「真実の口」411 命のちから(リアル入院編)・・・その四

7月21日・土曜日、8日間の療養生活を終えて、退院することができた。

当ブログやFBで、私の入院を知り、多くの方から、電話やメールで連絡をいただいた。

ご心配をお掛けして、非常に申し訳ない・・・m(_ _)m。

しばらくは、腰と相談しながらの生活になるが、取りあえず、血液検査、レントゲン、診察の結果、加齢による若干の変形が見られる(笑)ものの、MRIでの再検査の必要性もなく、内臓疾患を伴うような症状ではなかったので、ご安心していただきたい。

前回の続き・・・の前に、前回、書き忘れたことがあったので追記する。

救急車に乗って、アンケートのようなものを書かされた。

身長・体重はもちろんのことだが、血液型や既往症、そしてアレルギーの有無、ストレスの有無、ストレスの解消法等々・・・。

もちろん、名前と年齢も・・・。

知る人ぞ知る私の悪筆だが、もし、何かあると困るので、腰の痛みを抑えながら、慎重に誰でもわかるように記入した。

もし、私のような意識のある状態ではない緊急搬送の場合、このアンケート程度のことがわからなければ、病院に着いた後に、アレルギー等の検査をしなければ、大変になるのかもしれない・・・。

では、前回の続き・・・。

閑静な住宅街にサイレンが響き渡る。

救急隊員の話では、病院まで、約10分程度で着くという。

救急車が動き出して、感じたことだが・・・。

半端でないくらい揺れる。

通常であれば、減速するようなところでも、救急搬送ということがあるのか、速度も“安定して速い(?)”。

私の寝ている担架(ベッド?)は、揺れを吸収する仕組みになっているらしいのだが、それでも、右に左にG(重力)がかかる。

直進でも、身体が跳ねるような感覚が何度もあった。

交差点でも、「今から救急車が交差点に進入します。ご注意ください」というお馴染みのアナウンスで、救急車は進んでいく。

私は、心の中では、「そこまで急を要していないのに、道を譲っていただき、申し訳ないなあ・・・。」と感じていた。

家内は、救急車の壁面にあるシートに腰掛けていたのだが・・・。

後で、家内に聞くと、「半端じゃないくらい揺れたし、半端じゃないくらい跳ねたよ。」ということを言っていた。

家内もこの時が、救急車初乗車だったのだが、「重病あるいは重傷の人で、点滴や酸素ボンベ、その他の医療器具を付けていて大丈夫なのかな?」と感じたらしい。

それ位、救急車の緊急搬送というのは、一刻も早く、病院へ行って、処置をしてもらうということに特化しているのだろう・・・。

少し、脱線するが、昨日の毎日新聞大阪版に、事件現場へ急行中のパトカーが、サイレンを切って、赤信号の交差点に進入して、軽乗用車と衝突して、軽乗用車の運転手と助手席に乗っていた運転手の妻に軽傷を負わせたという記事が載っていた。

サイレンに対する苦情が多い地域を通過中で、サイレンを切っていたというのだが・・・。

救急自動車のサイレンに苦情を言う住民にも疑問に感じるが、サイレンを切って緊急走行をするパトカーの神経も理解しがたい。

稀なことではあるが、この手のパトカーの事故は、全国で耳にする。

やはり、救急車の隊員たちとは、命の重さに対する考え方が違うのだろうか?

話しを元に戻そう・・・。

緊急搬送中。

その間も、私の血圧が高いままを維持していることに懸念を抱いたのか、何度も確認してくる。

救:「普段は血圧いくらくらいですか?」

私:「下は80~90程度、上は130~140程度です。」

救:「130の後半だと、高血圧症になりますからねぇ」

私:「・・・。」

声:「そんなに俺を高血圧症にしたいのか???」

そんなやりとりをしながらも、救急隊員の言うように、約10分程で、〇〇病院に着いたようである。

救急対応の入り口から、診察へと運ばれていく。

救急隊員の隊長が、病院のスタッフに状況を告げていく。

救:「48歳・男性・腰痛のため歩行できないということです。」

看護師:「はい・・・。」

救:「本人は、先週、韓国に仕事で行っていて、車で毎日何時間も移動をして、腰を固定していたのが原因じゃないかと言ってます。」

次回、病院到着後の話へ・・・。