前回の続き・・・。
N:「佐々田さん、お時間はまだ大丈夫ですか?」
私:「はい。大丈夫ですよ。」
N:「良かったら、場所を変えて、お話しをお伺いしたいんですけど・・・。」
私:「ああ、良いですよ。」
N:「じゃあ、その前に、ハウスの中を見ていただけますか?」
私:「そうですね!」
ハウスの中に案内してもらう私・・・。
まず、キュウリが一面に栽培されていた。
このハウスでの栽培の特徴は、向かって右側にあるように、地面より高い位置に棚を組む高設栽培である。
利点は、土壌病害の心配が少なく、栽培作業の負担が軽減されると言われているのだが・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
通常、土の代わりにピートモスやもみ殻などの人工的培養土を使用する・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
まあ、環境回復農法に於いては、自然じゃないので、通常であれば、却下するところだが・・・。
N氏の場合、土を入れてやるということなので、私自身、どこまで自然に近づけるかという挑戦の意も含めて、取り組んでみることにした。
N氏から、写真向かって左側の栽培中のキュウリを手渡される。
N:「農業関係者からは、私の栽培法では無理だと言われたんですが、結構、マシに出来たと思うんですよね。」
私:「まあ、慣行農法に頼っている人には理解できないから、放って置いて良いですよ。」
N:「そうですね・・・。」
この時、感想は敢えて言わなかったのだが、形や大きさは別にして、スーパーで売られているキュウリよりもまだマシな味だった。
水っぽいだけの野菜の味が消え失せたあのキュウリより・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
私の子供の頃のキュウリは、もっと、苦味があって、ピーマンと伴に、子供に嫌われていたものだ・・・。
余談だが、時折、「キュウリはカブトムシの味がするから食べない。」という人を見かける・・・。
声:「カブトムシを食べたことがあるのだろうか・・・???」
余談ついでに、豆知識・・・!
私も初めて知ったのだが・・・。
キュウリは、“あること”で、ギネスブックに載っているらしい・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
それは・・・。
“世界で一番栄養のない果実”
ん・・・?
果実・・・??
生物学的には、果実とは被子植物の中に種子を含んでいる構造のことを指す。
英語圏では、植物学的に、いわゆる「実」を「fruit(果物)」というから、日本では野菜として扱われるキュウリだが、果実と表現されても良いのか・・・???
そのキュウリだが、90~95%以上が水分で、特段、目立つ栄養成分が無いのである・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
更に、知らない方も多いと思うのだが・・・。
ビタミンCを酸化させる成分“アスコルビナーゼ”が含まれているのである・・・。
これはどういうことかというと、夏野菜の代表とも言えるトマト等と一緒に摂取すると、折角トマトに含まれたビタミンCが摂れないということである・・・( ´_ゝ`)プッ
トマトとキューリは野菜サラダの組み合わせの定番みたいになっていて、多くの家庭、あるいはレストランで出されるが、色合いのみで、栄養学的には役に立たないと言うわけだ・・・ψ(*`ー´)ψ ゥヶヶ
脱線しすぎたので、次回へ・・・。