前回の続き・・・。
前回、国立がん研究センター vs J〇(日〇た〇こ〇業)のフルボッコの論戦を公開させていただいた・・・(。_゚)☆O=(–#)q
国立がん研究センターは、『受動喫煙で明らかに肺がんが増える。』という主張を崩さず、J〇は、『統計分析法に異議あり。』と反論・・・。
論点が、統計分析法を巡るものなので、専門家でも意見が分かれるほどの超難問らしい・・・。
国立がん研究センターの論文は、JJCO(Japanese Journal of Clinical Oncology)10月号に発表されている。
JJCOは、がんの臨床研究を取り扱う日本で始めての英文誌として1971 年に創刊されたものらしい・・・。
これを読み解いた専門家の立場から見ると、以下のような見解になるらしい。
『 受動喫煙の害については、早くも1998年にアメリカで発表された論文の中で厳密な分析結果が報告されています。同論文では、まず受動喫煙に関するメタアナリシスが多数行われており、うち5編は「因果関係なし」と結論していますが、どれも「たばこ企業の社員またはコンサルタントが書いたものだった」と断罪しています。
メタアナリシスの対象にした論文の重みのつけ方に作為があったことを指摘するとともに、正しいメタアナリシスの基準についても詳細に述べています。その上で、「受動喫煙の害は証明される」と結論していました。この分析には、日本人が発表したデータも含まれていました。
この論文にくらべると、がんセンターの研究は不完全なものだったといわざるを得ません(調査対象者が本当にたばこを吸っていないことを血液検査で確認していない、対象論文のすべてが「因果関係なし」と結論したものだった、など)。特に、どれも「関係なし」と結論した論文であるにもかかわらず、それらのデータを合算したら「関係あり」に変わった、という主張は受け入れ難いものです。
互いに異なる条件下で行われた調査の結果を合算するという単純な考え方にも問題があります。同論文は国内の雑誌に載ったものですが、(私自身の経験によれば)海外の一流といわれる専門誌に掲載を断られた場合に、そうせざるを得ないことがあります。
この点、JT側の「むしろ、ひとつの大規模な疫学研究を重視すべき」との意見には私も賛成です。ただし、文献には信頼性が高い「ひとつの大規模調査の結果」も報告されており、「受動喫煙と肺がんは関係あり」との結論になっていました。JTの反論にも一理あったのですが、皮肉なことに結論はその意に反するものでした。今回の論争に限れば「両者引き分け」といったところです』
これは、B〇(ビ〇ネ〇ジ〇ー〇ル)誌の取材による、新〇大〇名誉教授で医学博士の岡〇正〇氏による見解だ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム
そして、更にB〇誌は、この岡〇教授の見解をもとに、J〇へ直撃取材をおこなったようだ。
それに対するJ〇の回答は・・・。
『現時点ではHP上に掲載している情報がすべてであり、個別の質問には回答していない。』
う~ん・・・(´ー`)フッ
つれないなあ・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…
まあ、専門家でも意見が分かれるものを、ど素人の私があれこれ言っても仕方がない・・・(笑)
ひとつ、切り込み方を変えてみよう・・・( ̄ー ̄)ニヤリ
前々から疑問に思っていたことがひとつ・・・ゥ─σ(・´ω・`*)─ン…
タバコの煙には、約 200 種類もの有害物質が含まれていると言われている・・・。
そのうち約 70 種類が、発がん性物質であるとも言われている・・・。
そして、巷でよく聞く話なのだが・・・。
「主流煙よりも、副流煙の方が、多くの有害物質が含まれている。」
聞いたことは無いだろうか?
これは一説に、主流煙は、吸うときに800℃もの高温になるため、有害物質も燃焼されやすくなるが、それに対して副流煙は低温のため、煙のなかに多くの有害物質が残り、それだけ危険性が高くなるというのだ・・・。
因みに、どの喫煙あるいは禁煙のサイトでも共通してみられる数字がある。
副流煙には、主流煙に比べて ニコチン*2.8 倍、タール*3.4 倍、一酸化炭素*4.7 倍 も含まれているらしい・・・。
こんなグラフを作ってみた。
その他、ベンゾ(a)ピレン*3.4 倍、キノリン*11 倍、アンモニア*46 倍、ジメチルニトロソアミン*19~129 倍 にもなるという・・・。
確かに副流煙の方が凄そうだ・・・。
現在、煙草を吸っている人のうち、 3人に1人 は、「煙草を止めたい。」と思っているらしい・・・。
私の周りでも、「今度こそ絶対にタバコをやめる!」と決意しながら、次会った時には・・・( ̄(エ) ̄)y-゚゚゚
意志が弱いから・・・?
以前にも書いたが、これだけ値上がりしているのに吸い続けているのだから、ある意味、意思が強いのだ・・・( ̄∇ ̄;) ハッハッハッ
では、止めたいと思っている喫煙者が、何故、煙草を止められないのか・・・??
そう、ニコチン依存症になってしまっているからである・・・。
「いや、知ってるよ。」って、聞こえてきそうだが・・・(笑)
ファイザー製薬に解説があったので、ちょっとパクリ・・・m(_ _)m
(1)脳には、ニコチンが結合すると快感が生じる受容体があり、それを α4β2ニコチン受容体 と言う。
(2)煙草を吸うと、ニコチンが肺から血中に入り、すぐに脳に達する。
(3)ニコチンが、α4β2ニコチン受容体 に結合すると、 快感を生じさせる物質(=ドーパミン) が放出される。
(4) ドーパミン が放出されると快感が生じ、さらに、もう一度煙草を吸いたくなる。
(5) (2)~(4)を繰り返すうちに現れる、イライラなどの離脱症状(禁断症状)を避けるため、喫煙をやめられなくなる。
これを見て疑問には思わないだろうか・・・?
次回へ・・・。