昨日、ある人の紹介で水の浄化システムを販売している人にあった。
この人は、その浄水システムを凄いというのだが、限界も知っていた面白い人だった。
前回の新潟行脚の間にも、浄水器に対しての質問があったので水に対しての考え方の参考にして欲しい。
一つ川をイメージして欲しい。
川の上流は、流れが速く澱みが出来ない=腐らない。
では、川の下流は流れが停滞し澱みが出来る=腐る。
水も動いていればエネルギーを産み、我々に水力発電というエネルギーを供給してくれる物にもなりうる。
しかし、水が究極の酸化物である以上、一旦、動きが無くなれば腐っていくしかないのである。
では、視点を変えて、最近の浄水器にはどんなものがあるのか?
☆(前回、書いた)逆浸透膜方式。
これはもう解説するまでもないだろう。
☆アルカリイオン水。
この単語を聞くと?となってしまう。
作り方としては水を電気分解して、H3O+(エッチ・スリー・オー・プラス)とOH-(オー・エッチ・マイナス)に分け、陰極側に集まったアルカリ度の高い水OH-(オー・エッチ・マイナス)のことを言うらしい?
中学時代に電気分解の実験を経験していると思うが、都合良く水素イオンと水酸イオンにわかれてはくれない。
まやかしの商法だとしか言いようがない。
☆活性炭を使用するもの。
活性炭で塩素やトリハロメタン等を除去するらしい。
塩素は菌が繁殖しないように入れられているのに、それを除去したら菌の繁殖を促すようなものではないだろうか?
また、活性炭には様々な菌を吸着していくの考えるだけで恐ろしい。
☆ 磁気を利用するもの。
水は常磁性体なので、磁気の影響は受けないのだが?
いったい何をしたいのだろう?
☆ マイナスイオン水。
これに関しては、マイナスイオンを別で取り上げたいのであえて記述しない。
☆ 最近、流行のスーパーで売られている水。
多くの方は、専用容器を購入してスーパーで水を汲んでいるようだが・・・
加熱用、調理用の区別ができているのだろうか?
塩素をなくすのだからその時点から雑菌が繁殖しているのに・・・
その他にも様々な方法で水商売が盛んである。
どちらにしても、上記に書いたように水は止まってしまえば腐るのみなのである。
ましてや、その水を様々なもので除去するために使ったフィルター(活性炭、麦飯石等々)は、雑菌の宝庫にならざるを得ない。
では、浄水器を抗酸化すればもっと良いものができるのでは?
ペールでいちいちくみ置きするのは面倒だからなのか、結構、そんなものを求める声あがる。
しかし、流れを止める以上は限界が来てしまう。
流れを止める以上、バランスを取るのが難しくなる。
悪玉菌優勢になれば、抗酸化処理していたとしても、雑菌が繁殖する。
例えば、抗酸化工法の家はカビが生えない。
これは、あくまで人が生活し空気を動かすから実現できることである。
何年も締め切ったら、当然、カビも生えることはあるだろう。
これと同じ原理を浄水器に置き換えれば理解できるだろう。
色々な水商売が行われていますが、皆さん気をつけてください。
抗酸化を理解して、無駄な高い買い物をせず、いきいきペールに水道水を入れて、一日1~2回攪拌した水を使用することで、安心を手に入れ、かつ健康になって欲しいと思う。