「真実の口」217 その住宅で大丈夫?⑯

引き続き省エネの話・・・。

前回、湿度と温度、またそれによる体感の違いについて寄稿した。

では、我々が快適と思う環境を夏と冬で考えてみよう。

夏は、温度が26~27℃、湿度が50~60%。

冬は、温度が20~22℃、湿度が40~60%。

この位を快適と感じるようである。

これに、若干の空気の流れがあれば、尚、快適ということらしい。

それが、夏でも冬でも、0.3m/s(秒速)ということである。

前回の寄稿にハワイと沖縄の比較の話をしたが、実はあれは詭弁である。

多分、ハワイは暑いのに関わらず、余りジメっとせず、快適に生活できるイメージを持っている人が多いと思う。

だが、現実には、ハワイで35℃になることは滅多にない。

これがハワイ・ホノルルの気象データである。

http://www.weatherbase.com/weather/weatherall.php3?s=28119&refer=&units=metric

上段から、平均気温、平均最高気温、平均最低気温、最高気温、最低気温と続く。

下の方にスクロールしていただければ、Average Morning Relative Humidity(朝の平均相対湿度)とAverage Evening Relative Humidity(夕方の平均湿度)がある。

これを見ると、朝の年平均相対湿度は78%、夕方の年平均相対湿度は62%となっている。

如何だろう?

想像よりも、結構高いと感じるのではないだろうか?

ちなみに沖縄・那覇の気象データは、次のようになっている。

http://www.weatherbase.com/weather/weatherall.php3?s=63974&refer=&units=metric

このデータを見る限り、沖縄では、35℃を超えることは無いようである。

ただ、朝の年平均相対湿度は81%、夕方の年平均相対湿度は70%となっている。

やはり、ハワイの方が湿度は若干低いようである。

前回、イメージしやすいようにハワイと沖縄を引き合いに出して話をしたのだが、何故、ハワイの方が過ごしやすいイメージを持つのだろうか?

どちらも気温の高くなる7月~10月の湿度だけ見ると、明らかにハワイの湿度のほうが低くなっている。

これは、ハワイが、太平洋の真中に位置すし、年間をとおして偏西風が吹き抜け、太平洋高気圧に覆われ、常に、乾いた下降気流があるため、夏でも温度のわりに湿度が低くなるためである。

抗酸化工法で建てた家は、一年を通して、過ごしやすい湿度を保つことが出来る。

前述した、我々が快適と思う、夏は50~60%、冬は40~60%をほぼ維持してくれる。

何故、このようなことが可能になるのだろうか?

2008年11月26日に寄稿したブログを紹介しよう。

http://www.aida-soken.co.jp/cgi/wp/?s=%E6%B9%BF%E5%BA%A6%E3%81%8C10%25

ここに、環境回復サロンと湿度(=水)について書いている。

抗酸化工法の空間では、湿度を水でない水に変えているのである。

一般の住宅では、湿度35℃を切ると、加湿器を使う。

確かに、それは快適にするために、間違いでは無いのかも知れないが、結露、カビ、ダニ等の好きな環境を作り上げ、住宅にとって、一番致命的な湿気を与えていることを忘れてはならない。

抗酸化工法の家は、何故、夏でも冷房が不要なのか?

それは、温度と湿度と体感だけの問題ではない。

自然のエネルギーはゼロになるように出来ていると言うことは何度も述べている。

抗酸化工法の家では、湿度が高くならないため、室温が上がらない。

実際に、外気と内気の違いは、7~8度は変わってくる。

温度差があれば、当然、窓を開けたら、風が吹き込む。

自然に快適な空間を作り上げるのである。

この空間であれば、エアコンの冷房を使わずに、扇風機等で風を起こしてやるだけで快適に過ごせる。

抗酸化工法の室内にある“水に有らざる水”は、一般住宅にある湿度という目に見えない水と違い、温められればその効果を持続し、いつまでも温かく、逆に冷やされてもその効果を持続し、いつもでも涼しいという状況を作り出すのである。

素粒子が理解できれば解るのだが、難しくなるので一つの原理だけ書くことにする。

全てのエネルギーは、粒子であり波である。

このエネルギーがより伝わりやすい空間を作り上げているのである。

如何だろう?

結構、抗酸化工法って、魅力的ではないだろうか?

次回へ・・・。