「真実の口」448 化学物質の室内濃度の総量規制について・・・②

前回の続き・・・。

毎日新聞の記事を元に、「ケミレスタウン・プロジェクト」をネット検索してみた。

そのトップページに、「?」と思うような文章が溢れている・・・┌|*゚o゚|┘ウホウホ

著作権の問題があるので、全文、コピーして紹介する訳には行かないので、興味があったら、自身で検索してみて欲しい・・・。

『株式会社〇〇〇住宅、株式会社〇〇〇ハウジング(現株式会社〇〇〇)とNPOケミレスタウン推進協会および千葉大学とは、(中略)、無関係です。』

(@・Д・@)??

どうも、こういう風に書かれると、勘ぐってしまう・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

伏せ字になっている会社のうち一社は、私の所によく問い合わせがある会社である。

何の問い合わせか?・・・って、いやいや、それをここに書くのはは憚れます・・・( ̄▽ ̄;)

このプロジェクトの参画企業名も出ていたのだが、こちらは、記載しても問題ないと思うので、とりあえず記載してみるが、名だたる企業が目白押しである。

参画企業の皆様(五十音順)株式会社イトーキ、鬼怒川ゴム工業株式会社、クリナップ株式会社、京葉ガス株式会社、積水ハウス株式会社、株式会社高千穂、株式会社東急ホームズ、東京ガス株式会社、三井不動産株式会社、三井不動産レジデンシャル株式会社、リリカラ株式会社、ロンシール工業株式会社、YKK
AP株式会社

しかし、お知らせの欄外に、あえて、注意書きを以下のように入れている。

『本ホームページの「参画企業様リスト」に掲載されていない企業と、当プロジェクトは無関係ですので、ご注意ください。』

いったい、何があったんだろう???

また、このプロジェクトのHPで、最も違和感を感じたのは、以下の文章である。

『当プロジェクトは、(中略)、化学物質過敏症は対象としておりません。また個別の相談には応じることはできません。』

どうやら、このプロジェクトの考え方は、シックハウス症候群と化学物質過敏症は、全く独立したものであるということらしい・・・( ̄へ ̄|||) ウーム

まあ、確かに、前回のブログで書いたように、“化学物質過敏症の人”ではなく、“化学物質に敏感な人”が、たった15分、実験を行って、2割以上は、異常を来すような住宅しか提供できないのであれば、化学物質過敏症の人を受け入れては、“カネ”にならないからなあ・・・。

あっ・・・、書いてしまった・・・ε=┏(; ̄▽ ̄)┛

しかし、個別の相談に応じないって、困っているのは個人なのに、“カネ”のある企業じゃ無ければ、協力できないって、あからさまに言っているのだろうか・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

化学物質過敏症より、シックハウス症候群の人の方が、与(くみ)し易(やす)しとでも考えているのだろうか・・・・(@・д・@)??

当該HPを色々見たが、何ら得るものはない・・・。

しかし、このHPをあちこちクリックして見ている間に、面白いことを発見した。

積水ハウスだけ、ケミレスデータベースという、企業の紹介欄に入っていないのである。

そう言えば、大手ハウスメーカーで参加しているのは、積水ハウスだけだなあ???

実は、前回、寄稿した毎日新聞の特集記事の最後に、参画企業の中で、唯一、積水ハウスがクローズアップされている。

積水ハウスは、『「目標の空気環境を実現するにはどの建材がどれだけ使えるか」など、住宅の設計の指針を作るにあたってケミレスタウンでの実証実験結果を取り入れている。」とある。

更に、『ケミレス規準は今後、NPO法人「日本健康住宅協会」に引き継がれ、規準をクリアした住宅の認証制度を作り、社会で利用してもらうことを目指す考えだ。』

ん・・・(@・Д・@)??

また、新しいNPO法人が出てきたぞ・・・?

仕方がないので、「日本健康住宅協会」を検索してみた。

参加会員一覧を見て驚いた・・・。

大手ハウスメーカーはもちろんのこと、住設機器、建材、電力、ガスと様々な住宅に関連する大手企業が軒を並べて居るではないか・・・Σ(゚Д゚;エーッ!

どんな活動をしていく団体かというと、健康住宅という旗印の下、認定制度や資格制度をエサに、普及していこうとい団体のようである。

ケミレスタウン協会にとっては、“軒(のき)を貸して母屋(おもや)を取られる”みたいなもんだろうか・・・?

まあ、確かに、ケミレスタウン協会の運営の仕方では、“カネ”にはならないだろうからなあ・・・( ̄ー ̄)ニヤリ

両NPO法人が、本当に家を建てる人の健康を考えて、活動していくことを切に望む・・・。