「真実の口」2,295 サバイバー ㊿

前回の続き・・・。

昼食を終え、くつろいでいると、しばらくして・・・。

コンコンコン♪

看:「ササダさん。こんにちは~。午後担当の @$ です。よろしくお願いします。」

私:「はい。よろしくお願いします。」

看:「食事は済まされましたか?」

私:「はい。」

看:「完食ですか?」

私:「はい。」

看:「はい。ありがとうございます。明日、退院の予定ですかね~?」

私:「えっ?いや・・・、確か、水曜か木曜だと思いますけど・・・。」

看:「えっ?そうなんですか?」

私:「はい・・・。」

看:「ちょっと、確かめてきますね~。」

部屋を出ていく看護師さん・・・。

しばらくして戻って来た。

コンコンコン♪

私:「はい。」

看:「こちらの入力が間違ってたみたいです・・・。」

私:「ああ~。びっくりした(笑)。」

看:「すいません・・・(笑)。」

取り敢えず、問題解決したようだ・・・。

日曜の昼下がり、転寝をしていると・・・。

コンコンコン♪

私:「はい。」

家:「どう?」

私:「ああ・・・。寝てたわ・・・。」

娘:「お父さん、来たよ~。」

娘と二人で来たようだ。

私:「おう、来たんか?」

娘:「大丈夫~。」

私:「ああ~。だいぶん、喋れるようになったしな~。水曜位には退院出来ると思うよ。」

娘:「良かった。」

家:「食べられるようになってきたみたいだしね。」

私:「ただ、昼過ぎに看護師さんが来て、明日退院ですねって確認されたわ。」

家:「えっ?」

私:「入力ミスかなんかやったんじゃろ(笑)」

家:「今、退院されても、どこまでの食事を作ったらいいか分らんし・・・(笑)。」

私:「そりゃそうやわな・・・(笑)。」

小一時間ほど、家内と娘と話して過ごす。

その後、初めて来た娘を談話室に連れて行く。

大阪城を前にして・・・。

特別室からの眺望

私:「どうや?天下取った気分やろ?(笑)」

娘:「うん(笑)。」

私:「天守閣がここより若干低いんよ(笑)。」

娘:「うん(笑)。」

その後、家内と娘を下まで送る。

手術後、初めて病棟から離れる・・・。

エレベーターで降りてみると、日曜で外来がないため、電気を間引かれ、暗い中、閑散としている。

私:「平日とえらい違いやね~。」

家:「うん。」

私:「はんじゃ、ありがとう。」

家・娘:「またね~。」

家内と娘を見送り、病室に戻って・・・。

動画タイム・・・。

転寝・・・・。

コンコンコン♪

配:「ササダさん。夕食をお持ちしました~。」

私:「はい。ありがとうございます。」

2024/12/1*夕食

≪メニュー≫ 軟菜食
全粥 220g
鯖缶のハンバーグ
小松菜の和え物
炊き合わせ
果物 リンゴ

≪栄養成分の表示≫
熱量: 439kcal
たんぱく質: 18.1g
脂質: 13.6g
炭水化物: 57.3g
塩分: 2.0g

声:「ウゲッ・・・。また、鯖缶のハンバーグだ・・・。」

鯖缶のハンバーグは手術前の夕食、最後の晩餐で出たメニューだ・・・。

これが微妙な舌触りと魚っぽさが残り不味い・・・_||○;’. ゲロゲロ

嘆きと悲しみを共有して欲しく家内に LINE を入れる。

LINE (私):「またもや、鯖缶ハンバーグ」

LINE (家):「それはなんか辛いな。まぁ、栄養考えてのことなんだろうけど」

LINE (私):「さあ?」

LINE (家):「もしかしたら、魚の方が柔らかいから?ミンチになっても牛とかは食べにくいんかな?」

LINE (私):「おでんで出たし、ミンチ」

LINE (家):「鳥じゃなかった?ミンチが出たのは覚えている。」

LINE (私):「鳥やろ」

LINE (家):「うん。だから牛とかはって限定した」

LINE (私):「鶏肉のハンバーグで良いやん」

LINE (家):「まあ、そうだけど。でも、明日はトンテキ!お肉らしいお肉かな?」

LINE (私):「明日から、ずっと肉続き(笑)」

LINE (家):「幸福度が増すな(*^_^*)」

LINE (私):「トンテキ 鶏肉の照り焼き 牛皿 ポークソテー」

LINE (家):「肉のオンパレード キタ━(゚∀゚)━!!って感じやなv」

LINE (私):「噛みづらいから、“敢えて”のな」

LINE (家):「リハビリな」

LINE (私):「そうやな」

LINE (家):「でも、もっとくつくつ煮込みうどんみたいなのが続くと思ってたから、時間は掛かるだろうけど、ある程度食べられそうで良かったよ。痩せすぎてもなぁ。食べて回復👍」

