「真実の口」782 新・抗酸化溶液・・・⑫

前回の続き・・・。

振動医学を日本に紹介しているドイツ振動医学推進協会のヴィンフリート・ジモン氏の著書やいくつものHPに紹介されている「量子論の父」と言われているマックス・プランクが遺したとされる言葉・・・。

『全ては振動であり、その影響である。現実に何の物質も存在しない。全ての物は、振動で構成されている。』

どうもこの言葉への信憑性が持てないので・・・嘘クサィ( ̄m ̄)

少し、切り口を変えてみる・・・。

素粒子は、横に置いて、とりあえず、我々が学校で習った原子や分子で考えてみよう!

原子や分子は振動しているのだろうか・・・?

前段で、原子と分子について、次のように解説した・・・。

原子は、物質の基本的構成単位で、化学元素としての特性を失わない、最小の微粒子である。

分子は、原子の結合体で、その物質の化学的性質を失わない最小の構成単位である。

まず、分子について考えてみよう!

実は、分子の振動を、我々はよく利用している・・・( ̄□ ̄;)!!

特に、一家の料理を担っている主婦あるいは主夫、そして、コンビニエンスストアの弁当・総菜を利用するサラリーマンやOL・・・。

勘の良い人は既にお気づきのことと思うが・・・。

何かお判りだろうか?

そう、電子レンジである!

日本では、電子レンジを利用することを、「チンする」という表現だけで、お馴染みの電化製品である・・・。

因みに、電子レンジは、「マイクロ波を食品に当て、食品に含まれる水分子を振動させることによって発生する熱を利用して、食品を温める。」という原理を利用している。

余談だが、この原理はアメリカで軍用レーダーの研究中に偶然発見されたものである。

太平洋戦争時、大日本定刻陸軍・登戸研究所では、この原理を利用して、電磁波が殺人光線として利用可能かどうかが研究されていたというのだから、恐ろしい話しである・・。

閑話休題・・・。

分子の振動と聞いて、更に、勘の良い方であれば、音叉の説明の時に出たキーワード“固有振動数”が頭に浮かぶのではないだろうか・・・(´゚ω゚):;*.’:;

もしかして、電子レンジは、水分子の固有振動数を利用しているのでは・・・?

正解!!!

・・・と、言いたい所だが、残念ながら、そう短絡的なものではない。

電子レンジで使われている周波数は、2.45GHzが殆どである・・・。

しかし、これは、国際電気通信連合(ITU)によって、割り当てられているISM(Industrial Scientific Medical)バンドという産業科学医療用に用意された周波数帯を利用しているに過ぎないのである・・・。

色んなHPで、“水分子の固有振動数=2.45GHz”と紹介され、マイクロ波で食品に含まれている水分と共鳴させることにより、水分子を振動させ、摩擦熱により食品を温めるという解説をしているものがあるのだが、これは誤りである・・・…..〆(・ω・)メモメモ

因みに、水分子は言うまでもないことが、水素原子:2と酸素原子:1が結合したものである。

解りやすく言えば、二等辺三角形の形で結びついていると思って欲しい・・・m(_ _)m

つまり、その角度によっては、固有振動数は変わってくると言うことなのだ・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

結論から言えば、水分子は、それぞれ3657 cm-1、1595 cm-1 、3756 cm-1と3つの固有振動数を持つことになる・・・。

また、ややこしい単位が出てきたが、cm-1=カイザーと読む・・・。

電磁波の波数の単位なのだが、それぞれHzで計算したいところだが、面倒なのでパス・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

難しくなってしまったが、以前も利用させていただいたが、TDK発行の今の技術がよくわかるテクノ・マガジン“テクマグ”の中でこんなものを見つけたので、電子レンジの仕組みを詳しく知りたい方は、参考にして欲しい・・・。

No.32 マイクロ波技術と電子レンジ

ははは・・・。

丸投げだ・・・(´-ω-`;)ゞポリポリ

取りあえず、分子は振動していると言うことはご理解いただけたことと思う・・・。

次回へ・・・。