前回、こんにゃくゼリーについて触れたのだが・・・。
まだ、怒りが収まらない。
いつからこの国はこんなになってしまったのだ?
消費者を煽動して、とある一企業を潰すキャンペーンのような勢いでニュースを取り上げるマスコミ。
それに呼応する消費者。
また、それに汚くののしるような言葉で煽るネットユーザー。
確かに、餅や飴の方が窒息事故は起こっているかも知れない。
考えてみよう・・・
私の周りで餅や飴を口にしたことがない人間は見あたらない。
あなたの周りではどうだろう?
私の周りでは、こんにゃくゼリーを口にしたことが無い人間は大勢いる。
あなたの周りではどうだろう?
日本の人口比にすれば、僅かな人間が口にしている中での事故でないのか?
企業はその事故を真摯に受け止めなければいけないはずなのに・・・
その形状、その触感でヒットしたものだからそれにしがみついて、もっと儲けようとする。
国は国でもっと早期に対応が出来たはずである。
マスコミはマスコミで、どんなニュースを取り上げても金太郎飴で独自の視点がない。
前回の衆議院議員選挙もそうだが、一つの流れが出来るとそのまま押し流されてしまう国民。
一つの情報を自身で咀嚼することもせず、吐きだしてしまう行為は余りにも恥ずかしいのではないだろうか?
・・・と、ひとしきり怒ったところで、“難消化性デキストリン”について寄稿する。
“難消化性デキストリン”とは何?
難消化性・・・読んで字の如く、人間の消化酵素では消化しにくいもの。
デキストリン・・・加熱処理したデンプンをアミラーゼで加水分解し、その中で消化しにくい成分を取り出した食物繊維。
分かりやすく言えば、消化しにくい連結したブトウ糖であるが、水に溶けやすい食物繊維である。
“難消化性デキストリン”は、日本人の食生活が欧米化し、不足しがちな食物繊維を補う目的で作られた。
低粘性・低甘味の水溶液で色は透明、耐熱性・耐酸性に優れているため色んな食品に利用されている。
では、その効果は?
●糖の吸収スピードの遅延作用(食後血糖の上昇抑制作用)
●整腸作用
●脂肪の吸収スピードで遅延作用(食後中性脂肪の上昇抑制作用)
●内臓脂肪の低減作用
● ミネラルの吸収促進作用
・・・などの効果があるらしいが、これだけ書くと凄く良い成分のようである。
では、安全性は?
アメリカの食品医薬品局(FDA)でも、1日の摂取量の上限を明確に定める必要がないほど、安全な食品素材であると認めてるらしい・・・
果たしてそうなのか?
いかん・・・
怒りに文章を割きすぎてしまった・・・
次回へ。