LINE (私):「 がんばります健康第一

そうだった、明日からは肉三昧・・・(笑)。

諦めて、しっかり頂こう・・・!

2024/2/3*夕食リクエスト

リクエストは、もちろん“ポークソテー”(笑)。

夕食を終え、くつろいでいると・・・。

コンコンコン♪

看:「ササダさん。こんばんは~。夜間担当の @¥ です。よろしくお願いします。」

私:「はい。よろしくお願いします。」

看:「お食事は済みましたか~?」

私:「はい。」

看:「完食ですか?」

私:「はい。」

看:「ササダさんは、明日、退院予定ですね~。」

私:「えっ???それ、昼も言われて、確認してもらったんですけど・・・?????」

看:「えっ?ちょっと、確認してきます。」

部屋を出ていく看護師さん・・・。

デジャヴュー・・・⸜( ¯⌓¯ )⸝ヤレヤレ

声:「おいおい・・・。そんなに早く追い出したいのか・・・(´;ω;`)ウッ…」

看護師さんが戻ってくる・・・。

コンコンコン♪

看:「すいません。手違いみたいです。」

私:「(笑)。」

ひと騒動もあり、家内に LINE を入れる。

LINE (私):「夜にも、明日、退院ですねって確認されたわ。」

LINE (家):「えっ?そんなんで大丈夫なんかなあ??」

LINE (私):「さあ?早く退院させたいんかな(笑)。」

LINE (家):「ああ・・・、あの変なオヤジみたいな(笑)。」

LINE (私):「おいっ(笑)。」

この時は、この会話が別のシーンでも、再現されることになるとは思わなかった

次回へ・・・。

 

