先週末、水曜から金曜日にかけて、奄美大島に行っていた。
商品ラインナップにあるシャンプーとトリートメントの材料になるハイビスカス畑の状況を確認するためである。
滅多に無いことだが、5月末の台風2号という若い台風が、沖縄・奄美大島地方を襲い、各地で土砂崩れが起き、大変な状況を耳にしていたから気が気ではなかった。
2ヶ月経つというのに、ところどころで道路の補修工事が行われている。
一応、被害の少なそうなところに畑を作り、ハイビスカスを栽培しているのだが、現地に着いてホッと胸をなで下ろした。
・・・で、安心したのも束の間、帰ってみると、新潟と福島が集中豪雨で大変なことになっているではないか。
とりあえず、新潟抗酸化工法研究会の吉川会長に電話をしてみると、「とりあえず避難勧告はでているけど大丈夫」とのことだったが、「三条や長岡の方が深刻みたいですよ」とのことなので、弊社役員の甲信越窓口の佐藤女史に、会員さんに電話で連絡を取ってもらうことにした。
しばらくして、とりあえず会員さんは大丈夫とのことで、胸をなで下ろす。
しかし、今年は、地震、台風、水害と災難が続くなあ_| ̄|○
・・・と、またまた脱線してしまいそうなので、話をオール電化の話に戻そう。
唐突だが、私は自他共に認める料理人である。
五島出身と言うこともあり、田舎から取り寄せた魚で魚づくしの晩ご飯を作ったり、家内の体調次第では、朝ご飯を作ったり、子供らの弁当も作ったりしている。
その立場から、IHクッキングヒーターで本当の料理は出来ないよと言いたい。
テレビや展示会では、IHクッキングヒーターも機能が良くなって、ガス以上の調理が出来るようになった・・・云々。
・・・とのたまっているが、そんなに良い物ならば、料理人が使うはずである。
煮物の場合を考えてみる。
IHクッキングヒーターは、ヒーター面に鍋底を接して加熱していくので、食材をかき混ぜなければならない。
それに比べ、ガスは鍋底だけではなく鍋肌全体を加熱することにより、鍋内部に対流を作るので、具材に均一に熱を加えることが出来るので、撹拌の頻度は少なくてすむ。
IHの場合は、鍋底のみの加熱のため、いたずらに撹拌して、煮くずれを誘う可能性もある。
コストも見てみると、上記を考えただけで、IHは時間がかかりそうだなと想像がつく。
出典は、“簡単解決!オール電化+ガス 比較情報”というところからだが・・・
例えばアルミ製の鍋を使って2リットルの水を沸かす。
通常のガスコンロでは7分ほどで沸くが、ダブルオールメタルIHクッキングヒーターでは11分以上の時間がかかる。
ここでのガス代は4.42円(関東地方参考)、電気代は8円ほど(関東地方)になる。
次に、炒め物の場合を考えてみる。
これはメーカー自体も悩みの種なのだろうが、IHでは鍋ふりが出来ない。
鍋が接地していないと、自動的に切れてしまうからである。
最近は、これを解決した物もあるようだが、言わずもがなである。
通常、炒め物をするときには、鍋を振ることにより、熱い鍋肌との接触面積を大きくし、余分な水分を蒸発させるとともに、具材に均一に熱を加える。
これがないと、美味しい炒め物は出来ない。
炒め物に関してもコストは、ガスよIHクッキングーターの方が、1.5倍から3倍かかるようである。
魚等を焼くグリルにしてもしかりである。
ガスは空気の対流を生むために、短時間で素材のうまみを逃すことなく、美味しく焼くことが出来る。
IHクッキングヒーターのグリルは使ったことないが、両面焼きは両面焼きでも、下と上と交互に加熱していく方式らしい。
焼き物は、まず外をカリッと焼き上げ、中にうまみを閉じこめて焼いていくのが美味いと言われる。
IHの場合は、交互にじわっと焼いていくわけだから、時間はかかるし、コストもかかるし、味も?ではなかろうか?
更に、IHクッキングヒーターの不便なのは、3つのコンロを同時に使うと、最大出力では使えないと言う点である。
私の料理人としての立場でなく、一般の方が、IHクッキングとガスコンロを比較実験したものは無いかと探していたら、こんなブログを見つけたので紹介してみたい。
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10041888540.html
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10042009885.html
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10042136047.html
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10042136288.html
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10042247652.html
http://ameblo.jp/mayu02981/entry-10042279130.html