前回の続き・・・。
前回、シャーブルック大学病院センターの医師たちによる、血液検査の結果で、血液中に除草剤の有毒成分が残っていたということを寄稿した・・・。
多くの方が、「やっぱり・・・。」という感を持ったのではないだろうか・・・???
ここでこの実験に関する見解は先送りするが、これと併せて、GM作物に対する批判を展開するHPやblogには、以下の実験が同じ文章のまま転載され続けている・・・ヘ(-′д`-)ゝヤレヤレ..
以下、その文をそのまま転載する・・・(o´_`o)ハァ・・・
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米国コーネル大学のジョン・E・ロゼイ助教授のチームは、英国科学誌ネイチャー5月号に殺虫成分(=Btタンパク質)を導入した殺虫性トウモロコシが、チョウに被害を及ぼす恐れがある、との研究結果を発表しました。
実験は、殺虫性トウモロコシの花粉を振りかけたトウワタという植物の葉を、オオカバマダラという米国では有名な蝶の幼虫に食べさせたところ、4日間で幼虫の44%が死亡し、生き残った幼虫も発育不全になったというものです。
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“米国コーネル大学 ジョン・E・ロゼイ助教授”で検索すると、同じ文章のまま56件がHitする・・・。
何年の5月に掲載されたかさえ検証されていない・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
因みに、1999年の5月20日である・・・。
今から、15年前の事である・・・(^-^;)
結構、あたかも最近の出来事のように、書かれているblogも散見する・・・。
当然、私は、原文を探す・・・キョロ(・_・。)(。・_・)キョロ
発見!
http://www.nature.com/nature/journal/v399/n6733/abs/399214a0.html#top
あれ?
あまりにも短い・・・???
翻訳してみると・・・。
「一般的にBtは、その他の植物への影響は低いと考えられている。
しかし、Btコーンの花粉は、風速3で少なくとも60mは、周囲に飛散し、次世代の花粉にBtの毒素が検出されるのでリスクを伴っている。
Btコーンの花粉は、Btコーン畑の近くにある他の植物の上に堆積され、これらの植物を、エサにする生物が摂取することは考えられる。
実験室に於いて、Btコーンの花粉を振りかけた唐綿=(トウワタ、milkweed)の葉とBtコーンの花粉を振りかけていない唐綿の葉で、オオカバマダラ(Danaus plexippus)の幼虫を飼育した。
その結果、Btコーンの花粉を振りかけた幼虫の方は、食欲減退、成長鈍化、死亡率の上昇が見られた・・・。」
ガ—(((((∑(°Д° )))))—ン
あっ!
最後に、“To read this story in full you will need to login or make a payment (see right).”という一文が・・・(・◇・)ナットク!
『続きを見たけりゃ金払え・・・!』
(ノω・、)ソリャソウカ
試しに、“Cornell University JOHN E. LOSEY GMO”で検索してみた・・・!
おう!・・・d(≧▽≦*d)
ナント、コーネル大学のHPの中に、もう少し、詳しく掲載されているではないか・・・((≧▼≦)ヤッホ~))♪
http://www.news.cornell.edu/stories/1999/04/toxic-pollen-bt-corn-can-kill-monarch-butterflies
翻訳は頭を使うので、次回へ・・・。