カテゴリー: 社長ブログ「真実の口」
「真実の口」2,166 来るべき大地震に備えて ㉙

「真実の口」2,166 来るべき大地震に備えて ㉙

前回の続き・・・。 前術の京都大学防災研究所・伊藤喜宏准教授は、東日本大震災のあと、メキシコに新たな研究のフィールドを移したそうだ。 メキシコもご存知のように日本と同じように地震が多い国である。 余談だが、地震大国ランキ

「真実の口」2,165 来るべき大地震に備えて ㉘

「真実の口」2,165 来るべき大地震に備えて ㉘

前回の続き・・・。 前回、電子基準点を紹介したが、スロースリップをどのようにして検出をするのか地震調査研究推進本部事務局・広報誌「地震本部ニュース」平成 30 年( 2018 年)秋号に掲載されている。 通常は、プレート

「真実の口」2,164 来るべき大地震に備えて ㉗

「真実の口」2,164 来るべき大地震に備えて ㉗

前回の続き・・・ 前回、前兆現象の数々を紹介した。 眉唾ものばかりのようだったが、地震予知学者が未だに縋りつく学説がある。 それは、“スロースリップ”という現象だ。 地震学の用語で、普通の地震によるプレートのすべり(スリ

「真実の口」2,163 来るべき大地震に備えて ㉖

「真実の口」2,163 来るべき大地震に備えて ㉖

前回の続き・・・ 告知通り、東日本大震災後にまことしやかに語られた前兆現象の数々を紹介する。 【 短期的な前震 】 ・ 2 日前の 3 月 9 日 11 時 45 分、宮城県はるか沖の深さ 8km を震源とした M7.2

「真実の口」2,162 来るべき大地震に備えて ㉕

「真実の口」2,162 来るべき大地震に備えて ㉕

前回の前兆現象の続き・・・。 5. 井戸水や温泉の混濁,枯渇,異常湧出,温度変化,化学組成変化など 地震の前にプレート境界付近で人間には感じられないほど地殻がゆっくりすべる「ゆっくりすべり」と呼ばれる現象が原因で地下水位

「真実の口」2,161 来るべき大地震に備えて ㉔

「真実の口」2,161 来るべき大地震に備えて ㉔

前回の続き・・・。 前回、‟地震学ムラ”が作られる過程を寄稿した。 実際、どの規模の予算が当てられたのかを見てみよう。 上のグラフは、文部科学省から出されているものなのだが、昭和 40 年 ~ 平成 20 年までのもので

「真実の口」2,160 来るべき大地震に備えて ㉓

「真実の口」2,160 来るべき大地震に備えて ㉓

前回の続き・・・。 『地震予知研究計画・第 1 次計画( 1965 ~ 1968 )』について寄稿した。 ゲラー氏によると、地震予知研究計画の中にある‟研究”という文字がキーワードになるらしい。 文部科学省の中に以下のよ

「真実の口」2,159 来るべき大地震に備えて ㉒

「真実の口」2,159 来るべき大地震に備えて ㉒

前回の続き・・・。 前回、過去の大地震の地震前の発生確率と実際に起きた際の規模や被害を紹介した。 本当に地震の予知・予測は出来るのだろうか? ゲラー氏の著書には、地震予知研究にとって、発端となった文書が紹介されている。

「真実の口」2,158 来るべき大地震に備えて ㉑

「真実の口」2,158 来るべき大地震に備えて ㉑

前回の続き・・・。 「日本は地震予知ができないことを認めるべきだ。」 東京大学大学院理学系研究科:ロバート・ジェームズ・ゲラー客員共同研究員の言葉である。 ロバート・ジェームズ・ゲラー氏とはどんな人物なのだろうか? 19

「真実の口」2,158 来るべき大地震に備えて ⑳

「真実の口」2,158 来るべき大地震に備えて ⑳

前回の続き・・・。 小沢慧一氏著『南海トラフ地震の真実』から、科学をベースにするため発生確率を引き下げたい「地震学」側 vs 予算確保のために現状維持を諮る「防災学」側という対立構造の果てに、南海トラフ地震の 30 年発