6月16日、2日目。
朝早くから、▲▲にある●●陶器産業へ移動する。
ここは、韓国の家庭では必需品とも言える陶器の壺を作っている会社で、韓国ではNo.?ということである
キムチ、味噌、醤油等、韓国の人には欠かせない料理や調味料をこの壺で作り、そのまま保存するのである。
これを抗酸化にすることにより、より早い発酵と長期の保存が可能になると伴に、韓国の人が一日数回必ずと言っていい程、口にするキムチを抗酸化食品にすることにより、体内のバランスを取ってくれるのではないかという期待感がある。
4代目に行程を確認するため工場内を案内してもらう。
これが壺を作るための粘土である。
この粘土を練り、下の画像にあるような上の型と下の型に入れ、上下を別々に作るのである。
そして上下を重ね、手作業で繋ぎ合わせていくのである。
これを時間をかけて乾燥させ、水分を抜いていく。
乾燥が終わると下のような土で色をつける。
そして乾燥室へと入れる。
・・・出来上がると我々も見たことのある壺になる。
この壺を是非抗酸化で作りたいという4代目と金社長の熱い思いが伝わってきた。
是非、韓国の人の健康を担う壺の完成を目指したいと思う。
●●陶器産業を後にして、午後、報恩でナツメの栽培を行っている崔さんの畑を見に行く。
山からナツメの木を移して栽培しているということらしい。
虫が耐えずに困っているとのこと。
ただ、畑を見てみると、藁を敷き詰めている。
これでは自然な状態ではない。
自然に即した栽培法にしない限りは虫は来ると言うことを伝えると、山でも虫が来るとのこと。
あくまで、頑としてして譲らないので、実際に山を見に行く。
しかし、残念ながら、そこにあったのは人間の手の入ったナツメ畑でしかなかった。
ナツメの実がこれである。
実が出るとすぐに虫が付きだし、このような状況になるらしい。
「これは山にあるというだけで、自然な物ではない。自生しているナツメと比較しよう」と言うが、自生しているナツメ自体が既に無いらしい。
これでは、埒が明かないので、「もし、私の言う環境回復農法を真剣にやりたいのであれば、山を見てください。それで、自ずと答えが出るはず」とだけ言い残して、後にする。
・・・と言いたいところだが、この山にあるナツメ園に行く途中でハプニングが発生した。
金社長の車が山道の凸凹にはまり、全く動かなくなったのである。
スコップを持ちだし、一生懸命掘り出そうとする金社長。
炎天下の中、延々1時間・・・
結局、コンバインで引っ張り上げてもらい無事救出。
この後、私が帰るまで、「韓国では車の種がホームセンター売ってあり、それを掘り起こして皆乗っている」とからかわれ続けたのは言うまでもない。
皆も私や会田氏の前でへまをやらかすと、ネタにされるだけなので十分注意して行動した方が良いと思う。
この後、一番気になっていたりんご園へ向かうのだが・・・こうご期待。