今回で、400回目の寄稿となる。
記念となるブログなので、日本のために、有用な情報を寄稿したいと思う。
5月16日のブログで、福島県の土を採取してきて、抗酸化溶液が、放射線低減に対して有効かどうかと言う実験を寄稿した。
その際には、α線、β線、γ線の3線合計での計測実験の結果を報告させていただいた。
しかし、実験している担当者に言わせると、現実的には、γ線の低減ができることがベストらしい。
γ線は、10pmよりも短い波長で、α線・β線に比べて、透過能力が高い。
通常、γ線の遮蔽には、鉛、鉄、コンクリート等の比重の重い物質が使われる。
一般には、鉛がよく利用されるのだが、10 cmの厚さで約1/100 ~1/1000に減衰される。
γ線は、飛程(放射線の拡散距離)が長く、電荷を持っていない。
その為、電磁気力を使って方向を変えられないため、γ線の防護は、他の放射線と比較して難しいと言われている。
また、γ線の持つ電離作用が、DNAを傷つけ、発がん作用を引き起こす。
今回の実験では、γ線に焦点をあてて、実験してみた。
今回も、前回、福島県の道路脇で採取してきた土を使用した。
採取時、その地点の、周辺中空の放射線量は8.7μSv/hを示していた。
プラスチック容器に150gを入れて、セシウム137のγ線放射線量を計測してみると、計測器の上限を示す9.99μSv/hだった。
現実には、上限値を越える数値ではないだろうか?
次に、400ccに対して、“えみな-Premium-”を約10g溶かして、セシウム混入土に混ぜ合わせて、自然乾燥後、更に、温風乾燥させて、計測した。
第一回目の実験
結果は、9.02μSv/h・・・。
150gのセシウム含有土に対する“えみな-Premium-”の濃度は、約0.004%程度である。
第二回目の実験。
セラミック水の100ccを加えて、自然乾燥後、更に、温風乾燥させて、計測した。
結果は、8.92μSv/h・・・。
第三回目の実験。
同様に、100ccのセラミック水を加えて、自然乾燥後、更に、温風乾燥させて、計測した。
結果は、8.29μSv/h・・・。
第四回目の実験。
同様に、100ccのセラミック水を加えて、自然乾燥後、更に、温風乾燥させて、計測した。
結果は、8.17μSv/h・・・。
N氏の考えで、一回目以降は、セミラック水のみで実験したのだが、実際は、全国で三番目の面積を誇る福島県では、実用的とは言えない。
それでも、抗酸化同士の共鳴作用で、放射線は2割も低減した。
もし、これを全ての実験で、“えみな-Premium-”を使用していたら、どうなったかが楽しみである。
他の技術は、吸着で放射線の除去を行おうとするため、結局、吸着させた放射線入り瓦礫の受け入れ先を考えなければならない。
撒くだけで、低減するものは他にはない・・・。
七月にも、再実験を行い、また、改めて、報告したいと思う。
抗酸化溶液を使った商品では、利権が発生しない・・・。
それ故、国あるいは自治体が、国会議員や地方自治体の議員にとっては、うまみがない。
国の未来、福島県民の未来を真剣に考える人たちが、今、動いてくれている。
抗酸化溶液で世界が変わることを切に望む・・・。