今日は少し愚痴らせて欲しい・・・。
企業の窓口を担当していると、辟易するような人が、年に一人ないし二人はいる。
多くの人間がそうだと思うのだが、インターネットが普及したお陰で、手紙でのやりとりは極端に減った。
私みたいな悪筆の人間は、メールという意思疎通手段は非常に重宝している。
ただ、このメールという手段は、単にキーボードを叩いていくという作業のため、手紙に文字を書くのと違い、文字自体には感情は投影されない。
そのため、例えば、ビジネスメールのように相手を全く知らない場合のメールのやりとりは、送り手も受け手も客観性を持つことが大事だと考えている。
ただ、ビジネスメールのやりとりに慣れていない人は、主観を入れてメールを読んで、勝手に誤解をする場合がある。
前置きが長くなったが、つい先日、溜息を隠せなかった例があった。
出張中に電話がなり、『いきいきぺールにオムツを入れたが悪臭がする』というのである。
ペールは今まで数十万個が出ているが、そのような事例は届いたことがない・・・。
疑問を感じながら、使い方を聞いてみたが、何も不思議なことはない???
「一度、洗浄して、天日干しして、再度、使用して臭いがするようであれば、大阪で実験しますので送ってみて下さい」と言うことを伝えた。
数日後、『やはり、臭いがひどい』というので、大阪に送っていただき、実験してみることにした。
不幸中の幸いというか、我が家の乳児が下痢をしていた。
実験するにはもってこいである・・・。
早速、その日から、オムツを入れて、他の子らには何も言わないで、リビングにペールを置いて、過ごしてみた。
一週間実験するも、臭いは当然ない。
念には念を入れて、猫の尿のついたトイレシートを入れて、友人宅でブラインドテストしてみた。
猫の尿の臭いをかいだことのある人間なら解ると思うが、とてもじゃないが絶えられない。
しかし、結果は同じく、臭い無しである。
これらの結果をメールでお伝えすると、本人、曰く“絶句”したらしい・・・。
その際、使用方法を更に詳しく書いてきたので、よくよく読んでみると微妙に使用法が違うのである。
『ビニール袋に入れて口を縛ってからいきいきペールに容れてふたを軽くしめました。』というのである。
HPでは、「オムツ・汚物をそのまま入れて下さい」と書いてある。
この違いがどう影響を与えるか解るだろうか?
ビニール袋を密閉すると、嫌気性発酵になってしまうのである。
更に、3時間後に新しいオムツを入れようとしたら、臭いがきつかったため『ふたは先程よりもしっかりと閉めてみました。』というのである。
HPでは、「ふたは密閉する必要はありません。軽く上に載せるだけにしてください。」と書いてある。
通常であれば、中のビニール袋を縛ったとしても、蓋を完全密閉しなければ、ある程度の嫌気性発酵の臭いも抑えるのだが、残念ながら、完全密閉してしまったようなのだ。
そこで、あからさまに使用法を間違っていますという指摘ではなく、あくまでご本人に気づいていただけるように、私との使用法の違いを書いて返信した。
すると、『御社ホームページにハッキリと記載がされておりませんでした。』と返事が来た。
「?」と思いながら、HP上にも記載している旨を返信すると・・・
『中のビニール袋をしっかり縛ると、嫌気性発酵がする。蓋をしっかり閉めると、更に、嫌気性発酵が進む。』ということを記載しないから、このような事態に陥ったのであるというような文言が、ご丁寧に赤文字で返ってきた。
また、『数十万に一人でも、数百万に一人でも、ユーザーの苦情は聞き入れるべきである。』・・・ときた(苦笑)。
ペールで食品を作る際に、バクテリアのバランスがとれずに失敗して、問い合わせを頂くことがあるが、これらは、正しい作り方を提示すれば、まず、失敗する人はいない。
「今回のように、ペールにオムツ(あるいはペットのフン)を入れた場合、食べた物によって、バクテリアのバランスを崩し、嫌気性発酵が通常より進む可能性も考えられるかもしれません。」とも書いていたのだが・・・
『私たちは、変なものは食べていません。想像や想定で話をしないでください。』ときたもんだ。
現物を見ていないのに、想定・想像でなければ、事象を説明できないと思うのだが・・・?
極めつけは、会ったこともない私の性格を勝手に決めつけて、批評もしていただいた。
想像力は欠落しているが、妄想力は富んでいるのだろうか?
残念ながら、このような人に継続して使用していただいても、他のトラブルを持ち込んだり、他の人に誤った情報を伝えられても困るので、返金処理で対応することにした。
「今回は、返金で対応させていただきます」という旨のメールを送ると、以外にも、「ご連絡頂き、有難うございました。色々とお手数おかけしました。」と言う丁寧なメールが返ってきた。
私も振込のご案内と「こちらこそご迷惑をおかけして、誠に申し訳ございませんでした。」というメールを送ろうと思ったが、送信エラーになる???
3度ほど送り、ああ・・・受信拒否したのかと・・・得心( ̄▽ ̄;)アハハ…
如何だろう?
このような人の共通点は、「私は間違っていない。もし、間違っていたとしても、その責任は販売側にある」という強い意志と、決して、謝らないという頑なな態度である。
申し訳ない・・・愚痴につきあっていただいて・・・m(__)m
抗酸化溶液活用製品は、バランスを整えるものなので、正しく使えば、誰でも同じような効果を得られるものである。
もし、効果に疑問が出たら、それは何らかの使用法の違いがあると思うので相談してほしい。
決して、主観的に決めつけず・・・、楽しむことが何よりである。