「真実の口」473 エコプロダクツ2012

今年も、東京ビッグサイトにて、社団法人産業環境管理協会日本経済新聞社の主催で、「日本最大級の環境展示会・エコプロダクツ2012」が、2012年12月13日(木)~15日(土)の3日間で開催された。

http://eco-pro.com/eco2012/

今年は、とある理由から、会田総研としての出展はとりやめた。

気になる方は、以前のブログを読んで欲しい・・・。

過去のブログ

昨年までは、出展者側としての視線で展示会を見てきたが、今回、来場者としては、どのように映るのだろうと思い、展示会場に足を運んでみた。

もちろん、いつも上京してミーティングしている2件の打ち合わせも兼ねてである。

今年は、「The Greener, The Smarter-えらぼう未来を-」というテーマだったらしい。

以下、開催に向けての挨拶の要約である

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エネルギーや電力供給の課題など、日本の置かれている状況はまさに待ったなしです。ここからどう立て直すか、私たちはいま世界中から注目を浴びています。しかし、その先にある明るい未来を私たちが示せれば、それは世界の明るい未来にも繋がります。

日本の優れた環境・エネルギー技術は、地球規模での環境負荷の低減と持続可能な経済発展にも重要な役割を果たしていきます。スマートコミュニティ、自然エネルギー関連技術、エコ住宅、エコカー、省エネ家電など、これまでエコプロダクツ展が発信してきた技術が、イノベーションの鍵となります。

今年のエコプロダクツ展のテーマは「The Greener, The
Smarter-えらぼう未来を」。新しい未来のために必要なものを選択し、私たちの生活や社会に取り入れる、その行動の「積み重ね」が今こそ重要です。日本には環境・エネルギーに関する数多くの優れた技術やノウハウがあり、その多くはこの展示会で出会うことができます。私たちの未来をよりよく変えていく、大きなチャンスが待っています。

エコプロダクツ展で新たな未来への第一歩を踏み出したいと感じている皆様のご来場をお待ちしております。

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エコプロダクツ展では、「新しい未来のために必要なものを選択し・・・えらぼう未来を」と呼びかけていた。

奇しくも、昨日、(エコプロダクツ2012が閉幕した翌日)は、第46回衆議院議員選挙の投票日になっていた。

今回の衆院選(小選挙区)の投票率は59.32%で、戦後最低だった1996年の59.65%を下回り、記録を塗り替えてしまった。

結果は、敢えて書くこともないと思うが、3年前、政権交代を選んだときのように、我々は、今回の結果を“選んでしまった”のである。

選挙で選んだ結果は、全部、自分等に撥ね返ってくる。

環境問題でも同じ事である。

人間が考え、人間の起こす行動が、すべて地球に影響を与え、自分等に跳ね返ってくる。

私は、常々、 “エコロジー(環境)=ビジネス(金儲け)”は成り立たない、“エコロジー(環境)≠ビジネス(金儲け)”であり、“エコ”を売り物にする企業ほど、“エゴ”の権化でしかないと言っている。

また、“創造=破壊”であるとも言っている。

今回の来場者数は、以下のようだったらしい・・・。

12月13日(木) 天気:晴れ

来場者数:60,960人

(昨年初日来場者数61,231人)

12月14日(金) 天気:晴れ

来場者数:68,290人

(昨年 2日目来場者数69,444人)

12月15日(土)天気:曇りのち晴れ

来場者数:49,251人

(昨年 3日目来場者数51,812人)

★総来場者数:178,051人

(昨年総来場者数181,487人)

取りあえず、これだけ環境に興味を持っている人がいるように見えるのだが、残念ながら、来場者数はここ数年伸び悩んでいる。

来場者として私の目に映ったのは、新しい技術もたくさん有りはするのだが、真に、それがあった方が環境に良いのか(?)というと、無くても良いんじゃない(?)と感じる企業ばかりだった。

所詮は、その先にあるのは、自社の利益でしかないのだから・・・。

そろそろ、真に、環境について考える時期が来ているように思うのだが・・・???

来年、この展示会に出展するかどうかは、来年にならねば判らない。

ただ、何らかの展示会に出展して、我々の考えをアピールしなければいけないので、出展の案内は、弊社HPの新着ニュースで確認して欲しい・・・。