「真実の口」277 東北再訪・・・東日本大震災から6ヶ月(前編)

昨日で、東日本大震災から6ヶ月が経過した。

11日現在、警察庁のまとめでは、死者15,782人、不明者4,086人となっている。

死者・不明者併せて19,868人。

9/5~9/7にかけて、東北を再訪した。

半年でどれくらいの復興を遂げたのかを確認したいと言う理由と、半年経過した今の状況で抗酸化の技術が、何か役に立てることはないだろうかということを考えるためである。

前回は、仙台空港自体が被災していたため、いわて花巻空港から東北入りした。

今回は、仙台空港にて、いつものようにト○タレンタカーで車を手配しようと思ったのだが・・・

Webで予約しようとするが、『東日本大震災の影響により、仙台空港営業所での貸し出しは販売停止をしております。』というメッセージ・・・

ん?

まだ、復旧できずに、借りられないのか???

仕方がないので、ニッポ○レンタカーで手配を済ませた。

前回、私が仙台を訪れたのは、皮肉にも2010年7月に開催された“住まいの耐震博覧会2010・夢メッセみやぎ”の応援に駆けつけた時のことである。

津波の前では、耐震構造も・・・(((((>_<;)))))

私は、いつも窓側に席を取るので、何度も行ったことのある空港の飛行経路は覚えているのだが・・・

今回、飛行機内で少し気になったことがある。

何だか、いつもと航路が違うような気がしたのである。

途中から凄く迂回をしていったのである。

風の影響であれば、アナウンスでもあるはずなのだが・・・

もしかしたら、福島原発の放射能に関係しているのだろうか???

9/5・・・仙台空港上空から眼下を見る。

この時期、通常であれば、田んぼに実る稲穂で一面の緑という状況なのだろうが・・・

残念ながら、仙台空港周辺の田んぼは、茶色いままだった・・・

田植えどころか、開墾さえままならない状況だったことがうかがえる。

防風林も、一様に海から陸に向かった方向へなぎ倒されて、そのまま枯れている。

着陸しながら、3/11あるいはそれ以降の仙台空港のテレビ映像を思い出す。

流される乗用車、飛行機、ヘリコプター・・・

滑走路から見た仙台空港は、以前の仙台空港と何ら変わりはなかった。

現地を早くみたいという焦燥感に駆られながら、レンタカーの手続きをしにカウンターへ向かう。

あれ?

ニッポ○レンタカーのカウンターの隣にト○タレンタカーがあるではないか?

まあ、今回はそんなことはどうでも良い。

受付を済ませると、カウンターのスタッフが、「空港周辺の10km圏内には、ガソリンスタンドが無いので、名取市役所の周辺で給油してください」とのこと。

ああ・・・ガソリンスタンドの地下タンクに海水が入ったため、復旧できていないのかと納得。

空港から、送迎車でニッポ○レンタカーまで移動。

ん?

プレハブではないか・・・

周りを見ると、オリッ○スレンタカーもニッサ○レンタカーもプレハブで営業している。

周囲の防風林も立ち枯れしたり、なぎ倒されたりと歯抜けの、何ら役に立たない状況になっていた。

スタッフに話を聞いてみたのだが、表現のしようがないというのが本音らしい。

次回へ。