「真実の口」855 環境回復農法~技術指導~①

私が国内外を行き来している間に、大阪もすっかり夏めいて、蝉が鳴くようになっていた・・・。

我が家の庭でも、朝5時くらいから、盛んに鳴き声を競っている・・・。

もちろん、クマゼミである。

クマゼミ

クマゼミも昨今の温暖化の影響を受けてか、福島辺りでも、生息しているらしい・・・。

東日本大震災慰霊の旅・第3弾として、4/22~24にかけて東北入りし、福島を中心に巡ってきたのだが・・・。

丁度、この時期の山形・福島は桜が見頃で、その福島も今ではクマゼミが鳴いているのだろうか・・・???

東日本大震災慰霊の旅に関しては、後日、寄稿するのだが、今回は、それと並行して、山形での農業指導も大きな目的だった。

4月22日午前10:00、仙台空港へ・・・。

山形に行くのに、何故、山形空港でないのだろうかと疑問に思う人もいるだろう・・・。

答は簡単であるJ〇L便しかないのである・・・( ̄▽ ̄;)アハハ…

更に、ボ〇バ〇デ〇ア社とエ〇ブ〇エ〇社の機体しか飛んでいないである・・・。

・・・と言うわけで、A〇Aを利用して、11時15分に仙台空港へと降り立った。

レンタカーを借りて、一路、山形へ・・・。

実は、昨年、12月にも、一度、訪れているのである。

その時は、雪が・・・。

そう、雪男がまたまた発動されたのである。

現地を確認しに行ったのだが、残念ながら、雪の下になっていたのである・・・┐(´∀`)┌ヤレヤレ

結局、おおまかな環境回復農法の考え方をお伝えするだけで、とりあえず、雪が溶けてから、再訪すると言う約束をしての、2度目の訪問となったのである。

目的地は、山形県西村山郡大江町左沢である・・・。

地図

多分、多くの方は、「やまがたけん・・・ひだりさ(ざ)わ」と読んだのではないだろうか・・・?

これは、“あてらざわ”と読むのである。

名前の由来を知るのも、その土地を知るのに役立つので、由来を紹介しよう・・・。

いくつもあるらしいだが有名な物をピックアップしてみよう。

一つめは、かつて寒河江荘の領主だった大江氏が、近郊の長岡山(ながおかやま)に登って西の方を眺めたとき、平野山(ひらのやま)の左手に見える山谷を「あちらの沢」と呼んだことから呼ばれるようになったというもの。

二つめは、大江町と朝日町の境界上に位置する山岳信仰の山「日光山(にっこうさん)」から、太陽の昇る東の方を望み礼拝したとき、左手に見える沢を「左沢(あてらざわ)」と呼び、右手の朝日町方面を「右沢(かてらざわ)」と称したというもの。

三つめは、最上川(もがみがわ)の左を流れる月布川(つきぬのがわ)の左岸に開けた土地であるから、「左」という字をとったというもの。

四つめは、アイヌ語で、「ア(支流の)」「テイラ(森林のある低地)」や「アツテイラ(ニレの森林の低地)」があり、また「アツテ(絶壁)ラサワ=東岸は絶壁で、西岸は低い」 などの言葉があり、それに由来するというもの。

私としては、抗酸化が呼ばれたことから、四つ目がしっくりくるのだが・・・。

訪問先であるUさんは脱サラして、農業を始めた方である。

独立して3年ということだった。

当初から、無農薬栽培に取り組み、試行錯誤を重ねてきたらしい・・・。

しかし、なかなか、思うようにはいかないというのが、昨年、訪れた時に聞いていた話である。

果樹の無農薬栽培を実践し、広めてゆきたいという意気込みは十分に伝わってきた。

たまたま、いきいきペールを購入しようとした際、ホームページ内に、「環境回復農法採用者募集」という一文に惹かれて、問い合わせを頂いたのである。

車を走らせること、1時間半・・・。

前回同様、大江町役場での待ち合わせである。

次回へ・・・。