昨年11月に続いて、12月にも韓国へ行ったので、引き続き、訪韓記を寄稿したいと思う。
1日目・・・12月21日。
今回は、会田氏も同行するので、関西国際空港で待ち合わせすることになっていた。
通常であればフライトの1時間半前に着くように空港に向かうのだが、会田氏の札幌千歳からの飛行機が、10時前に着く事になっていたので、それにあわせて、事務所を出発した。
いつもは、事務所から空港まで、国道1号線から阪神高速守口線に入り、環状線を通過して、湾岸背へと連絡して、1時間半弱で着くのだが、この日は年の瀬と言うこともあり、阪神高速が大渋滞していた。
会田氏から、到着の電話をもらった時にも、ようやく、環状線を抜け、湾岸線へ入ったところだった。
ご存知のように、国際線は60分前に搭乗手続きをしなければいけない。
私が、空港に着いたのは、65分前・・・ヾ(・ω・`;)ノぁゎゎ
空港で会田氏と合流して、慌てて、チェックインを済ます。
いやはや・・・今回はどんな珍道中が待っているのやらと思いつつ、釜山空港へ向かった。
気流に乗ったのか、予定到着時間より、早く着いてしまった。
毎度のことだが、金社長は・・・いない( ̄▽ ̄;)
毎度毎度のことなのだが、到着ロビーで数10分待たされる。
そのうちに、通訳の李さんが現れて、金社長は少し遅れるとのこと・・・。
まあ、ソウルから釜山まで、車で7時間近くを運転してくるのだから、仕方がないと言えば仕方がない。
金社長が現れるまで、コーヒーを飲みながら、時間を潰し、今日のスケジュールを李さんに聞く。
すると、楽しみにしていた全州(チョンジュ)にある柳(ユ)さんの苺農園が時間の都合で行けなくなったと言うではないか・・・。
会田氏も私も、それだけが楽しみだったのに・・・。
遅れてきた金社長に、苺が食べられないとブツブツ文句を言いながら、前回の訪韓時に、農場を見に行く約束をしていた安東(アンドン)の兪(ユン)さんの白い像農園へ、向かうことになった。
着いたときには、既に、陽が傾き始めていた。
兪さんとの挨拶もそこそこに、早速、農場を見て回った。
周りのリンゴ農園は葉っぱが落ちているのに、兪さんの農園だけは葉が落ちていない。
何故、こんな事が起きるのか(?)と兪さんは訝しがる。
我々は、木と葉を見て回ったのだが、生きていることを確信した。
ついでに、スコップを持ってきていただき、土を掘り起こして、臭いをかいでみた。
発酵臭がする・・・!
間違いない・・・!
我々は、兪さんに、「えみなの分量を間違ったため、本来、呼吸すべき葉が十分な呼吸が出来なくなり、そのために花を咲かすことが出来ず、引いては実を成すことができなかった」という結論を伝えた。
木も植物も人間も皆同じである。
呼吸と栄養のバランスを取らなければいけないのに、呼吸が出来なかったため、全身に栄養を運ぶことが出来なかったのだ。
兪さんは、私の説明になっとくしたのだが、それよりも、土の臭いを嗅いでいたことに驚いたらしい。
私は、「必要であれば、舐めますよ・・・。もちろん、無農薬の農場に限りますけど・・・。ここは、凍っているからしないだけです・・・。」
・・・と伝えると、更に、驚いたようだ。
また、居合わせた他の農家の人たちは、「葉が落ちれば木は枯れる」と、最後まで危惧していた。
しかし、私は、確信した。
この農園の機は十分に熟している。
来年は、必ず実をつける。
自信を持つように兪さんに伝えた。
ちなみに、兪さんの作業小屋では、部屋の中というのに、壺に氷が張っていた。
その氷に葉を置いて撮影してみた。
ちなみに、この葉は、ご覧のように私の財布の中で、同じ状態を保っている。
最後に、零下5度の中、記念撮影。
そして、我々は、安東で抗酸化住宅を建てた陳さんも合流して、いつものように宴会へとなだれ込んだ。
(右記参照)詳細はこちら>>