「真実の口」368 三度目の被災地入り②

前回の続き・・・。

海岸線であれば、そこまでの降雪は無いだろうという考えで、雪が本降りにならないうちに、高速へ乗ってしまい、一挙に岩手県北部の久慈市まで行ってしまおうと決断し、早めにチェックアウアトすることにした。

時刻は7:30a.m.・・・。

駐車場に行き、車を見ると、こんな状態になっていた。

トヨタプリウス

雪国の人にとっては、たいしたことがないのだろうが・・・、雪を車からどけてみると7~8cm積もっていた。

駐車場内には、雪が積もっているものの、路面はそこまで積もっていない。

難なく、高速まで、辿り着き、ホッと胸をなで下ろす。

高速の入り口を通過するときに、“雪のため△▽-□□間通行止め”という文字が目に入った。

しかし、東北の地名に疎い私は、それがどこの区間なのかの想像も付かなかった。

順調に、東北道を北に向かっていると、“この先通行止め”という表示が出ているではないか・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン

なんと、盛岡ICから一つ目の滝沢ICでのことだった・・・・Σ (´Д`ノ)ノ

帰阪して調べたら、吹雪で視界不良のため、東北自動車道弘前線碇ケ関IC-滝沢IC間の上下線が通行止めとなっていたようである。

滝沢ICを降りた私は、仕方がないので、再度、高速へ乗りなおし、北道を引き返し、盛岡へ向かった。

車中、このまま仙台まで行くか(?)、山越えで宮古市に向かうか(?)、逡巡した。

時刻は9:00a.m.・・・。

雪の山道・・・一抹の不安を感じるが、仙台に向かってしまうと、今回の東北入りの日程が全て無駄になると、前回と同じく山越えで、宮古市へ向かうことにした。

何度か往復をしたことのある道なので、順調に宮古市へ進んでいた。

普段は、タイヤを履き替えるという意味が解らないと言っていたのだが、今回ばかりは、冬タイヤのありがたさを十分に感じた。

高度も高くなり、道に降った雪の量がどんどん増えてくる・・・。

できるだけ、前の車の走ったとおりに着いていっただのが、前の車のスピードが急に落ちたではないか・・・?

気付くと、前の車の前には、除雪車が走っているではないか・・・。

時速20km弱・・・、残りの走行距離は70km・・・、このままでは宮古市に着くのは昼を遙かに回ってしまうではないか・・・(´-ω-`)う~む

・・・と、悩んでいると、前の車が除雪車を追い越して行くではないか・・・。

除雪車を抜いた先の路面はどうなっているんだ?

私も、除雪車のすぐ後ろを走りながら、除雪車を追い抜くタイミングを謀る。

ちょっとした見晴らしの良いカーブで追い抜きをかけた。

何とか、除雪車より前に出た私は、先に追い抜いていった車の後につけようスピードを上げる。

しかし、なかなか車体の影すら見つけることができない。

諦めて、ゆっくりと上り坂を上っていった。

引き返した方が得策なのかと思案していたときである。

ハンドルが横滑りをして、操作不能に陥ってしまった。

そして、車内に警告音が鳴り響く。

いったい何事かと思ったら、インパネの隅っこにこのようなマークが点滅しだした。

アラーム

帰阪して、調べたのだが、どうやら、プリウス搭載の『ブレーキ時のタイヤロックを防ぐABS、各輪のブレーキとエンジン出力を自動的にコントロールするVSC、発進・加速時にタイヤの空転を抑え、アクセル操作を容易にするTRC、電気の力でステアリング操作を補助するEPSというそれぞれのシステムが働いた』らしい・・・。

まあ、難しいことはどうでも良いのだが、制御不能に陥ったということは確かである。

しかし、意外にも、私は冷静に、雪国育ちの会田氏の「急ハンドル、急ブレーキは絶対駄目!」という言葉を思い出して、それを実行した。

ハンドルを堅くグリップして、ブレーキから足を外した。

すると、それが正解だったのかどうか解らないが、警告音が鳴りやみ、車体は無事止まった。

しかし、反対車線へはみ出しての停車である。

対向車が来ていたらとゾッとした・・・。

私は、車の体勢を立て直して、再度、雪の山道を進んでいった。

次回へ・・・。