「真実の口」580 訪中記(13年6月)・・・⑦

前回の続き・・・。

馬さんの出迎えで、オフィスに向かう。

シリーズ第4回で、オフィスでミーティングをした旨を寄稿したが、その際は、さらりと書き流したのだが、実は、抗酸化の原理について、一生懸命理解しようとするのは良いのだが、どうしても、化学や物理等の科学的知識から哲学的知識までが必要になってくるため、大方の人間が理解に至らないというのが現状である。

現に、Mi Lunのスタッフも同様だった・・・。

そのことがあったためか、この日は、席に着くなり、除さんが、「今日は原理の話はしないので・・・。」と笑いながら言ってきた。

私も、「無問題(モーマンタイ)!」と応え、にこやかムードでミーティングが始まった。

第一の議題は、如何にしてサロン利用者にその価値を理解してもらい、顧客獲得をしていけばいいかという内容だった・・・。

私は、まず、ユーザーもスタッフも情報を共有することが大切であることを説いた。

例えば、ある人が、何らかの症状に効果があった場合、その人の言葉で、メッセージを書いてもらい、それらを集めて、機関紙等を作り、定期的に交付すること。

何より、大切なのは、症状を真剣に受け止め、改善したときには、一緒に喜んであげること。

また、現在、顧客となっている理容院やエステサロンの利用者を集めて、ワイン作りやヨーグルト作りを開催し、完成後に皆で試飲・試食をすること。

その他、日本で行っているチラシ等の話をしたのだが、上海はチラシ大国で、下手したら、一日に10cmの束が出来るくらいのチラシが投函され、その殆どが、ゴミ箱行きになると言うことなので、説明するのが面倒になり諦めた。

日本でも、大量のチラシが投函され、辟易している方も多いと思うのだが、工夫をすれば、自分のチラシだけは目に留めさせる方法があるのだが・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

人間の行動学と心理学を頭に入れておけば、簡単なことなのだが、日本でも、こんなことまで聞いてくる工務店やサロン経営者がいない状況なので、あえて、ここで披露することもないだろう・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

第二の議題は、効果をどうやって確かめればいいかという内容だった。

抗酸化の効果は体験した本人が一番良くわかるのだが、残念ながら、それを確かめるのは、なかなか難しい・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

そこで、以前、当ブログでも紹介したことがあるのだが、酸化還元確認計(アラ!元気)というものがあることを紹介した。

原理としては、唾液成分の一つひとつの電解質の濃度および酸化体と還元体の活量比率を総合的に演算して、酸化あるいは還元のいずれかの唾液であるかを客観的に確認することができるというものだ・・・。

まあ、簡単に言えば、素人でも唾液少量で、今の体調が、酸化に傾いているか、還元に傾いているかを調べることが出来ると言うことである。

その上、医療機器というのが売り物になっている・・・。

たまたま、私の今回の訪中に合わせるかのごとく、東京化セン株式会社の山本社長が、抗酸化寝具の開発の件で、中国に訪れており、時間を割いて、私と打ち合わせる段取りになっていた。

そこで、「もし良ければ、今晩の食事にでもお誘いして、お互いを引き合わせることが可能だが・・・。」と伝えたら、是非、紹介して欲しいと言うことで、山本社長に連絡を入れることにした。

実は、その前々日位から、海外での通話は高いため、山本社長とはSMS(ショート・メッセージ・サービス)で連絡を取り合っていた・・・。

SMSとは、携帯電話やPHS同士で、最大で70文字程度の短い文章によるメッセージを電話番号宛に送信するサービスのことである。

何の気なしに使っていたSMSだが、この後、中国という国の恐ろしさを味わうことになる・・・ヽ((◎д◎ ))ゝ ひょえぇ~

このことは、また後で触れる・・・。

第3の議題は、細かな疑問・質問への回答だった。

活性酸素に対してであったり、ガンに関してであったり、農業に関してであったり、etc・・・。

事前に質問事項を知っている訳でもないのに、あらゆる質問に即答するので、除さんは、別の意味で呆れていた・・・( ̄ー ̄)ニヤ

そこで、王さんが、3月に訪中した際にも、中国で有名な高学歴大学出身の専務相手に、化学、物理、天文学、医学等々、全て、即答していたことを披露して、納得していたようだった・・・。

次回へ・・・。