今夏より、高校受験の為に娘が塾へ通い出した。
それまでは、私は塾など不要と思い、娘も別に塾など不要と言っていた。
しかし、昨年、民主党が政権を取り、今年度より公立高校が無償化された。
そのため、高校無償化後、初めての受験を受けることになる。
・・・となると、これまでと傾向と対策が変わってくる恐れがある。
取りあえず、学校よりも塾の方が情報量は多いという理由で、夏期講習に通わせてみた。
娘によれば、学校よりも教え方が面白いということで、結構、気に入って、そのまま受験まで塾通いすることとなった。
娘の塾が終わるのが大方10時半~11時。
娘を車で迎えに行かなければいけないので、私は、夕食時にアルコールを飲むことが出来なくなってしまった。
私を知る人間にすれば、「えっ!」と驚くことと思う。
中には、あのウワバミが・・・などと悪態をつく人もいるかもしれないが?
いや・・・何のことはない。
娘を連れて帰って、雑炊等の簡単に食べられる食事(娘のリクエスト)を作り、それを食べさせながら、バーボンロックをボトル○本、飲んでいるだけの事なのだが・・・。
当然、寝るのが2時or3時になってしまう。
朝、子等の弁当と朝食を作らなければいけないので、6時には起きるのだから、良く身体が保つものだと、自分で感心してしまう。
・・・と、すっかり、前置きが長くなってしまったが、そんな時間まで起きていると、様々なTVショッピングを目にすることとなる。
しかし、昼のTVショッピングも怪しさイッパイだが、夜のTVショッピングは怪しさを超えて、胡散臭さ爆発である。
中でも、ダイエットグッズ、ダイエット食品、健康食品の類は、私の爆笑を取れる程の胡散臭さが大爆発している。
中でも、胡散臭い商品を、「医学博士○○先生も推奨している××だから安心です」というフレーズに一つで消費者を欺こうとするその思惑には、ホントにたまげてしまう。
確かに、日本人は○○先生、○○博士とかいう肩書きに弱い。
日本人のノーベル賞受賞に水を差す訳ではないが、鈴木章氏、根岸英一氏の両名は、鈴木氏は北海道大名誉教授、根岸氏は米パデュー大特別教授という肩書きがある。
例えば、受賞のニュースを伝える時に、鈴木章・北海道大名誉教授、根岸英一・米パデュー大特別教授という肩書きも無しに、「北海道○○市在住の鈴木さんとアメリカ○○州在住の根岸さんがノーベル賞を受賞しました」と紹介されたら、何ともしまらないニュースになりそうである。
名誉教授や特別教授とは、多分、名誉職なのだとは思うのだが・・・
脱線してしまったが、多くの方は、“医学博士=医師”と同じと思ってはいないだろうか?
残念ながらそうではない。
医師は、医大あるいは医学部の医学科を卒業して、医師国家試験に合格した者のみに与えられる国家資格である。
医師免許がなければ、診察・治療をすることはできない。
では、かたや医学博士とは何ぞや?
医師国家試験に合格し国家資格を持たなくてもなれる”称号”である。
どういうことかというと、日本の学校教育法には学位というものが定められている。
博士、修士、専門学位、学士、短期大学士などがこれである。
博士号はその中の最高学位ということになる。
博士号を取得するには、大学院の博士課程を修了するか、学位論文を大学院に提出する必要がある。
その提出先を、医科大あるいは医学部の大学院にし、提出すれば医学博士の出来上がりということである。
ただし、ここにも様々なカラクリがある。
医学の知識もさほど無いのに、医学博士が作り上げられているとしたら、あなたはその医学博士を信用することが出来るだろうか?