「真実の口」1,424 環境回復農法技術指導編・in青森・・・⑩

前回の続き・・・。

それぞれの車で、 K2 さんのリンゴ園に向かう・・・。

結構、何度も右左折を繰り返しながら、ようやく目的地に着いたのか、斜面のある路地に入っていた。

声:「確かに、一度案内されただけでは分からないわ・・・。」

そこからも数分車を走らせ、ようやく到着。

車を降りて、一面を見回すと、下草を刈っていない農園が何面かあった・・・。

Kさんのうリンゴ園①

Y :「ここ辺りがそうです。」

私:「ありがとうございます。」

Y :「そこに柵が見えますよね?」

私:「はい。」

Y :「その柵から手前とこの奥の一面までが K2 さんの農園です。」

私:「はい。」

見ると以下のような看板が・・・。

Kさんのうリンゴ園②

農林水産省委託
「リンゴ自然栽培実証試験園」

M さんの言うように◆◆大学と共同研究しているどころか農林水産省・・・?

Y :「それと、この反対側の面もそうですね。」

私:「ああ。こっちもですね。」

Y :「はい。」

私:「 M さんにお聞きしたんですけど、去年は、全滅だったらしいですね?」

Y :「んだ。ひとっつも採れなかったらしいよ。」

私:「黒星病ですか?」

Y :「んだ。今年は薬撒いた見てぇで、なってはいるみたいだけんどなぁ。」

私:「そうですね~。」

Y :「こんなもんでええべか?」

私:「ああ、ありがとうございます。何かご予定があったんですよね?」

Y :「てぇした用じゃ無いけんどね(笑)。」

私:「いやいや。すいません。わざわざありがとうございました。」

Y :「せば、〇子ちゃん!」

M :「◆子ねえちゃん、ありがとね~。」

私:「ありがとうございました。」

Yさんを見送った後、農園の中にまで入るわけにはいかないので、際を歩いて、土の状況や葉や木、そして実の状況を確認する。

下草がある割に土は固い・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

葉も環境回復農法の樹木の葉みたいに、勢いがなく、色も青々としていない・・・(*-゛-) う゛~ん

摘果された実があったので拾ってみたが、何のエネルギーも感じられない・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

声:「終わったな・・・。」

先ほどの看板の下には、何やらポリ缶がおいてあった。

Kさんのうリンゴ園③

“カ■リ■”

聞いたことがなかったので、調べてみたら、 K2 さん監修のもとに作られている酢らしいのだが・・・?

更に、調べてみたら、このメーカーが手掛ける事業の一つでプ#テ$グ%カ&というタンパク質と多くの糖質が結合した複合糖質の一種を作る際にできる廃液の再利用らしい。

元々は、動物軟骨の主成分で、コラーゲン、ヒアルロン酸に並ぶ第三の機能性成分として注目されているようだ・・・。

声:「ん?農地に必要か?」

K2 さんの農業の基本姿勢は、自然のものをより自然にという発想ではなかったっけ・・・?

しばらく、農園を道路越しに見て回り、私の勧める環境回復農法の方が有効だということを確信したので帰ることにした。

私:「 M さんありがとうございました。ぼちぼち引き上げます。」

M :「今日はお泊りですか?」

私:「はい。市内に泊まって、明日、朝の便で、大阪に帰ります。」

M :「途中まで、お送りしましょうか?」

私:「いえ。ナビがありますからここで大丈夫です。」

M :「では、お気をつけてお帰り下さい。」

私:「はい。頑張ってください!分からないことがあったら連絡してくださいね!」

M :「はい。ありがとうございます。」

翌日、青森を後にして、しばらくすると・・・。

塗料の塗り方、堆肥の作り方、散布のタイミング等々、細目に電話を頂き、その都度レクチャーさせて頂いた。

それから、夏の声を聞くころに、熊本の毎床さんから電話が掛かってきた。

毎:「ご無沙汰しています。」

私:「ご無沙汰しています。今年は如何ですか?」

毎:「まあ。例年の如く、少し遅れ目で作業をしています。」

私:「ああ。そうですか?」

・・・と、四方山話の間、病気の話題になった。

私:「今年から青森でリンゴに挑戦しているんですよ。」

毎:「そうなんですか?」

私:「はい。何だか、黒星病に悩まされているらしくって・・・。」

毎:「ああ。黒星病ねぇ。黒星病には%#&(※注 1 )の粉が効きますよ。」

(※注 1 ) 敢えて伏字にさせて頂いた・・・(笑)

私:「えっ?そうなんですか?」

毎:「はい。実践済みです。」

私:「どんな風に使うんですか?」

毎:「#$%#&%#&#&#%(※注 2)ですよ。」

(※注 2 ) 敢えて伏字にさせて頂いた・・・Part Ⅱ(笑)。

私:「ありがとうございます。もし、相談があったら、伝えてみます。」

毎:「はい。仕入れ先も教えますから・・・(笑)。」

私:「ありがとうございます。」

しかし、病気の相談もないまま、夏は過ぎ、秋の声が聞こえだした。

次回へ・・・。