東北地方太平洋沖地震から2ヶ月が経過した。
呼称も「東日本大震災」と閣議決定され、一般的にこう呼ばれるようなった。
10日現在、警察庁のまとめでは、死者14,949人、不明者9,880人となっている。
死者・不明者併せて24,829人にものぼる。
これだけではない。
この今現在でさえ避難所生活を強いられている方達が大勢いる。
各県災害対策本部によると・・・
岩手の避難者は在宅で食事や物資の支援を受けている人を合わせ、5日現在で30,7482人。
宮城は10日現在で石巻市、南三陸町、気仙沼市など沿岸の13市町を中心に33,207人。
福島第1原発の半径20キロ圏内が警戒区域となっている福島は10日現在59,020人。
この内訳は、県内の避難所で生活している住民が24,965人なのに対し、県外避難者が34,055人。
県外避難先は44都道府県にものぼる。
家族を失い、家も失い、職も失い・・・
それでも懸命に生きている。
私が被災地入りしたときには、絶望の色一色だった。
しかし、(残念ながらテレビでしか窺い知れないのだが)最近は、絶望から一筋の希望が見受けられるような感じがする。
・・・とは言え、地震直後から映しだれていたテレビの映像も、実際に現地入りすると、全く語り尽くされていないと言うことを実感しているだけに、そんなに楽観視出来うるものではないことも理解している。
日本人は逞しい。
被災者、復興支援している関係者、ボランティア、etc・・・
皆、今できることを精一杯やっている。
それに比べて、政治屋さんたちは何をしているのだろう???
あえて書かなかったが、私が被災地入りして、驚くというより何より呆れてしまったのは、時の政権政党と第一野党である。
津波でグチャグチャになっている廃屋に、この2党の真新しい政党ポスターがテープで貼り替えられていたのである。
流石の私も、この状況下で、真新しい政党ポスターを貼りに来るという神経に怒りと言うより呆れて開いた口が塞がらなかった。
12万人近い人たちが、避難所生活を強いられているというのに、たった今のこの瞬間でさえ、民主党は民主党で、首相を引きずり下ろし、首のすげ替えを考え、自民党は自民党で、政権奪回のことばかりを考えている輩ばかりである。
中には本当に被災者のこと、日本の将来のことを憂えて、粉骨砕身して世のために尽くしている政治家もいるのだろうが???
今は超党派で乗り切らなければいけない国難が目の前に立ちふさがっているのである。
しっかりしてくれよ・・・
政治屋さんたち・・・
震災から2ヶ月、ブログも徐々に再会していこうと思う。