余談・・・。
まるまる一ヶ月、リアル入院編を寄稿してきたので、書く方もそうだが、読む方も飽きてきたのではないかと思うので、少し有益な情報を提供したいと思う。
あなたはハンドソープや制汗剤を使っていないだろうか?
以下のニュースを見て欲しい。
http://digital.asahi.com/articles/TKY201208130487.html?ref=comkiji_txt_end_kjid_TKY201208130487
このニュースは、8月14日の朝日新聞デジタルニュースに掲載された物である。
このニュースを読んで、8月15日に寄稿しようと思っただのだが、取りあえず、テレビや新聞で、どのように取り上げられるのだろうと思い、状況を客観視していた。
ちなみに、今日(8月17日)、前述の記事で危ないとされた“トリクロサン(TCS)”という成分名で検索するのだが、朝日新聞デジタルニュース以降、追随して報道したというWeb検索の結果は得られない。
つまり、どのテレビでも、どの新聞でも、取り上げられていないということである。
日本最大級のネットショッピングの楽天市場で、“トリクロサン(TCS)”という成分を使った商品がどの程度あるのかを、検索してみると、9,631件もヒットした。
花王、ライオン、資生堂、カネボウ化粧品、P&G、牛乳石鹸共進、etc・・・
錚々たる日本を代表する化粧品・石鹸のメーカーが、名前を連ねている。
ちなみに、2011年度の花王の広告宣伝費は、82,209(百万円)である。
http://www.kao.com/jp/corp_ir/summary_03.html
広告宣伝費を湯水のごとく使う、日本でも有数の企業である。
その他、ライオンは21,702(百万円)・・・。
http://www.lion.co.jp/ja/invest/library/tanshin/pdf/rs2011.pdf
P&Gは、言わずと知れた世界でも有数の巨額の広告宣伝予算を持つ会社である。
資生堂は、2010年度だが、42,700(百万円)となっている。
http://group.shiseido.co.jp/ir/library/esg/sustentation02.html
カネボウ化粧品は、04年10月に、粉飾決算が明るみに出て、翌年5月12日に上場廃止となっているため宣伝広告費までは分からなかったが、藤原紀香さん、松雪泰子さん、北川景子さん、黒木メイサさん、深津絵里さん、等々、錚々たる女優人をCMに起用しているのだから、想像に及ぶだろう・・・。
広告不況と言われて久しいが、これだけのスポンサーを敵に回すメディアはいなかったということだろうか?
真実は、我々、消費者の元には届かないのだろうか?
我々は、常日頃から、殺菌、滅菌、除菌、抗菌等を行うと危険であると言い続けて来た。
当ブログでも、何度も取り上げているが、悠香の「茶のしずく石鹸」・・・。
この問題の本質は何処にあるかと言うことである。
本来、我々の皮膚は、表面が表皮と呼ばれる部分で出来ている。
この表皮が、外部から、様々な物質が侵入するのを防いでいる。
表皮には、毛穴の近くに存在する皮脂腺から、常に脂肪分が分泌されている。
いわゆる・・・“皮脂”である。
この皮脂は、2つの役割を持っている。
常在菌のエサとなり、常在菌を繁殖させ、それに反するように、雑菌の毒となり、雑菌の繁殖を抑えるのである。
我々は、常にバランスの話をしているが、我々の皮膚にも言えることなのである。
茶には、抗菌作用があると言われているのだが、それで、洗顔や手を洗うことにより、皮膚のバクテリアのバランスが崩れ、更に、石鹸本来の界面活性効果で、皮脂をはぎ取るのだから、自身で無防備な状態を作っていっているに過ぎない。
更に、「茶のしずく石鹸」には、PG(プロピレングリコール)が使われている。
PGとは、言うなれば溶解剤で、本来は突破できない角質層の突破を容易にするのである。
そして、皮脂・角質を突破した外敵は、何処に安住の地を求めるかというと、脂肪である・・・。
一番範囲の広いのは皮下脂肪、次は臓器(腎臓・肝臓・膵臓・脾臓・心臓・胃)などに蓄積され、それぞれの活動機能を低下もしくは破壊し、更には、脂肪に近い成分と言われている脳に影響を及ぼすのである。
ハンドソープや制汗剤などに使われているという“トリクロサン(TCS)”も同様であろう。
心臓の活動や運動能力が低下すると言うのだが・・・。
それでも、あなたは、殺菌、滅菌、除菌、抗菌・・・続けますか?