日本最大の環境展“エコプロダクツ2009”が、東京ビッグサイトにて12月10日から12日まで開催された。http://eco-pro.com/eco2009/index.html
株式会社 会田総合研究所としては初めての出展になるが、北は北海道、南は沖縄まで多数の工務店の方達に駆けつけていただき、手伝いをしていただいた。
特に、関東近県の工務店の方々には、設営から撤去まで手伝って頂き感謝の念に絶えない。
出展社・団体数も721と不況の影響か前年度の758に比べると若干減ったようだが、日本最大の環境展であることには変わらない。
この錚々たる企業を見て欲しい。http://eco-pro.biz/ecopro2009/events/list_new.php
入場者数も以下のように過去最高の賑わいとなった。
12月10日(木) 天気:晴れ 来場者数:60,819人(昨年*57,236人)
12月11日(金) 天気:雨 来場者数:67,985人(昨年*66,789人)
12月12日(土)天気:晴れ 来場者数:53,706人(昨年*49,892人)
総来場者数:18,2510人(昨年*17,3917人)
一般の方も環境について興味を持っている表れであろう。
しかし、721社・団体が参加する展示会ではあるが、本当のことを語るブースがいくつあるのだろうか?
私はずっと、環境とビジネスは成り立たないと訴えている。
しかし、世の中には、エコビジネスなる言葉がまかり通り両立するかのように誤魔化されている。
物を作れば、エネルギーを使うのであるから決して環境には良くないのである。
企業は、他社より自社の技術が優れていると言って宣伝し、販売する会社は、今使っている商品より新商品の方が省エネだからと買い換えを奨める。
では、今まで使っていた物は何になるのだろう?
捨てられてゴミ?
リサイクルされて国内外で再流通?
結局、物を作り出せば、エネルギーを使い、ゴミが新たに増えるだけにしかならない。
本当に環境のことを考えているのであれば、製造メーカー各社で各々の技術をオープンにして、最高の技術一つを共有しあえば無駄は無くなるはずである。
しかし、製造メーカーは、自分の所だけ生き残ればいいと考えているのだから、決して出来ないのである。
以前、ビデオテープのVHS vs ベータという戦争があった。
最近では、懲りずにブルーレイVS HDDVDなる構図で争っている。
結局、企業は金儲け優先であり、エコと叫んでも見かけだけである。
企業だから経済活動で利益を出さなければいけないというのは当然である。
しかし、いい加減にエコという傘に隠れてエゴビジネスの展開は止めて欲しい物である。