「真実の口」2,295 サバイバー ㊿

前回の続き・・・。

昼食を終え、くつろいでいると、しばらくして・・・。

コンコンコン♪

看:「ササダさん。こんにちは~。午後担当の @$ です。よろしくお願いします。」

私:「はい。よろしくお願いします。」

看:「食事は済まされましたか?」

私:「はい。」

看:「完食ですか?」

私:「はい。」

看:「はい。ありがとうございます。明日、退院の予定ですかね~?」

私:「えっ?いや・・・、確か、水曜か木曜だと思いますけど・・・。」

看:「えっ?そうなんですか?」

私:「はい・・・。」

看:「ちょっと、確かめてきますね~。」

部屋を出ていく看護師さん・・・。

しばらくして戻って来た。

コンコンコン♪

私:「はい。」

看:「こちらの入力が間違ってたみたいです・・・。」

私:「ああ~。びっくりした(笑)。」

看:「すいません・・・(笑)。」

取り敢えず、問題解決したようだ・・・。

日曜の昼下がり、転寝をしていると・・・。

コンコンコン♪

私:「はい。」

家:「どう?」

私:「ああ・・・。寝てたわ・・・。」

娘:「お父さん、来たよ~。」

娘と二人で来たようだ。

私:「おう、来たんか?」

娘:「大丈夫~。」

私:「ああ~。だいぶん、喋れるようになったしな~。水曜位には退院出来ると思うよ。」

娘:「良かった。」

家:「食べられるようになってきたみたいだしね。」

私:「ただ、昼過ぎに看護師さんが来て、明日退院ですねって確認されたわ。」

家:「えっ?」

私:「入力ミスかなんかやったんじゃろ(笑)」

家:「今、退院されても、どこまでの食事を作ったらいいか分らんし・・・(笑)。」

私:「そりゃそうやわな・・・(笑)。」

小一時間ほど、家内と娘と話して過ごす。

その後、初めて来た娘を談話室に連れて行く。

大阪城を前にして・・・。

特別室からの眺望

私:「どうや?天下取った気分やろ?(笑)」

娘:「うん(笑)。」

私:「天守閣がここより若干低いんよ(笑)。」

娘:「うん(笑)。」

その後、家内と娘を下まで送る。

手術後、初めて病棟から離れる・・・。

エレベーターで降りてみると、日曜で外来がないため、電気を間引かれ、暗い中、閑散としている。

私:「平日とえらい違いやね~。」

家:「うん。」

私:「はんじゃ、ありがとう。」

家・娘:「またね~。」

家内と娘を見送り、病室に戻って・・・。

動画タイム・・・。

転寝・・・・。

コンコンコン♪

配:「ササダさん。夕食をお持ちしました~。」

私:「はい。ありがとうございます。」

2024/12/1*夕食

≪メニュー≫ 軟菜食
全粥 220g
鯖缶のハンバーグ
小松菜の和え物
炊き合わせ
果物 リンゴ

≪栄養成分の表示≫
熱量: 439kcal
たんぱく質: 18.1g
脂質: 13.6g
炭水化物: 57.3g
塩分: 2.0g

声:「ウゲッ・・・。また、鯖缶のハンバーグだ・・・。」

鯖缶のハンバーグは手術前の夕食、最後の晩餐で出たメニューだ・・・。

これが微妙な舌触りと魚っぽさが残り不味い・・・_||○;’. ゲロゲロ

嘆きと悲しみを共有して欲しく家内に LINE を入れる。

LINE (私):「またもや、鯖缶ハンバーグ」

LINE (家):「それはなんか辛いな。まぁ、栄養考えてのことなんだろうけど」

LINE (私):「さあ?」

LINE (家):「もしかしたら、魚の方が柔らかいから?ミンチになっても牛とかは食べにくいんかな?」

LINE (私):「おでんで出たし、ミンチ」

LINE (家):「鳥じゃなかった?ミンチが出たのは覚えている。」

LINE (私):「鳥やろ」

LINE (家):「うん。だから牛とかはって限定した」

LINE (私):「鶏肉のハンバーグで良いやん」

LINE (家):「まあ、そうだけど。でも、明日はトンテキ!お肉らしいお肉かな?」

LINE (私):「明日から、ずっと肉続き(笑)」

LINE (家):「幸福度が増すな(*^_^*)」

LINE (私):「トンテキ 鶏肉の照り焼き 牛皿 ポークソテー」

LINE (家):「肉のオンパレード キタ━(゚∀゚)━!!って感じやなv」

LINE (私):「噛みづらいから、“敢えて”のな」

LINE (家):「リハビリな」

LINE (私):「そうやな」

LINE (家):「でも、もっとくつくつ煮込みうどんみたいなのが続くと思ってたから、時間は掛かるだろうけど、ある程度食べられそうで良かったよ。痩せすぎてもなぁ。食べて回復👍」

LINE (私):「 がんばります健康第一

そうだった、明日からは肉三昧・・・(笑)。

諦めて、しっかり頂こう・・・!

2024/2/3*夕食リクエスト

リクエストは、もちろん“ポークソテー”(笑)。

夕食を終え、くつろいでいると・・・。

コンコンコン♪

看:「ササダさん。こんばんは~。夜間担当の @¥ です。よろしくお願いします。」

私:「はい。よろしくお願いします。」

看:「お食事は済みましたか~?」

私:「はい。」

看:「完食ですか?」

私:「はい。」

看:「ササダさんは、明日、退院予定ですね~。」

私:「えっ???それ、昼も言われて、確認してもらったんですけど・・・?????」

看:「えっ?ちょっと、確認してきます。」

部屋を出ていく看護師さん・・・。

デジャヴュー・・・⸜( ¯⌓¯ )⸝ヤレヤレ

声:「おいおい・・・。そんなに早く追い出したいのか・・・(´;ω;`)ウッ…」

看護師さんが戻ってくる・・・。

コンコンコン♪

看:「すいません。手違いみたいです。」

私:「(笑)。」

ひと騒動もあり、家内に LINE を入れる。

LINE (私):「夜にも、明日、退院ですねって確認されたわ。」

LINE (家):「えっ?そんなんで大丈夫なんかなあ??」

LINE (私):「さあ?早く退院させたいんかな(笑)。」

LINE (家):「ああ・・・、あの変なオヤジみたいな(笑)。」

LINE (私):「おいっ(笑)。」

この時は、この会話が別のシーンでも、再現されることになるとは思わなかった

次回へ・・・。