前回の続き・・・。
KTSの新事務所から下を見下ろすと、赤い橋が見える。
栗:「あの赤い橋、捻れていて面白いんですよ。」
私:「へ~っ。」
栗:「少し前に長いガラスの橋が架けられたのを知ってますか?」
私:「はい。日本でも話題になってましたよ。」
栗:「あれ、すぐに閉鎖になったんですよ。」
私:「えっ?そうなんですか?」
栗:「はい。実は、あの橋も真ん中がガラスで出来ているんですよ。」
私:「へ~っ。」
栗:「歩く気はしませんけど・・・(笑)。」
私:「確かに・・・(笑)。」
栗:「結構、話題になったんですよ。後で、行ってみますか?」
私:「行ってみましょう。行ってみましょう。」
・・・と言う会話が、3人の中国人が来る前になされていた。
ところで、上の会話で出てきたガラスの橋をご存知だろうか?
日本でも結構話題になったんだが、その後はどうなったのかさえ知らなかったのだが・・・。
中国湖南省の張家界にある峡谷に、昨年8月20日にオープンした“世界最長のガラスのつり橋”という触れ込みで話題を呼んでいた・・・。
全長430メートル、地上からの高さは約300メートル。
話題が話題を呼び、訪問客も殺到した。
しかし、ナント、13日後の9月2日に、突然、営業停止になったらしいのだ・・・。
当局の言う理由には、「訪問客が多過ぎるのが閉鎖の理由」となっている。
1日当たりの訪問客を8,000人に限定していたところが、実際の需要はこの10倍程度に膨れあがっていたという。
238元(約3,610円)のチケット代が、1,000元(約15,200円)で転売されるまでだったらしい・・・。
当局が言うには、「橋の強度は問題ない。」らしい・・・。
実は、この橋が一般開放される前に、あるイベントが行われたらしい・・・。
橋の表面のガラスにハンマーを次々と打ち下ろして、その安全性をアピールするというイベントである。
何故、このようなイベントが行われたかというと、河南省に造られたガラス張りの遊歩道にひびが入った写真がインターネット上に投稿され、不安を訴える声が上がったためという・・・。
中国でもSNSは大流行・・・。
中国版twitterの微博(ウエイボー)にてアップされたユーザーのつぶやきがこれ・・・。
「歴史的瞬間を見た。雲台山のガラスの橋が割れた…。橋を渡り終えようとした時に突然バキッという音がして、足元が揺れた。見下ろすと足元のガラスが割れていた。ガラスが割れた具体的な理由は分からないけど、その時に割れた。私は大声でガラスが割れた、本当に割れた!と叫び、前の人を押してまで逃げました…。怖かった」
しかも、割れた理由が、観光客がマグカップを落としてヒビが入ったという・・・。
この橋もオープンから10日余りで、閉鎖になったという・・・(笑)
そして、営業再開は未定・・・(爆)
その不安を吹き消す為の湖南省のガラス橋のイベントの結果・・・。
声:「えっ!ヒビ入っているし・・・」
現地の技術者によると、「橋は表面部分に複数のガラス板を重ねて5cmの厚さにてあり、ひびは入っても割れて落ちることはない。」らしい・・・。
更に、そんなことは想定内と言わんばかりに、その上を車を走らせたらしい・・・。
VOLVOの最上級クラス・・・VOLVO XC90
以前、会田氏の知人が、これよりも軽量のVOLVOをジャッキアップしたら、道路がへこんだらしい・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛
VOLVO XC90の総重量は、2.535kg・・・。
結果、無事通り拍手喝采だったらしい・・・。
前述の技術者は、「橋がいかに信頼できるものかが証明され、観光客はその安全性を体験できるでしょう。」と得意げに話したという・・・。
そして、9月30日に営業再開・・・。
1日の利用客数を8,000人から10,000人に拡大し、チケットはネットでの予約販売制となり、入場時に身分証を確認して転売を防ぐ方式も導入されたらしい。
あなたは渡りますか・・・?
次回へ・・・。