前回の続き・・・。
MEDICAL GATE は診察券、クレジットカードを事前に登録すると、病院での会計を待つことなく、そのまま帰宅できるサービスらしい。
1 階に受付があるので、再び、 1 階へと行こうと廊下に出ると、堂々とコンビニ袋の中にアイスクリームを入れて通り過ぎる若人が・・・Σ(´ω` )
見た感じでは 30 代前半である。
若いうちから“がん”に罹患して入院→手術なのだろう?
口腔がんを、年齢別でみてみると・・・。
60 代以降が圧倒的に多いが、若い方でも罹患されている方は意外にある。
少し脱線するが、日本は口腔がんに関しては後進国である。
上のグラフは、 2017 年の WHO Mortality Database にあ口腔・咽頭がんの死亡者数の先進国での比較である。
日本以外の先進国では、横這い、または、微増にも拘わらず、日本では 1980 年から高い傾斜を持って増加しているのが分かる。
アメリカと日本を比較すれば、国土は日本の約 20 倍、人口は約 3 倍だが、口腔がん・咽頭がんの死亡者数はアメリカが約 9,500 人、日本が約 7,500 人である。
日本が後進国であるというのが明白であると思う。
理由としては、口腔がん治療が日本よりも優れているからではなく、早期がん発見のシステムが功を奏した結果である。
アメリカでは歯科医学教育機関、アメリカ歯科医師会、口腔がん財団などが中心となって、一般開業歯科医師をレベルアップに努めている。
残念ながら、日本では、堀ちえみさんのケースで紹介したように、専門家医でなければ正しく診断できないのが現状である。
話を戻そう・・・・。
1F 総合受付横に MEDICAL GATE 受付とあった。
私:「 MEDICAL GATE に登録したいんですが・・・。」
受:「診察券とご登録用のクレジットカードとスマートフォンはお持ちですか?」
私:「はい。」
受:「それでは、こちらの書類をご覧になって、スマートフォンから手続きをお願いします。」
私:「はい。」
受:「不明な点があったら言って下さい。」
□_ヾ(^-^ヽ)
私:「出来ました。」
受:「確認しますね~。」
私:「はい。」
受:「はい。登録できています。大丈夫です。」
私:「はい。ありがとうございました。」
簡単な登録で済んだ・・・。
5 時半ころ・・・。
コンコンコン♪
看:「ササダさん。夜間担当の &% です。よろしくお願いします。」
私:「よろしくお願いします。」
看:「明日、退院ですね。」
私:「はい。」
看:「明日はどなたかお迎えに来られますか?」
私:「はい。家内が・・・。」
看:「お迎えが来られる前に清算を済ましておいて下さい。」
私:「ああ・・・。さっき、メディカルゲートに登録していきました。」
看:「ああ。じゃあ、清算は結構です。」
私:「はい。」
看:「退室前に病室のチェックをしますので、ナースか受付に声を掛けて頂けますか?」
私:「はい。」
看:「プリベイトカードも清算して下さいね。」
私:「はい。 1 階で出来るんですよね?」
看:「コンビニ前に精算機があるので、そこで清算して下さい。」
私:「はい。」
看:「他に何にかありますか?」
私:「ちょっと確認なんですけど、運動は全くダメなのか?どこまでだったら良いのか?後、栄養士さんに栄養指導してもらったんですけど、コーヒーは特には規制してないって言っていたんで、絶対ダメなのかを先生に確認してもらえますか?」
看:「運動とコーヒーですね?」
私:「はい。」
看:「分かりました。多分、もう、先生は帰られたと思うんで、連絡して確認しますね。」
私:「お願いします。」
18 時少し前・・・。
コンコンコン♪
配:「ササダさん。夕食をお持ちしました。」
私:「ありがとうございます。」
≪メニュー≫ 軟菜食
全粥 220g
禁ポークソテー 柑橘アレ
なすと三つ葉の和え物 七分
アスパラソテー 軟菜
果物 バナナ
≪栄養成分の表示≫
熱量: 422kcal
たんぱく質: 17.1g
脂質: 9.3g
炭水化物: 63.3g
塩分: 2.1g
声:「禁ポークソテー 柑橘アレ・・・?・・・??・・・???・・・ああ、柑橘系のソースかなんかでアレンジしちゃダメってことか????」
病院食、最後の晩餐・・・(っ𐩢´༥`⊂)ŧ‹”ŧ‹”
夕食を食べ終えてくつろいでいると・・・。
コンコンコン♪
看:「ササダさん。運動とコーヒーの件ですが、先生に確認が取れました。」
私:「はい。ありがとうございます。」
看:「運動は心拍数があがならない程度のストレッチ程度であれば大丈夫です。」
私:「ああ・・・。やっぱりですね・・・(笑)。」
看:「コーヒーは控えてくださいとのことです。」
私:「分かりました。ありがとうございます。」
声:「暫くは、生きる楽しみを奪われるってことか・・・。まあ、早く治せってことなんだろ・・・。」
入院、最終日の夜は穏やかに過ぎて行った・・・。
次回へ・・・。