており、他の添加物と同様の表示義務が課せられている。

我が国においては、着色料として、原材料名の欄に表示した上での使用が認められているそうだ。

食品(清涼飲料水、菓子類、ハム、かまぼこなど)や医薬品、医薬部外品、化粧品(口紅、アイシャドーなど)に使用されているらしい・・・。

また、医薬品などではコチニール色素のほか、カルミン(コチニール色素の化合物)
などが使用されているものもあるという。

人によっては、以下のアレルギー症状を呈することが報告されている。

・飲食物経由:じんましん、顔面腫脹、アナフィラキシーショック等
・吸入経由:色素製造業者の職業性喘息等
・皮膚接触経由:(口紅による)唇の荒れ・出血、アナフィラキシーショック等

ただ、コルニチン色素を食品添加物として使用したものより、問題なのは医薬品、医薬部外品、化粧品等に使用される場合のようだ。

アレルギーの原因は、色素の主成分である化合物ではなく、極微量含まれる不純物のタンパク質ということらしいのだ・・・。

タンパク質が原因のアレルギーと言えば、すぐに思い出す「あきらめないで」の石鹸・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

消費者庁も問題にしているのは、コチニール色素の主成分であるカルミン酸は水溶性で、カルミン酸にアルミニウムを結合させて不溶化したカルミンの方のようだ。

エンジムシからカルミン酸を抽出し、アルミニウムを結合させてカルミンを製造する段階で、どうしても、虫にもともと含まれていたタンパク質が一緒にくっ付いてしまいやすいらしく、アレルギー症状を引き起こしやすくなるということらしい・・・。

カルミン配合の口紅などの化粧品を使う

タンパク質が皮膚から体に入り込む

体がそのタンパク質に対して敏感な状態になる

食べ物でコチニール色素を摂取した時に、急性症状であるアナフィラキシーになる

こんな仮説が有力になっているようだ・・・。

女性はご注意を・・・!

更に、最近、レテビで知った衝撃の添加物!!

その添加物の名前は、銅葉緑素である。

ネットで調べてみたら、以前から知られていたことらしいのだが、その物自体に興味がない私は気にもかけていなかっただけのことようだ。

前項で、私はお茶を飲まないということを書いたが、それに由来するものである。

抹茶系の菓子類グリーンガム等に使われている緑色の色素である。

グリーンガム 抹茶アイスクリーム

原料は“蚕沙”・・・。

読み方は“さんさ”あるいは“さんしゃ”・・・。

「何かというと、カイコの幼虫が食べ残した桑葉と蚕糞(こくそ)の混じったもの。~コトバンク~」

こんな物らしい・・・。

蚕 蚕沙

声:「ああ・・・。抹茶系のお菓子は基本口にしないので良かった・・・。でも、グリーンガム・・・、食べてたぞ・・・(´Д`)オエッ」」

ただ、この蚕沙は、古くは漢方薬に使われていたようで、中国では糖尿病の治療薬として用いられていたようだ・・・。

更に、蚕は非常に繊細で、微量の農薬でも死んでしまうらしく、エサにする桑の葉は完全無農薬のものを厳選する必要があるらしい・・・。

漢方としての蚕沙の効果を調べてみたら、高血糖、高血圧、心臓疾患、痛風などの予防改善、肩こり、便秘、麻痺、下痢などにも効果があるらしい・・・。

漢方に使われているし、効果もいろいろあるから・・・OK

所詮、う〇こだろ・・・NG

まあ、意見はそれぞれだろうが、私はお断りである・・・ダッシュε=ε=ε=┏(◕≧ Д ≦ ◕)┛

最後に、紹介する添加物はシェラックである。

菓子や糖衣食品のコーティング等に使用される成分で、表面に光沢性・防湿性のある被膜を作り品質を保護するために使用するものである。

原料は、ラックカイガラムシの分泌物から得られる動物性の天然樹脂・・・。

一生を植物に張り付いて暮らす虫で、食べ物は植物の樹液のみらしい。

こんな虫らしい・・・。

ラックカイガラムシ

応用は範囲も広いようで・・・

製紙用サイズ剤、塗料、インク、ヴァイオリンなどの弦楽器や木製家具に塗るニス、接着剤、ワックス、剥離材など。

レモン、グレープフルーツなどの柑橘類のフルーツワックス。

天津甘栗などの光沢剤。

医薬品の錠剤、錠剤状のチョコレートなどの食品のコーティング材。

かつてはSP盤のレコードの材料。

確かに便利ではあるが・・・。

チョコレート・・・。

チョコレート

声:「子供の頃に口にしていた形状だな・・・。」

錠剤・・・。

錠剤

声:「(;´∀`)・・・うわぁ・・・」

ガム・・・。

ガム

声:「ああ・・・。何時も末娘が欲しがるやつじゃん・・・。」

天津甘栗・・・。

チョコレート

声:「ああ・・・。食べてたな~。」

柑橘類・・・。

柑橘類

声:「酢っぱいものは食べないが、家族はよく食べているなあ・・・。」

まあ、気の持ちようなのだろうが・・・。

これからは、光沢のある食べ物には注意しよう・・・( ̄▽ ̄;)

次回へ・・・。