「真実の口」726 食の安全に関する再考 44

前回の続き・・・。

前回、F1種の危険性の情報の中で、F1種とGM作物を混同しているということを書いたのだが・・・。

その多くは、モンサント社の陰謀により、一代限りの種子(F1種)が開発され、農家を管理下に置き、延いては、世界の食糧を統治しようとしているというものである。

残念ながら、F1種はモンサント社がGM作物に手を出す以前から、世界の主流と言われる存在になっていた・・・。

しかし、この現実が、モンサント社のGM作物を農家に浸透させていくための大いなる後押しになったのは否めない・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

6月23日の寄稿「食の安全に関する再考28」で、GM作物の生産状況を記した。

「遺伝子組換え作物をめぐる世界の状況について」という宮城大学食産業学部三石誠司教授のレポートもあるので、世界のGM作物の現状を知ることができるので参考にして欲しい・・・。

ご存知のように、アメリカは世界最大のGM作物生産国である・・・。

そして、日本は作物の殆どを輸入に頼っている・・・。

その結果、国民の知らぬ間に、どうやら、日本は遺伝子組み換え食品の輸入大国になっているらしいのである・・・。

例えば、トウモロコシに関しては、世界最大の輸入国で、その量は年間約1,600万トンにのぼり、約9割がアメリカ産で、その88%が遺伝子組み換え品種である・・・w( ̄△ ̄;)wおおっ!

これらのトウモロコシは主に家畜の飼料をはじめ、食用油やコーンスターチなどの加工食品の原料に使われている・・・( ゚д゚)ゲゲッ!

因みに、大豆も年間約300万トン輸入されており、その約7割がアメリカ産で、その93%が遺伝子組み換え品種である・・・( ゚ Д ゚!)・・・・マヂカッァァァ

大豆と言えば、日本では、醤油や味噌などの食生活に欠かせない加工食品の代表ではないか・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

ところで、醤油には遺伝子組み換えの表示義務はないということをご存知だろうか???

「遺伝子組換え農産物を原材料として使っていても、組み込まれた遺伝子やその遺伝子が作るタンパク質が製品中に残っていない」場合は表示義務がないという農林水産省の通達で決まっているのである・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…

いかん・・・。

いかん・・・。

またまた、脱線しそうになった・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..

本題は、8月8日寄稿のO-157とGM作物の関係のはずだった・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

何故、アメリカのGM作物戦略によるトウモロコシ生産増によって、日本でO-157が発生するのだろう・・・???

単純なことで、本来、牛は“草”を食べる動物なのである・・・!

誰もが、習ったように牛の胃には4つの部屋があり、食物を反芻しながら栄養を消化吸収していく・・・。

そこに、トウモロコシ等を含んだ濃厚飼料をやるとどうなるか・・・???

→牛は消化できないコーンの為に、過度の消化運動を繰り返す・・・。

→当然、牛の胃は弱ってくる・・・。

→胃酸過多になり、種々の菌が発生する・・・。

→人間は抗生物質を与える・・・。

→抗生物質に態勢を持った菌が発生する・・・。

→O-157の誕生・・・。

こういうプロセスでO-157という非常に感染力の高い菌が生まれてきたのである・・・!

第二次大戦、キューバ革命、食糧危機等々、全く関係のないことのように思っていたが、一つ一つの国がクモの糸のように連鎖していることで、GM作物が大量に作られるようになり、新たな病気が生まれていってしまうのである・・・。

皮肉な物である・・・ε=( ̄。 ̄;)フゥ

次回へ・・・。