「真実の口」364 各地から来阪・・・⑤

前回からの続き・・・。

ダブルヘッダーの二組目は、韓国からのお客様である。

来日前日に4人お越しになると言うことで、前の日から、伸縮性のテーブルを狭い部屋一面に引き延ばして、お待ちしていた。

事前のメールで、大方の情報交換をしていた。

それによると、彼らは、本来はソウルで不動産開発事業を経営しており、併せて、ソウル市内に専用面積約1000坪程度のSpaを保有・運営しているということだった。

これが、そのSpaの宣伝用のチラシらしい。

http://www.aida-soken.co.jp/pdf/paragonspa.pdf

韓国のサウナに関しては、以前、取り上げたので、興味のある方は参考にして欲しい。

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そして、何と・・・、彼らのSpaの利用者は、年間35万人にのぼるらしい。

年間休まずに明けている計算だと、毎日、1000人近くが入ることになる。

彼らが言うには、韓国の人は、凄く飽きっぽいという国民性らしい。

その為に、3~5年の間隔で、リモデリングして、集客を図らなければいけないらしい。

そのひとつの目玉として、環境回復サロンを導入したいというのである。

来阪、当日、関西国際空港に着いた旨の連絡があった。

本来であれば、関空までお迎えに行きたいところだが、ダブルヘッダーの為に、お迎えにあがれない旨を伝えて、最寄りの京阪・香里園駅までの乗り換えの少ない経路を予め、お伝えしていた。

しかし、日本語が流暢で、ホッと胸をなで下ろした。

メールは翻訳ソフトを使えば、何とかなるので、詳細な話をしたときに、どの程度の日本語が話せるのかが不安だったのである。

予定の時間くらいに、駅まで迎えに行ったのだが、改札口から出てこない・・・?

乗り換えが解らなかったのか???

10分ほど、待っていたのだが、現れないので、仕方なく事務所に戻り、仕事をすることにした。

遅れること1時間、駅に着いた旨の電話があった。

駅まで、迎えに行って聞いてみると、関西空港からJRで京橋に来て、そこから京阪電車に乗り換えるのだが、京橋に宿泊のホテルを取っていたため、荷物を預けるのに手間取り、遅れたらしい・・・。

そういや、乗り換えを少なくするために、香里園へは、特急以外なら何でも停まると言うことを伝え忘れていた。

律儀に、私が伝えた準急を待っていたのだろう?

駅前のロータリーで会って、挨拶を交わし、事務所へ移動しながら話してみると、4人のウチの3人が日本語がわかり、そのうちの2人は堪能ということだった。

よくよく聞いてみると、一人は京都大学、もう一人は早稲田大学を出ているという・・・( ̄□ ̄;)!!

そりゃ、優秀だわ・・・|ω・)チラ

事務所について、今回の経緯について聞かせて頂いた。

何でも、3人は元々銀行マンからの脱サラ組で、会社を立ち上げたらしく、残る1人が今回の施工を担当する工務店の方と言うことだった。

早速、施工方法や効果についてのミーティングに入る。

流暢な日本語での通訳を交えながら、工務店の方に施工の段取りを説明していく。

凄くまじめな方で、不明な点があると、事細かく質問を重ねてくる。

ああ、この人ならば施工を任せても大丈夫だなと確信する。

その後、輸出に関する段取りから、細かい点を摺り合わせて、再度、韓国へ帰って、皆で相談して、最終的な案を私宛に送ると言うことで、話を終わらせ、彼らは事務所を後にした。

何でも、十数年ぶりの来日らしく、随分懐かしくなって、本来は、翌日に帰る予定だったのだが、日程を少し延ばして、帰るとのことだった。