数回にわたり、ずっと“トクホ”を扱き下ろしてきたが・・・
もし、この成分はどうですか?というものがあったら、少し考えて欲しい。
それを取り入れることが・・・自然なのか?不自然なのか?
このシリーズの第6回目でビタミンについて触れた。
“ビタミンは不要である”というテーマで書くと、各方面から、“えっ!”という声が上がりそうなので、またの機会に取り上げると言うことにして、取り分けて、ビタミンということではなく、天然と合成の違いについて話を進める。
古来、人類は自然をまねて発展してきた。
鳥を見て、空を自由に飛びたいと思った。
そして、飛行機が出来た。
今では、宇宙にまで行くようになった。
“バイオミクトリー”という言葉を聞いたことがあるだろうか?
「バイオ」とは言わずと知れた生物や生命を意味し、「ミミクリー」とは動物の擬態を意味する。
ゲーマーならのダンジョン内の宝箱に擬態したモンスター“ミミック”と言ったら分かり易いかも知れない。
近年、生物の真似をした最先端の科学技術の開発が盛んである。
例えば、雨上がりの水面に浮かぶ蓮の葉には、きれいな水が溜まっている。
ドイツの塗料メーカーは、蓮の葉の表面にある凹凸が雨水を球状にし、汚れとともに流れ落ちることを発見し、自己洗浄作用を持つ塗料を開発した。
身近なところでは、我々の子供の頃は、服に投げるとくっつくことから“くっつき虫”などと呼んで遊んだいたオナモミの実。
この応用がマジックテープである。
また、JR西日本は、高速で走る新幹線の騒音低減を2種類の鳥を参考にしている。
1種類目はカワセミ。
カワセミは、餌を獲るために高速で水中に飛び込むが、水しぶきがとても小さい。
研究の末、最も空気抵抗が小さい形をしていることが分かり、そのくちばしをヒントに空気抵抗や騒音が少ないかたちにデザインされている。
2種類目はフクロウ。
鳥の中でフクロウが一番静かに飛ぶ。
これは、フクロウが独特な風切り羽根を持ち、風切り羽根にあるノコギリ状のギザギザが空気を拡散し、静かに飛ぶことを可能にしていることが分かり、パンタグラフに風切り羽根をまねたギザギザをつけ、30%の騒音削減に成功している。
こうやって自然は私たちの生活の中に知らぬ間に取り入れられている。
では、食品ではどうなのだろう?
食品でも同様に自然にあるものの、分子構造を模倣したモノが盛んに研究開発されている。
科学者や知識人は、自然な“モノ”と分子構造が同じなのだから、人口で作った“モノ”であっても安全・安心であるという。
果たしてどうなのだろう?
今回は少し横道にそれてしまったようだが・・・
現在、このブログを沖縄で書いている。
・・・ということで、より自然を感じているということで、堪忍して欲しい。
次回へ・・・