前回に引き続き省エネ・・・。
本間さんの記事の中で、「冬は暖房費節約で、夏は冷房いらず」というコメントがある。
ちなみに本間さんは北海道在住なのでこのようなコメントになる。
逆に、九州であれば、「夏は冷房費節約で、冬は暖房いらず」ということになるのだろうか?」
何故、暑さと寒さの相矛盾した環境の両方で快適に過ごせるのだろうか?
ここで、ひとつ、湿度について考えてみよう。
湿度という言葉を、良く耳にはするが、どのくらいの理解があるだろう?
冬はカラッとしている・・・
夏はジメっとしている・・・
このように、日常会話でもよく使われる。
我々が一般的に使う湿度とは、相対湿度のことである。
相対湿度とは、ある気温で大気中に含まれる水蒸気の量(絶対湿度)を、その温度の飽和水蒸気量で割ったもので、単位は%で表される(相対湿度=絶対湿度÷飽和水蒸気量)。
飽和水蒸気量とは、1立米の空間に空気が含む事のできる水蒸気の質量をgで表したものである。
相対湿度は温度と密接な関係にある。
空気は暖かいと、多くの水蒸気を含むことが出来るが、冷たいと少しの水蒸気しか含む事が出来ない。
余り詳しく解説しても、混乱を招くかも知れないので・・・
現実的に解説してみよう。
同じ温度でも湿度が違うと、感じ方が違う。
湿度が高いときは、「暑くor温かく」、湿度が低いときは「寒くor涼しく」感じる。
湿度60%・温度35℃のハワイと、湿度80%・温度35℃の沖縄ではどちらが過ごしやすいだろう?
多分、答は皆同じだろう?
同じように考えると、湿度50%で温度が20℃の部屋と、湿度30%で温度が20℃の部屋ではどちらが過ごしやすいだろう?
そう・・・湿度が高い方が過ごしやすいのである。
実際に、一般工法の家と抗酸化工法の家とでどれくらい違うのかを画像で見てみよう。
実は、この写真を撮るために、先ほど家まで一往復してきたところである。
私が住んでいる家は、とある理由で大家族になったため、賃貸で借りている。
借りる際に、既にリフォーム後だったのだが、不動産屋さんを通して、大家さんに自費で抗酸化工法でのリフォームをさせて欲しいとお願いしたのだが、高齢のため難しいことは解らないと却下されたらしく、何も出来なかった。
今日の大阪は、朝方は冷え込んで、車全面に霜が降り、銀色の軽自動車の窓からボディから凍りつき、真っ白な新車になる程の寒さだったのだが、昼からはポカポカと暖かい。
どちらも同じ条件にするためにファンヒーター等は使用していない。
これも昼からポカポカ陽気だったから出来たことである・・・
湿度35%で温度11.7℃と、湿度45%で温度18.3℃。
湿度と温度の関係を考えれば、一目瞭然・・・
はい・・・あなたはどちらの家に住みたいですか?
次回へ・・・。